「東京駅完成記念日」って知ってる? 辰野金吾の傑作と新1万円札の意外な関係とは?
知っているとちょっと自慢できるクルマ関連の記念日東京駅の駅舎は、日本の近代建築を象徴する重要文化財。第二次世界大戦で焼失したが、2012年に創建当時の姿に復原された。新1万円札のデザインにも採用されるなど、東京駅は今も文化の中心地として輝いている。
12月18日は「東京駅完成記念日」
1914(大正3)年12月18日、東京駅の完成式が行われたことを記念して制定された日。実際の開業は2日後の20日だったが、建築の完成を祝う日として18日が選ばれた。親しみを込めて「東京駅の日」と呼ばれることもある。
東京駅の象徴ともいえる「丸の内駅舎」を設計したのは、日本の近代建築の礎を築いた建築家・辰野金吾(たつの・きんご)。赤煉瓦(れんが)と白い石材を組み合わせた「辰野式」と呼ばれるデザインは重厚で美しく、彼の代表作にもなっている。
第二次世界大戦で焼失したが、復原工事が進められ2012(平成24)年に創建当時の姿を取り戻した。明治・大正期を代表する建築物のひとつとして名高く、丸の内駅舎は2003(平成15)年に国の重要文化財にも指定されている。
2024(令和6)年に発行された新1万円札では、表面に渋沢栄一が、裏面に東京駅丸の内駅舎がデザインされている。これは東京駅に渋沢栄一が設立した日本煉瓦製造株式会社の赤煉瓦が使われていたからといううわさもある。
東京駅の1日あたりの利用者数は集計方法によって異なるが、JR東日本の2024(令和6)年の集計では、乗車人員は平均約43.5万人。新宿駅、池袋駅に次いで都内で3番目に多い。在来線と新幹線を合わせて合計28ホームがあり、JRのプラットホーム数では日本最多(写真=健太 上田-stock.adobe.com)
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