東名・新東名・中央道の2023‐2024年末年始の高速道路渋滞予測

NEXCO中日本は、年末年始期間(2023年12月28日〜2024年1月4日)における高速道路の渋滞予測を公開した。この記事では、東名高速、新東名高速、そして中央道の渋滞予測についてまとめたので、帰省や旅行の参考にしてもらいたい。

目次

東名高速の年末年始渋滞予測

東名高速道路上り線東京インター付近で車両がスムーズに流れる様子

はじめに、NEXCO中日本が想定する東名高速道路の年末年始期間における渋滞予測を紹介する。下り線(静岡・名古屋方面)のピークは40km、Uターンのピークは30kmと見込まれており、NEXCO中日本管内でも特に激しい渋滞が予測される高速道路だ。それでは詳細を見ていこう。

下り線(静岡・名古屋方面)

東名高速下り線(静岡・名古屋方面)で年末年始に予測されている渋滞は以下の通りだ。

渋滞予測日 発生予測時間 渋滞の先頭 予想される渋滞の長さ 所要通過時間
12月29日 6:00~18:00 秦野中井IC付近 40km 1時間40分(通常時30分)
12月30日 6:00~18:00 秦野中井IC付近 35km 1時間25分(通常時30分)

東名高速の年末年始期間における下り線の渋滞ピークは12月29日で、秦野中井IC付近を先頭に、40kmの渋滞が見込まれている。秦野中井IC付近で渋滞が頻発する理由は、下り坂から上り坂に変わる「サグ部」と長い下り坂が続くため、無意識にドライバーはブレーキを踏み、速度を低下させてしまうためだ。

NEXCO中日本では、電光表示板などで速度低下ポイントを知らせ、注意を呼びかけている。

上り線(東京・首都高方面)

東名高速道路上り線(東京・首都高方面)で年末年始に予測されている渋滞は以下の通りだ。

渋滞予測日 発生予測時間 渋滞の先頭 予想される渋滞の長さ 所要通過時間
1月2日 9:00~翌3:00 綾瀬スマートIC(SIC)付近 30km 1時間15分(通常時20分)
1月3日 9:00~23:00 綾瀬SIC付近 25km 1時間(通常時15分)
1月4日 13:00~22:00 綾瀬SIC付近 25km 1時間(通常時15分)

東名高速の年末年始期間におけるUターンラッシュの渋滞ピークは1月2日で、綾瀬SIC付近を先頭に30kmの渋滞が見込まれている。また、1月3日と1月4日の両日とも、同SIC付近を先頭に20kmの渋滞が見込まれている。

綾瀬SIC付近で渋滞が発生する理由は、綾瀬SICからの加速・付加車線の合流部において、車線数の減少により、速度が低下するからである。

新東名高速の年末年始渋滞予測

新東名高速道路での静岡県と愛知県の県境

次に、NEXCO中日本が想定する新東名高速の年末年始期間における渋滞予測を紹介する。下り線(静岡・名古屋方面)のピークは20kmの渋滞が見込まれている。

なお、Uターン(関東・圏央道方面)において、20km以上の渋滞は見込まれていない。

下り線(静岡・名古屋方面)

新東名高速下り線(静岡・名古屋方面)で年末年始に予測されている渋滞は以下の通りだ。

渋滞予測日 発生予測時間 渋滞の先頭 予想される渋滞の長さ 所要通過時間
1月2日 9:00~19:00 岡崎東IC付近 20km 50分(通常時35分)
1月3日 9:00~19:00 岡崎東IC付近 20km 50分(通常時35分)

渋滞ピークは1月2日と1月3日で、どちらも愛知県の新城ICから豊田東JCTの区間で岡崎東IC付近を先頭に、20kmほどの渋滞が予測されている。所要通過時間は約50分と見込まれており、通常よりも25分ほど長くなる予測だ。

事前に渋滞情報を確認したうえでの運転をおすすめする。

上り線(関東・圏央道方面)

新東名高速の上り線では、年末年始期間に20kmの渋滞は見込まれていない。そのため、特に激しい渋滞が頻発する東名高速道路の利用を考えている方は、新東名高速の利用も選択肢に入れるとよいだろう。

中央道の年末年始渋滞予測

秋の中央自動車道韮崎インター付近

最後に、NEXCO中日本が想定する中央自動車道の年末年始期間における渋滞予測を紹介する。ピークは下り線(山梨・長野方面)が25km、Uターンは20kmと見込まれている。

それぞれの詳細を見ていこう。

下り線(山梨・長野方面)

中央自動車道下り線(山梨・長野方面)の年末年始期間における主な渋滞予測は、以下の通りだ。

渋滞予測日 発生予測時間 渋滞の先頭 予想される渋滞の長さ 所要通過時間
12月29日 10:00~14:00 相模湖IC 25km 1時間15分(通常時約20分)
12月30日 8:00~14:00 相模湖IC 25km 1時間15分(通常時約20分)

渋滞のピークは12月29日(金)および12月30日(土)で、相模湖ICを先頭に25kmの渋滞が見込まれている。所要通過時間も1時間15分と予測されており、通常よりも大幅に時間を要するため注意が必要だ。

中央道の利用日やピークの時間帯を避けられない場合は、最新情報を確認しつつ、事故にも気を付けながら運転したい。

上り線(東京・首都高方面)

中央道上り線(東京・首都高方面)の年末年始期間における主な渋滞予測は、以下の通りだ。

渋滞予測日 発生予測時間 渋滞の先頭 予想される渋滞の長さ 所要通過時間
12月30日 15:00~21:00 小仏トンネル(TN)付近 20km 1時間20分(通常時15分)
1月1日 14:00~21:00 小仏TN付近 20km 1時間20分(通常時15分)
1月2日 10:00~22:00 小仏TN付近 20km 1時間20分(通常時15分)
1月3日 9:00~22:00 小仏TN付近 20km 1時間20分(通常時15分)

Uターンラッシュのピークは12月30日および1月1日〜1月3日で、小仏トンネル付近を先頭にそれぞれ20kmの渋滞が見込まれている。

小仏TN付近は長い上り坂が続き、トンネル部も重なることに加え、年末年始で交通量が増加するため、激しい渋滞が発生しやすい。NEXCO中日本では、情報板で速度低下のポイントをお知らせして、速度低下の注意を促している。

年末年始の高速道路渋滞予測を参考に快適なドライブを!

年末年始は、特に交通が集中する時期で、中には20km以上の長い渋滞も予測されている。上記で提示した渋滞情報を参考に、渋滞予測時間を避けたり、東名高速から新東名高速に変更する等、迂回ルートを利用したりするとよいだろう。

NEXCO中日本のドライバーズサイトでは、リアルタイム交通情報や渋滞予測カレンダーで渋滞情報を発信しているので、上手く活用しながら、快適なドライブを実現しよう。

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