「浅草仲見世記念日」って知ってる？ 日本最古級商店街の歴史と魅力を歩く東京観光の新定番

1885年12月27日、東京・浅草の「仲見世商店街」が煉瓦造りの新店舗として新装開業した。この日を記念して、毎年12月27日を「浅草仲見世記念日」としている。和菓子や土産物、工芸品などを扱う店舗が軒を連ねる仲見世商店街は、雷門から浅草寺へと続く参道の両脇にあり、国内外の観光客でにぎわう東京の名所だ。

浅草仲見世商店街振興組合によると、その起源は江戸時代。浅草寺境内の清掃を担う代わりに近隣住民に参道での営業特権が与えられたのが始まりで、日本最古級の商店街といわれている。関東大震災や戦火により幾度も被害を受けるが、そのたびに地域の人々によって再建され、現在の姿へと受け継がれてきた。

1994（平成6）年には電柱の地中化が完了し、1996（平成8）年には浅草の商店街として初めて防犯カメラを設置。時代に合わせて快適さや安全性を高めているのも魅力だ。