右左折・進路変更時の合図やホーンの使い方について〇×形式で出題
初心者もベテランも、学科試験クイズで交通ルールを楽しく学び直し!今回の学科試験予備校の出題テーマは、右左折時や進路変更時にウインカーを出すタイミング、また正しいホーンの使い方といった、「運転時の合図(進路変更と警音器)」について。運転歴の長いベテランドライバーの皆さん、運転免許を取得するために学んだ学科試験の内容、交通ルールを今もしっかりと理解していますか? ここで出題される学科試験の〇×クイズで、安全運転に必要な知識をブラッシュアップしましょう。
- 問題1: 図の手による合図は、右折か転回、または右に進路変更するときの合図である。
- 問題2: 進路変更の合図の時期は、その行為をしようとするときの約3秒前である。
- 問題3: 車は、車両通行帯をみだりに変えて通行すると、後続車の迷惑となり事故の原因にもなるので、できるだけ同一の車両通行帯を通行すべきである。
- 問題4: 他車に進路を譲ってもらった場合は、警音器を鳴らしてあいさつをするようにする。
- 問題5: 図の標識があるところでは、見通しのよい道路の曲がり角であっても、警音器を鳴らさなければならない。
- 【長先生の解説コラム】 安全運転に欠かせない「目と耳」からの情報
- 出題テーマの別問題をオンライン形式で受験できます
- 前回のオンライン模試で多くのベテランドライバーが間違えた問題をおさらい
今回の学科試験クイズは、「運転時の合図(進路変更と警音器)」について5問を出題
この学科試験予備校で出題される試験問題は、自動車運転免許研究所の長 信一先生が実際の学科試験問題と同様の基準に従って独自に制作したものです。今後、本当に学科試験で出題されるかもしれませんよ。
参考=「交通の方法に関する教則」
問題1: 図の手による合図は、右折か転回、または右に進路変更するときの合図である。
-
正解 ×
図の手による合図は、左折か左に進路変更するときの合図です。
問題2: 進路変更の合図の時期は、その行為をしようとするときの約3秒前である。
-
正解 〇
進路変更の合図は、その行為をしようとする約3秒前に行います。
問題3: 車は、車両通行帯をみだりに変えて通行すると、後続車の迷惑となり事故の原因にもなるので、できるだけ同一の車両通行帯を通行すべきである。
-
正解 〇
車両通行帯をみだりに変えて通行してはいけません。
問題4: 他車に進路を譲ってもらった場合は、警音器を鳴らしてあいさつをするようにする。
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正解 ×
警音器は、あいさつ代わりに使用してはいけません。
問題5: 図の標識があるところでは、見通しのよい道路の曲がり角であっても、警音器を鳴らさなければならない。
-
正解 〇
図の標識は「警笛鳴らせ」を表しています。見通しがよい悪いにかかわらず、警音器を鳴らさなければなりません。
【長先生の解説コラム】 安全運転に欠かせない「目と耳」からの情報
クルマを運転するとき、皆さんはどのような方法で安全を確保していますか? 目で見ることはもちろん体に感じる振動なども含め、感覚を総動員して危険を感知する必要があります。
中でも「目と耳」は多くの情報を収集することができ、安全運転には欠かせない人間のセンサーと言えるでしょう。ところが、走行中のクルマを外部から見た場合、目と耳だけではどのように行動するかが理解できません。そこで大切なのが、方向指示器(ウインカー)と警音器(ホーン)です。
ウインカーは「これから左に曲がります」とか「これから右に進路変更します」と、ドライバーの意思を周囲に知らせるためのもので、これらの行為をしようとする約3秒前に表示しなければなりません。この方法は、運転席にある方向指示器(レバー)を操作するか手による合図(手信号)で行います。
四輪車の左折、左へ進路変更するときの合図の方法: 左側の方向指示器を操作するか、右腕を車の右側の外に出してひじを垂直に上に曲げるか、左腕を車の左側の外に出して水平に伸ばす
一方、ホーンは指定された場所と、危険を防止するためやむを得ない場合に限って使用することができます。指定された場所とは、下図の標識がある場所です。この標識がある場所では、ホーンを鳴らさなければなりません。
標識名「警笛鳴らせ」
また下図の標識がある区間内で、次の場所を通るときは、ホーンを鳴らさなければなりません。
・左右の見通しのきかない交差点
・見通しのきかない道路の曲がり角
・見通しのきかない上り坂の頂上
標識名「警笛区間」
それでは、ホーンをあいさつ代わりに使用したり発進を催促するために使用するのは、正しい使い方でしょうか? これらは警笛の乱用にあたり、正しい使い方ではありません。
ホーンは大きな音が出るため騒音公害になるだけでなく、感情を刺激する原因にもなります。場所と状況をわきまえて適切に使用しましょう。
解答時間は3分! 結果はすぐに表示!
出題テーマの別問題をオンライン形式で受験できます
今回の学科試験出題テーマの「運転時の合図(進路変更と警音器)」について、オンライン(Googleフォーム)で追加の問題を5問用意しました。
制限時間は3分が目安で、正解は解答後すぐに表示されます。もっと学科試験にチャレンジしたい! という方は、ぜひ下記「オンライン試験はこちら」から受験してください。
- ※Googleフォームが開きます
前回のオンライン模試で多くのベテランドライバーが間違えた問題をおさらい
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2025年1月のオンライン試験結果は、平均点78点となりました。出題された5問中、特に正答率の低かった問題はこちら。
四輪車で走行中、エンジンの回転数が上がった後、故障などにより下がらなくなったときは、すぐにフットブレーキを踏んで車を止める。(正答率49%)
長 信一
ちょう・しんいち 1962年生まれ。1983年、都内の自動車教習所に入社し、学科や実技の指導員に。24歳のとき、全種類の運転免許証を完全取得。教習生への親身な指導をモットーに普通免許、自動二輪免許、第二種免許など数多くの合格者を送り出した。現在は自動車運転免許研究所の所長として運転免許関連の書籍を執筆。その数、実に200冊以上。