今日は何の日? くるま記念日2024年12月後半【12月15日~30日】
文=津島 孝/監修=一般社団法人日本記念日協会

観光バスや地下鉄の記念日をはじめ、道路交通法の施行記念日も!

【12月15日~31日】知っているとちょっと自慢できる自動車関連の記念日を解説!

今日は何の日?……何げなく過ごしている今日という日も、「何かの記念日」になっていることをご存じですか? 12月15日~31日までの後半は、観光バス誕生を記念する日や、交通の安全と秩序を守る「道路交通法」に関する記念日を紹介します。

12月15日 観光バス記念日

1925(大正14)年12月15日、東京乗合自動車によって日本初の定期観光バス「ユーランバス」の運行がスタートしたことに由来。走行コースは皇居前~銀座~上野だった。当時の東京は関東大震災(1923年)の復興途中だったが、西洋文化の影響を受けたモボ・モガ(モダンボーイやモダンガール)が繁華街を闊歩(かっぽ)するなど、好景気による豊かさも垣間見えた。民主主義を求める大正デモクラシーで社会全体がダイナミックに変化した時代であり、定期観光バスも近代化の象徴となった。

街中を走行しているはとバスの車両

定期観光バスとは、観光地を巡るために定期的に運行されるバスサービスのこと。一般的には決まったルートを走り、観光名所を効率よく回る。バスガイドが同乗することが多く、観光地の説明を聞きながら移動できるのが特徴だ。東京では「はとバス」が有名(J_News_photo - stock.adobe.com)

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12月17日 わちふぃーるどの日

わちふぃーるどライセンシング株式会社が制定。わちふぃーるど(Wachifield)とは、作家の池田あきこ氏が創作した架空の国。主人公である猫のダヤンと仲間たちが、さまざまな冒険や不思議な謎を解いていく物語が絵本や小説の中で展開される。日付は物語の要となる「ヨールカの扉」が開き、ダヤンがわちふぃーるどに渡った日に由来。また、キャラクターグッズを製造する革製品メーカー「わちふぃーるど」の最初の直営店(東京・自由が丘)がオープンした日(1983年)でもあり、わちふぃーるどの2つの扉が開いたことにちなんでいる。
※一般社団法人日本記念日協会認定日

わちふぃーるど吉祥寺ラシカノイ店頭

ウサギのマーシィやワニのイワンなど、個性的な仲間たちも人気。生活雑貨からファッション、自動車用品にいたるまで、数多くのキャラクターグッズが販売されている。写真はわちふぃーるど吉祥寺ラシカノイ店

12月18日 東京湾アクアラインが開通した日

神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ「東京湾アクアライン」は、約4.4kmの橋梁(きょうりょう)部分と約9.5kmの海底トンネル部分で構成された自動車専用道路。開通したのは携帯液晶型育成ゲーム「たまごっち」がブームになった1997(平成9)年の12月18日だった。開通によって千葉県の半島性が解消され、川崎~木更津間の所要時間は約90分から約30分に短縮。首都圏の物流がより活発になった。中間には360度の展望が楽しめる海上人工島の海ほたるパーキングエリアがある。

海ほたるパーキングエリアから見える東京湾アクアライン(千葉県木更津市)

東京湾アクアラインは、橋梁と海底トンネルを組み合わせた世界に類を見ない構造の自動車専用道路。トンネルと橋梁の接続を目的に設置された人工島「海ほたる」も、世界的に珍しい海上パーキングエリアだ。写真は海ほたるから見た橋梁部分

12月18日の記念日をもうひとつ紹介!

12月18日 国連加盟記念日

1956(昭和31)年12月18日に、日本が80番目の国連(国際連合)加盟国になったことに由来。日本は1952年に加盟を申請したが、ソ連が拒否権を発動して否決。その後、日ソ共同宣言でソ連と国交が回復したため、国際社会への復帰を果たした。第二次世界大戦を防げなかった国際連盟の反省を踏まえ、国連は1945年10月に加盟51か国で設立。国際平和と安全の維持、諸国間の友好関係の発展、経済・社会・文化・人道的性質を持つ国際問題の解決及び、人権と基本的自由の尊重の促進について協力することなどを主な目的に活動している。2024年1月1日時点の加盟は193か国。

国際連合が所有する車両

国連の車両は世界中の紛争地域や被災地域で活動し、安全と平和の維持に重要な役割を果たしている。車両に書かれている「UN」は「United Nations」の略で、これによって国連の公式車両であることが識別できる(AgusDLaksono - stock.adobe.com)

12月20日 道路交通法施行記念日

高度経済成長に伴うモータリゼーションの急激な進展により、1950年代は交通事故が急増。交通事故による死者数も、1959(昭和34)年に1万人を突破した。交通戦争とも呼ばれた深刻な事態のなか、それまでの道路交通取締法が廃止され、1960(昭和35)年12月20日に「道路交通法」が施行。この法律は道路における危険を防止し、交通の安全と円滑を図ることを目的にしており、その時代の交通状況に応じて改正される。「道交法」と略されることもある。

自転車に乗りながらスマホを使う女性

運転中の携帯電話の使用禁止や後席シートベルト着用義務などのように、道交法は交通の状況の変化に応じて改正されている。2024年11月1日以降は、自転車走行中の「ながらスマホ」や「酒気帯び運転」への罰則が強化された

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12月23日 東京タワー完工の日

日本初の大衆車として、富士重工業(当時)のスバル360が発売されたのは1958(昭和33)年。その年の12月23日に、東京タワーの完工(完成)式が行われた。東京タワーはテレビ放送のための電波塔で、高さは333m。完成時はパリのエッフェル塔をしのぐ、世界一高い自立式鉄塔だった。正式名称は「日本電波塔」であり、東京タワーは一般公募で選ばれた愛称。すでに電波塔としての役割はほぼ終えているが、今も東京を代表する観光名所として愛され続けている。

ライトアップした東京タワー

記念日の前後には、東京タワーにちなんだイベントやキャンペーンが実施される。タワーの展望台に上がって眼下の景色を楽しむのもいいが、首都高速都心環状線から眺める姿も美しい。クリスマス直前のドライブにぜひ!

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12月25日 未来を担う水素電池の日

既存の蓄電池(バッテリー)とは異なる水素電池の優れた特性を広く知ってもらい、今後の活用を目指す企業や団体の熱い思いを後世に伝えていくことを目的に、先進エクセルギー・パワー研究会が制定した記念日。水素電池は化石燃料から再生可能エネルギーへの移行を促し、持続可能な未来を実現するための注目の技術。自動車用や家庭用として、近い将来の実用化が期待されている。日付は同研究会が初めて会合を開催した2018年12月25日に由来。
※一般社団法人日本記念日協会認定日

水素電池を搭載したトヨタ・ミライ

水素電池とは、水素と酸素を化学反応させて電気を発生させる燃料電池のこと。燃焼による二酸化炭素(CO2)を出さず、水のみを排出するためクリーンなエネルギー源として発展が期待されている。写真は水素を使う燃料電池を搭載したトヨタ・ミライ(Sergio Yoneda - stock.adobe.com)

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12月30日 地下鉄記念日

1927(昭和2)年12月30日に、東洋初の地下鉄が日本で開業。現在の東京メトロ銀座線に当たる、上野駅~浅草駅間の約2.2kmを走った。料金は10銭均一。車両には衝突防止用の非常ブレーキなどが装備され、安全対策にも力を入れていた。蒸気機関車が主流だった時代、暗い地中を走る新世代の「電車」に人々は興味津々。開業初日は午前中だけで乗客数が4万人に到達し、開業後しばらくは各停車駅や車内で大変な混雑が続いたという。

東洋初となった開業当初の地下鉄車両

開業当初の地下鉄は、ハイカラな乗り物として大人気。乗車すること自体が庶民のイベントになっていたが、次第に生活の移動手段として欠かせない交通インフラへと発展していく。写真は1927(昭和2)年当時の地下鉄車両(写真提供=地下鉄博物館)

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