【1987年9月9日】80年代を象徴するボーイズレーサー、2代目「CR-X」発表!|Today's memoriesあの日の記憶
文=津島 孝

VTECで伝説となった80年代の名車! 2代目CR-Xが示した“軽さこそ速さ”のスポーツ哲学

軽量ボディーに先進技術を凝縮。ホンダのスポーツ思想を象徴した2代目CR-Xの実力

2代目CR-Xは、初代の軽快さを受け継ぎながら、空力・視界・操縦性・エンジン技術を大幅に進化させた“ハイテク・ライトウェイトスポーツ”。 1989年にはVTEC搭載の「SiR」が加わり、ホンダらしい高効率スポーツの象徴となった。

【1987年9月9日】
80年代を象徴するボーイズレーサー、2代目「CR-X」発表!

2代目ホンダCR-Xのリアビュー

ワイド感を強調する横一文字のテールランプと、ガラスハッチを組み合わせた独特の造形が特徴となるリアビュー。リアエンドに垂直の「エクストラウィンドウ」を追加することで、初代の課題だった後方視界も改善された

1987年9月9日に発表された2代目CR-X(同年9月16日発売)は、初代の軽快さを受け継ぎながら、ホンダの新技術を凝縮した“ハイテク・ライトウェイトスポーツ”として完成度を高めたモデルである。

1983年に誕生した初代バラードスポーツCR-Xは、FFながら俊敏な走りを実現した独自のスポーツモデルとして人気を獲得。2代目は「バラードスポーツ」の冠を外し、単に「CR-X」として再出発を図った。

基本構成は初代の進化版で、短い前後オーバーハングを持つ2ドアハッチバックの2+2シーターを踏襲。空力を重視した滑らかなフォルムへと磨き上げられ、スポーティーな軽快感と日常での扱いやすさを両立させたデザインとなった。

足まわりには、当時のコンパクトカーとしては異例の4輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用。軽量化とボディー剛性の向上により、俊敏な応答性と安定した旋回性能を実現した。

デビュー時のグレード構成は1.5XとSiの2種。上級グレードのSiは先代から継承したZC型1.6L DOHC 16バルブの進化版(ネット値で130PSを発生)を搭載し、優れた加速性能を発揮した。さらに1989年のマイナーチェンジでは、新開発のVTECエンジンを搭載する「SiR」が登場。最高出力160PSを達成し、当時のボーイズレーサーを代表する人気車種となった。

2代目CR-Xは、初代の軽快さを継承しつつ、空力・視界・操縦性・エンジン技術を大幅に進化させたモデルである。軽量・高効率・高回転というホンダらしいスポーツ思想を明確に示し、1980年代後半の“ハイテクスポーツ”を象徴する存在として市場に強い印象を残した。

【EF7型 ホンダCR-X Si(5MT)】
●全長×全幅×全高:3755×1675×1270 mm ●ホイールベース:2300mm ●車両重量:880kg ●搭載エンジン:ZC型(1590cc 水冷直列4気筒DOHC)

ホンダ2代目CR-Xの運転席まわり

運転席側に傾けられたセンターコンソールを採用するなど、すべての機能をドライバー優先でレイアウトすることにより、本格的なコックピット感覚を実現。シート形状や内装材質も見直され、長距離でも疲れにくい快適性を確保した

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