「地下鉄記念日」って知ってる？ 都市交通を変えた昭和の革命とその知られざる役割
知っているとちょっと自慢できるクルマ関連の記念日昭和初期に日本初の地下鉄が開業。東洋初の地中を走る電車は当時の人々の興味をかき立て、見物客が駅に押し寄せたという。現代の地下鉄は都市の交通渋滞緩和や環境負荷軽減に貢献するなど、多くの役割を担っている。
12月30日は「地下鉄記念日」
1927（昭和2）年12月30日、日本で初めて地下鉄が開業した。現在の東京メトロ銀座線にあたる上野駅〜浅草駅間の約2.2㎞で、運賃は10銭均一。ATS（自動列車停止装置）が導入されるなど、安全対策にも力が注がれていた。
蒸気機関車が主流だった当時、暗い地中を走る“煙を出さない電車”は人々の好奇心を強く刺激する。しかも、地下鉄の完成は東洋初。開業初日には10万人近い乗客が殺到し、しばらくの間は各駅や車内は混雑がやまなかったという。
地下鉄は地下空間を活用することで、地上は公園や道路、建物などに有効利用でき、都市の交通渋滞の緩和に貢献。単なる公共交通機関ではなく、経済損失の抑制、環境改善、救急車両の迅速な到着など、多方面で都市生活を支えている。
戦後の復興期を経て、地下鉄は全国の主要都市に広がり、現代の都市生活に欠かせないインフラとなった。普段は何げなく利用している地下鉄だが、その歴史と社会的意義に思いをはせながら乗車すれば、思わぬ発見があるかもしれない
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