年末年始の高速道路渋滞は激化傾向?
2023年末~2024年始の全国的な渋滞の傾向を解説NEXCO各社と本四高速、日本道路交通情報センターは、年末年始(2023年12月28日(木)~2024年1月4日(木)の8日間)の高速道路での渋滞予測を発表した。ここでいう渋滞は、交通集中による10km以上の渋滞を差すが、下り線では12月29日(金)、30日(土)、1月2日(火)に、上り線では、1月2日(火)と3日(水)に渋滞が多発する見込みだ。
前回と比べてどのくらい渋滞する?
渋滞する日はおおよそ見当がつくが、では前回と比べてこの年末年始はどの程度混雑するのだろうか。まず、全国の高速道路の上下線での合計渋滞回数だが、10km以上の渋滞が昨年度は124回だったのに対し、この年末年始での渋滞は計180回と予測されている。年末年始に高速道路を走るのが怖くなってしまいそうな数字だが、走っている高速道路で渋滞になってしまったらどうしたらよいのだろうか。
渋滞規模 | 2023年度予測 | 2022年度実績 | 前回との差 | ||||||
合計 | 下り | 上り | 合計 | 下り | 上り | 合計 | 下り | 上り | |
10km以上の渋滞 | 180回 | 62回 | 118回 | 124回 | 45回 | 79回 | +56回 | +17回 | +39回 |
うち30km以上の渋滞回数 | 5回 | 2回 | 3回 | 1回 | 0回 | 1回 | +4回 | +2回 | +2回 |
ドライバーの運転で渋滞緩和に貢献できる
高速道路各社では、ドライバーのちょっとした心がけで渋滞の緩和につなげられるとして、注意を呼びかけている。その内容としては、上り坂での速度低下に注意する、車間距離を詰めすぎない、車線変更は控えるといったどれも安全運転に直結する事柄だ。また、交通混雑時期は事故が多発することから、全席でのシートベルト着用や、こまめな休憩をとることも併せて呼びかけている。
高速道路各社では、駐車場整理員の配置や臨時トイレの設置、サグ部や渋滞末尾での注意喚起(上写真)をするとしているが、渋滞が予測される時間には利用しないほうがよいだろう。写真=NEXCO東日本
高速道路の利用日をずらすのがもっとも効果的
高速道路各社では、上下線に関わらず渋滞が予測されている日の利用を控えることがもっとも効果的な対策としている。各社からは渋滞のピーク日だけでなくおおむねの混雑時間予測も発表されているので、少なくともその時間は走らないほうが賢明だ。
利用日を前後にずらすだけで、渋滞に遭う確率はぐっと減る。資料=NEXCO東日本
なお、年末年始期間は休日割引が適用されないので注意が必要だ。また、冬の高速道路では突然の大雪に見舞われることがある。このため、気象等の情報を十分確認し、気温の低下や降雪などが予想される場合はあらかじめスタッドレスタイヤを着用したい。さらに、いざという時のためにタイヤチェーンを携行するとより安心だ。
※JAF Mate Onlineでは、各地域での渋滞予測を今後も掲載予定です。
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