クルマの部品は90%以上が再利用可能! 循環型社会を支える3Rの取り組みとは?
知っているとちょっと自慢できるクルマ関連の記念日日本では年間350万台程度のクルマが廃車にされる。しかし、クルマには有用な金属や樹脂が多く使われ、エンジンやモーターなど再利用できる部品も多い。循環型社会を持続させるためにも、廃車のリサイクルに関心を持つことが大切だ!
8月14日は「廃車リサイクルの日」
廃車のリサイクル活動を広く告知するために、自動車および自動車部品の販売、使用済み車両の適正処理などを手がける株式会社ナプロアースが制定。日付は「廃車=は(8)い(1)しゃ(4)」と読む語呂合わせから8月14日になった。
クルマには金属や樹脂など貴重な資源が多く使われていて、再利用率が高い。エンジンやモーターは中古部品として国内外で販売され、タイヤは燃料に、ドアやボディーは鉄やアルミにリサイクルされる。残りはシュレッダーダスト(廃車くず)という粉々の状態にされて道路の舗装素材などに使われるので、最終的には車両総重量の90%以上が再利用できるといわれている。循環型社会をさらに加速させるためにも、ユーザーが廃車の3R(リデュース、リユース、リサイクル)を正しく理解することが大切だ。
※一般社団法人日本記念日協会認定日
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シュレッダーダストの最終処分場の容量不足や廃車の不法投棄の増加など、複数の要因が重なったことで、廃車を適正に処分するための仕組みが必要になった。そこで2005(平成17)年から施行されているのが「自動車リサイクル法」。新車購入時に支払うリサイクル料金は、カーエアコンに使われるフロン類の回収や処理、エアバッグ類のリサイクル費用などに使われる