10月21日は「バック・トゥ・ザ・リサイクルの日」|今日は何の日? くるま記念日
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場する自動車型タイムマシンのベースとなったデロリアン(写真=Mike Mareen-stock.adobe.com)
文=津島 孝/監修=一般社団法人日本記念日協会

古着をリサイクルしてデロリアンを走らせた? 映画と技術がつなぐ循環型社会の未来

知っているとちょっと自慢できるクルマ関連の記念日

大人気SF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場する、ゴミで走るデロリアンに着想を得て制定された日。ゴミがエネルギーとして生まれ変わる未来を願う。世界から注目される日本の高度なリサイクル技術とは?

10月21日は「バック・トゥ・ザ・リサイクルの日」

1985(昭和60)年に日本で公開されたSF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で、自動車型タイムマシン「デロリアン」に乗る主人公が未来の到着先として設定したのが2015(平成27)年10月21日だった。このストーリーにちなみ、循環型社会の実現を目指す日本環境設計株式会社(現:株式会社JEPLAN)が制定した記念日。デロリアンは未来でゴミを燃料に変えることに成功したが、この記念日にも「ゴミがゴミでなく、エネルギーに生まれ変わる日」という願いが込められている。

第1回の記念日には、映画会社のNBCユニバーサルと共同で、古着をリサイクル技術によって糖化し、バイオエタノールに変えた燃料でデロリアンを走らせるイベントを実施。映画の世界観と最先端のリサイクル技術が融合した象徴的な取り組みとなった。繰り返し再生可能なケミカルリサイクル技術は、国内外のメーカーや研究者からも高い注目を集め、持続可能な未来への鍵として現在も期待されている。
※一般社団法人日本記念日協会認定日

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リサイクル技術によって、石油のような地下資源を必要としない循環型社会を築くという株式会社JEPLANの壮大な取り組みは国内外で注目されている。すべてのゴミがエネルギーに代わる時代もそう遠くないかもしれない

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