大原優乃さんキービジュアル
取材・文=平辻哲也(ENCOUNT)/ 撮影=舛元清香

大原優乃、ランクルやキャンピングカーにも挑戦。YouTubeでクルマ愛発信中!

一目惚れしたSUVは大切なパートナー

10歳でデビューし、現在は俳優として活躍する大原優乃さん。2023年2月にマニュアル免許を取得し、その約半年後には新車を購入。登録者数30万人超の人気YouTubeチャンネル「ゆーのちゅーぶ」ではクルマの魅力も発信しています。大原さんがあえてマニュアル免許にこだわった理由や、15周年を迎えた芸能生活についてお話を伺いました。

目次

一生に一度の免許はマニュアルで!
愛車はこだわりカスタムのSUV

振り向く大原さん


――免許を取ろうと思ったきっかけは何ですか?

故郷の鹿児島はクルマ社会で、私も日常的にクルマが欠かせない環境で育ちました。特に母は運転が好きで、よくクルマで送迎してくれていたので、「自分も早く免許を取りたいな」と思っていました。家族で出かけるときもクルマが必須でしたし、そういう環境が影響して免許を取りたい気持ちが強まりました。

――具体的にクルマの免許を取ろうと思ったのはいつ頃ですか?

2年くらい前からですね。東京は自然が少ないので、クルマがあれば、自由にいろんなところに行けると思ったんです。けれども、仕事の関係で取得は教習期限のギリギリになってしまいました。筆記試験は、前日にしっかり詰め込んで、学科教習もかなり勉強していましたので満点で合格できました! 

――それはすごいです。今時の若い方がマニュアル免許を取るのは珍しいですね。

免許を持つことは一生に一度のことなので、後で「マニュアルで取っておけばよかったな」と後悔したくなかったんです。教習所では、最初はやっぱり大変でした。でも運転の楽しさを知ることができたので、結果的には良かったです。クルマによってクラッチの感覚も違うので、そういう違いも楽しみのひとつになっています。

――クルマ選びはいかがでしたか?

免許を取ったのは去年の2月で、そのすぐ後にクルマ探しを始めました。クルマを買う時はそんなに詳しくなかったので、いろいろ調べました。いくつかのディーラーを回っているうちに、一目惚れしたものに試乗して、その場で決めました。目線が高くて運転しやすい点も大きな理由です。駐車場のことや安全面を考えてSUVにしました。

――クルマのお気に入りのカスタムポイントがあるそうですが、どこですか?

スピーカーをカスタムしました。音楽が好きなので音質にこだわっています。また、内装もベージュの革シートで温かみがあります。ドライブの時間がさらに楽しくなっています。

――車庫入れは得意ですか?

最初は少し苦労しましたが、今は時間を見つけて練習するようにしています。今ではリフレッシュの時間として運転を楽しんでいます。

YouTubeのクルマ企画が大人気!
キャンピングカー初挑戦の感想は…

座る大原さん

――YouTubeではさまざまなコンテンツを発信していますが、特にクルマ企画は人気ですね。

私自身がクルマ好きなので、それをYouTubeで発信できるのは本当にうれしいです。クルマは自分の行動範囲を広げてくれるものなので、自分なりにクルマの楽しさを伝えていきたいですね。

――最近では旧車のランドクルーザーに乗られていましたね。いかがでしたか?

本当に楽しかったです! 思っていたよりも運転しやすかったですね。特に前のボンネットが長くないので、視界も広く安心して運転できました。運転していて、テンションが上がりました。

旧車特有の無骨なデザインがすごくかっこよくて、乗っているだけで特別な気持ちになりました。また、エンジン音が今のクルマとは違って、そういう独特の魅力が感じられてとても新鮮でした。YouTubeでの反響も大きかったので、うれしかったです。

――YouTubeの企画では、教習所内でマニュアル車の運転もしました。

自分のクルマはオートマなので、マニュアル車を運転するのは免許を取ったとき以来でした。最初は少し緊張しました。クラッチの感覚を思い出すのに少し苦労しましたが、やっぱりマニュアルならではのエンジン音やクラッチ操作の楽しさを感じることができて、「これを忘れたくないな」と思いましたね。

――大原さんと言えば、ドラマ「ゆるキャン△」の各務原なでしこ役を好演されました。プライベートでも、キャンプに行かれますか?

まだ自分のクルマで行けていないんです……。YouTubeではキャンプ企画を何回かやっていて、その時にキャンピングカーをレンタルして出かけたんですけど、それは本当に楽しかったです。車中泊の装備もすごく整っていて、新鮮な体験でした。

キャンピングカーはトラックを架装したモデルで、普通のクルマとは全然違う感覚でした。特にタイヤの位置が運転席の真下にあって、揺れ方が独特なんです。振動もかなりあって、時速40㎞くらいしか出せないくらい揺れました。でもその新しい感覚が面白かったですね。

――お母さん、弟さんを乗せる機会もあるようですね。

母は最初のドライブのときに助手席に乗ってもらいました。運転を褒めてくれて、うれしかったです。弟も東京に上京してきているので、月に1回くらいは一緒にドライブします。私が弟を迎えに行って、行きたい場所に連れて行ってあげたりしています。家族でクルマを使うことが、コミュニケーションの一つになっています。

――どんな場所に行くことが多いですか?

主に都内の近場や弟が行きたい場所に行くことが多いです。お互い忙しいので、ドライブしながら話したりする時間がとても大切ですね。家族での会話も自然と増えるので、そういう時間を楽しんでいます。

――ドライブはよく行きますか?

お仕事の関係にもよりますが、週に1回くらいでしょうか。長距離ドライブも好きで、最近では払沢(ほっさわ)の滝(東京都檜原村)まで行きました。滝の周辺は自然が豊かで、とってもリフレッシュできました。往復で6時間くらいの運転も苦になりません。

――運転を始めて変わったことはありますか?

一人の時間が増えました。今まではカフェで時間を潰すことが多かったんですが、今はクルマで自分の時間を確保できるようになったので、とても便利です。また、行動範囲が広がって、やりたいことが増えました。

これからも安全運転を心がけながら、もっといろんな場所に行ってみたいです。車のおかげで充実した日々を送れているので、これからもドライブを楽しみたいです。

クルマは人生のパートナー
これからもいろいろな場所に

カーテンに隠れる大原さん

――せっかくなので、お仕事の話もお聞かせください。今年でデビュー15周年。振り返っていかがですか?

あっという間でしたが、本当に多くの経験をさせていただいたと思います。10歳からこの仕事をしてきたので、さまざまなチャレンジができたことは自分にとって奇跡のように感じています。特にグループ活動を経て、上京してからの個人の仕事は、私にとって第二の芸能人生という位置づけで、さまざまな役をいただきながら成長してこられたことに感謝しています。

――グループ活動を終えてからの上京は、大きな転機だったんですね。

グループ活動が終わって高校3年生のときに上京を決めたのですが、その後仕事が少ない時期も経験しました。でも、その時期があったからこそ、今の自分があると思っています。あの経験は、私にとってとても大切な時期でした。

――最近では俳優としての活躍が目立ちますね。ドラマ『ゆるキャン△』、映画『おいしい給食 Road to イカメシ』が印象に残っています。

お芝居を始めた頃は、自分に近いイメージの役をいただくことが多かったんです。最近は教師役や母親役、そしていじめっ子の役など、どれも自分とは違うキャラクターで、それぞれの役を通じて多くのことを学びました。また、役をいただくたびに新しい課題が出てくるので、その都度成長している実感があります。

その中でも、『ゆるキャン△』の監督である二宮崇監督と『高杉さん家のおべんとう』(中京テレビ、10月期ドラマ)で再会できたことは、うれしい出来事でした。こういった再会がこの仕事の醍醐味だなと感じています。

――俳優として今後挑戦したい役柄や目標はありますか?

これからも、さまざまな役に挑戦していきたいです。特に、まだ経験したことのないジャンルや複雑な内面を持ったキャラクターに挑戦してみたいですね。役を演じることで新たな自分を発見できることが、お芝居の一番の楽しさなので、もっと自分の幅を広げていけたらいいなと思っています。

――15周年ということで、4冊目の写真集が出るそうですが、どんな中身になりますか?

今回の写真集は、撮影をしてくださったのが二階堂ふみさんで、これは自分にとって15年間のご褒美のように感じています。写真集のコンセプトも含め、二階堂さんとは1年近く打ち合わせを重ねてきたので、非常に充実した内容になっていると思います。

――二階堂ふみさんが撮影を担当するというのは、かなり特別なことですね。どのような経緯でしたか?

一度、雑誌の表紙を二階堂さんに撮っていただいたことがあり、今回もそのご縁でご一緒させていただくことになりました。撮影は熱海と都内のロケで行いました。二階堂さんは、とても尊敬できる先輩です。お姉さんのような温かさがありながら、撮影の時にはプロとして的確な指導をしてくださるので、とても学びが多かったです。

――長い芸能生活の中で、どのようにモチベーションを保ってきましたか?

自分がやりたいことが常にあるからだと思います。どんなに波があっても、やりたいことがある限りは努力を続けたいし、そうでないとこの仕事は続けられないと思います。あと、支えてくれる家族やファンの皆さんの存在も大きいです。この15周年は、私にとって感謝を伝える年にしたいですね。

――大切にしてきた言葉、座右の銘はありますか?

私は「真面目さ」が長所でもあり短所でもあると思っています。どんな仕事でも、真剣に向き合って研究する姿勢を忘れずにいようと心がけています。常に挑戦し続けることが、この仕事を続けていく上で大切だと思っています。

――最後に、もう一度クルマの話をお聞かせください。行ってみたい場所、お気に入りの場所はありますか?

地元の鹿児島に帰ると、慈眼寺の「そうめん流し」によく行きます。自然の中で家族とリフレッシュするのが大好きです。10歳から仕事をしていたので、地元の観光地に行く機会があまりありませんでした。これからは鹿児島の温泉や自然スポットを巡りたいです。

――大原さんにとって、クルマはどんな存在ですか?

クルマは私を新しい場所へ連れて行ってくれる、大切なパートナーです。鹿児島で育ったので、クルマは常に身近な存在でした。これからも安全運転を心がけて、いろいろな場所に行ってみたいと思っています。

大原優乃さんがドライブで聴きたい5曲

  • フジファブリック「若者のすべて」…ドライブの「スタメン曲」です。どんなシーンにもぴったりで、気分を上げてくれる音楽なので、とても好きです。どんなドライブの場面にも合う万能な曲で、ドライブの相棒として外せません。
  • クラムボン「波よせて」…穏やかな音楽で、一人の時間をゆったり過ごしたいときによく聴いています。私は邦楽ロックが好きで、この曲の落ち着いた雰囲気に癒やされています。ドライブ中に一人でのんびりしたい時にぴったりな曲です。
  • 雨のパレード「Tokyo」…私は鹿児島から上京してきたのですが、この曲はその経験と重なる部分があって、特に東京を舞台にした歌詞が心に響きます。現場に向かう途中や帰り道にこの曲を聴くことで、いつも力をもらっています。私の上京後の生活を支える大切な曲です。
  • ハンバートハンバート「ぼくのお日さま」…最近公開された映画「ぼくのお日さま」の主題歌。私がライブに行きたいアーティストの一組です。この曲を聴くことで映画の余韻に浸りながら、リフレッシュできるので、特別な時間を感じたいときにぴったりです。
  • 羊文学「1999」…私の生まれ年でもある1999年がテーマで、羊文学の楽曲がもともと好きだったので特に思い入れがあります。クリスマスが近づくといつもこの曲を聴き始めるのが恒例で、最近のドライブでもよくかけています。

(クリックすると、音楽配信サービスSpotifyで楽曲の一部を試聴できます。)

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サインを持つ関根 勤さん

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・当選者数:3名(発表は発送をもって代えさせていただきます)
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  • オークションサイト、フリマアプリなどでの転売を禁止します。

大原優乃

おおはら・ゆうの 1999年10月8日、鹿児島県生まれ。10歳でNHK Eテレの『天才てれびくんMAX』に出演し、ダンス&ボーカルグループ「Dream5」のメンバーとしてデビュー。2014年には「ようかい体操第一」で大ブレイクし、NHK紅白歌合戦にも出場。その後、グループ活動終了後はグラビアアイドル、俳優として活動の幅を広げ、ドラマや映画で多彩な役柄を演じている。主な出演作に、ドラマ『ゆるキャン△』、『あせとせっけん』、映画『おいしい給食 Road to イカメシ』などがある。現在放送中のドラマ『高杉さん家のおべんとう』に出演中。YouTubeチャンネル「ゆーのちゅーぶ」では、クルマに関するコンテンツも発信。芸能生活15周年記念に、4th写真集「√25」を2月7日に発売。カメラマンは俳優の二階堂ふみさん。

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