視聴率1%は約40万人!? 「視聴率の日」で知るテレビの裏側と測定の秘密
知っているとちょっと自慢できるクルマ関連の記念日1962(昭和37)年に、ビデオリサーチが日本初のテレビ視聴率調査レポートを発行したことに由来する記念日。視聴率は番組編成や広告戦略に欠かせない指標といわれ、この日は一年の視聴傾向を振り返る機会にもなっている。
12月22日は「視聴率の日」
テレビ視聴率調査の歴史的な第一歩を記念した日。国内唯一のテレビ視聴率調査会社である株式会社ビデオリサーチが制定した記念日で、1962(昭和37)年12月22日に同社が初めてテレビ視聴率調査レポートを発行したことに由来する。
テレビ視聴率とは、テレビ番組がどれだけの人々に視聴されているかを示す指標。番組編成や広告出稿の判断材料として欠かせない情報だ。ビデオリサーチによると、視聴率調査は全国32地区で実施されており、調査世帯数はたとえば関東地区で約2,700世帯、関西地区で約1,200世帯。関東地区の個人視聴率では1%が約40.3万人に相当するが、人数は調査対象地区の人口構成や調査設計によって変動する。
視聴率の日の目的は、視聴率が公正かつ信頼性の高い指標として機能し続ける意義を再認識すること。この記念日に年間の視聴率データが発表され、世の中の関心やトレンドを振り返る機会にも位置づけられている。
なお、視聴率は調査対象世帯のテレビ受像機に専用の測定機器を設置して取得されるため、車載用テレビなどは調査対象外だ。
※一般社団法人日本記念日協会認定日
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視聴率は、専用機器「PM(ピープルメータ)」によって測定する。PMは調査対象世帯のテレビに取り付けられ、視聴者がテレビを視聴する際にPM用リモコンで自身に割り当てられた番号ボタンを押すことで、「誰が」「どのチャンネルを」「どの時間帯に」視聴していたかを記録。これによって個人単位での視聴動向が把握できる