その価値なんと840億円以上!? パソコン、スマホ、デジカメなどの小型家電は宝の山!
知っているとちょっと自慢できるクルマ関連の記念日1995(平成7)年の容器包装リサイクル法を皮切りに、家電、食品、自動車などさまざまなリサイクル法が始まった。リサイクル法とは「資源の有効な利用の促進に関する法律」のこと。廃棄された小型家電には有用な金属が多く使われており、「都市鉱山」とも呼ばれている。
6月9日は「小型家電リサイクルの日」
日本で廃棄される小型家電は年間で約60~65万t。小型家電とはパソコン、スマホ、デジタルカメラ、ドライヤーなどのことで、その中には鉄、アルミ、銅、貴金属、レアメタルといった価値のある金属が多く含まれている。それらをすべてリサイクルすると、金額にして約844億円分(政府広報オンライン)に上り、小型家電はその多くが都市部で廃棄されることから「都市鉱山」とも呼ばれている。
この貴重な資源を無駄にしないために、2013(平成25)年に施行されたのが「小型家電リサイクル法」(使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律)だった。記念日を制定したのは一般社団法人小型家電リサイクル協会で、目的は同法律の普及・啓蒙と回収量の増加。都市鉱山を活用するには、一人ひとりがリサイクル法への理解を深め、回収に協力することが何より大切だ。
※一般社団法人日本記念日協会認定日
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6月は国の環境月間であり、世界環境デー(6月5日)に近く、「小型家電を無垢な素材へ」の「無垢」(む=6、く=9)から記念日は6月9日が選ばれた。6と9に文字の回転のイメージ(リサイクル)があることも理由のひとつ