駅前の街頭テレビでプロレスに熱狂! 昭和30年頃の白黒テレビのお値段は約9万円!?
知っているとちょっと自慢できるクルマ関連の記念日吉田茂首相の「バカヤロー発言」で衆議院が解散し、政治が混乱した1953年にテレビの本放送が始まった。駅や盛り場には街頭テレビが置かれ、群衆がプロレスやボクシングに熱狂。テレビの時代が幕を開ける。
2月1日は「テレビ放送記念日」
NHKによるテレビ本放送が開始されたことに由来する記念日。1953(昭和28)年2月1日午後2時に、東京放送会館(千代田区内幸町)のスタジオから「JOAK-TV、こちらはNHK東京テレビジョンであります」の第一声に始まり、続いて菊五郎劇団の「道行初音旅」や映画などが放送された。
総務省の調査によると、白黒テレビが家庭に普及したのは昭和30年代。1955年の受信可能世帯は全国で約36%だったが、5年間で約79%へと急拡大したことが普及を後押しした。皇太子ご成婚(1959年4月)の直前には、受信契約数が200万件を突破する。1960年にはカラー放送もスタートしたが、白黒テレビが広く普及していたためにカラーテレビへの買い替えが遅れ、カラーテレビの世帯普及率は1975年にようやく90%に達した。
1953年8月に日本テレビ、1955年4月にラジオ東京(現: TBSテレビ)がテレビ放送を開始。民放の開局はテレビの普及に拍車をかけた。1955年頃の白黒テレビの価格は14型で約9万円。大卒初任給が約1万円の時代でもあり、庶民には夢の高額家電だった(写真はイメージ)
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