【1968年9月18日】人気のハコスカに新型「2000GT」追加を発表!|Today's memoriesあの日の記憶
文=津島 孝

ハコスカ誕生! 日産スカイライン2000GTが築いたGT-R伝説の原点

プリンスと日産の技術が融合。高速道路時代を見据えた本格GT“スカイライン2000GT”

2代目スカイライン2000GTは、L20型エンジンと4輪独立懸架を採用し、高速道路時代に向けて大幅に進化したGTカー。精悍(せいかん)なスタイル、安全装備、豪華な室内など、走りと快適性を高次元で融合したモデルとして注目を集めた。

【1968年9月18日】
人気のハコスカに新型「2000GT」追加を発表!

スカイライン2000GTの走行写真

直線基調の端正な4ドアボディーだが、後席ドアからテールエンドまで斜め上向きに付けられたプレスラインがシャープな印象で、スポーティーな走りにマッチしている

1968年9月18日、日産は「スカイライン2000GT」のフルモデルチェンジと同年10月9日からの全国発売を発表した。

新型スカイライン2000GTは1964年に誕生した高性能グランドツーリングカーの系譜を継ぐモデルであり、この時のモデルチェンジでは持ち前の技術力で「高速道路時代に対応した」ことが明確に掲げられていた。

最大の特徴は、新たに搭載された2L直列6気筒OHCのL20型エンジンである。セドリック用ユニットを基本に、圧縮比を高めるなど細部を改善して高速型の特性を獲得。最高出力105PS、最大トルク16.0kgmを発生し、6気筒ならではの滑らかさと高速耐久性を向上させた。

サスペンションは前輪ストラット式、後輪セミトレーリング式の4輪独立懸架を採用。ロングホイールベース化と併せて、快適な乗り心地と高速域での操縦安定性を確保した。前輪ディスクブレーキ、ヘッドレスト、3点式シートベルトなど、安全装備も大幅に強化され、当時の国産車として先進的な仕様となっていた。

スタイリングは新型スカイラインを基調に、ロングノーズ・ショートデッキの精悍(せいかん)なプロポーションを採用。グリルやテールを黒塗りとすることでGTカーらしい力強さを演出し、全長・全幅の拡大と全高の低下により、よりスポーティーな存在感を獲得した。

新型スカイライン2000GTは、日産と合併したプリンス自動車由来のスポーツセダンの流れを継承しつつ、日産が描いた“高速道路時代のGTカー”の方向性を明確に示したモデルである。後に登場するGT-Rへとつながる技術的基盤を築いた点でも、歴史的に重要な一台となった。

【GC10型 日産スカイライン2000GT】
●全長×全幅×全高:4430×1595×1390 mm ●ホイールベース:2640mm ●車両重量:1090kg ●搭載エンジン:L20 (1998cc 水冷直列6気筒OHC)

1968年に発売された新型スカイライン2000GTのインパネ

室内は木目調の計器板に丸型メーターを配置し、センターコンソールには燃料計・電流計・シガーライターを組み込むなど、GTカーとしての高級感を追求。前席はヘッドレスト付きのリクライニング式バケットシートを採用し、長距離走行での快適性を高めた

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