インタビューMy Garage

軽トラをカスタム、センチュリーを全塗装! 希代の趣味人、ヒロミの車の楽しみ方

ハコスカ、ケンメリ、デボネアも……歴代名車が続々登場

2024.04.17

取材・文=平辻哲也(ENCOUNT)/撮影=荒川祐史/ヘアメイク=佐々木美和/スタイリスト=九 (Yolken)

2024.04.17

取材・文=平辻哲也(ENCOUNT)/撮影=荒川祐史/ヘアメイク=佐々木美和/スタイリスト=九 (Yolken)

芸能界きっての車、バイク好きで知られるタレントのヒロミさん。車やバイクのメンテナンス、レストアなど大人の遊びを紹介するYouTube 「Hiromi factory チャンネル」は登録者130万人を超える人気チャンネルです。軽トラ、大衆車、旧車、高級車、電気自動車、スポーツカーまでジャンルレスに乗りこなすヒロミさんにとって、車とはどういった存在なのでしょうか。車への思いを語ってもらいました。

最初の一台はスカイライン 2000RS
ビートたけしとお揃いのセンチュリー リムジンも

町を眺めるヒロミさん

――今、クルマは何台お持ちなのでしょうか。

いっぱいです(笑)。自分でもわからないんです。修理やメンテナンスに出している車が全体的に戻ってきているので、乗ってあげないとかわいそうだなとは思っているんですけどね……。山梨のキャンプ場に行くときはハイゼットトラックジャンボ、狩猟に行くときはジムニー シエラだけど、普段はテスラ・モデル3が多いかな。都内で乗る分にはストレスがないので、すごく楽。電気自動車で加速がいいし、ガソリンを入れなくてもいいからね。

――免許を取ったのはいつ頃でしょうか。

16歳でバイク、18歳でクルマの免許を取りました。僕らの時代はみんなそうですよ。実際に乗る、乗らないはあっても、大抵の人が免許を取っていました。

――18歳のときに手に入れた最初の一台は赤いスカイライン 2000RSだそうですね。

半年ぐらいで事故してしまって、そのまま廃車になっちゃいました。その後はスカイライン・ケンメリのバン、ポルシェ914だったかな。芸能界に入ったので、何年か車を持っていない時期もありました。

――芸能界に入って買ったのは、三菱の高級車・デボネアでした。

『ザ・テレビ演芸』の賞金(10週連続勝ち抜き第4代目チャンピオン)で買ったんだよね。B21スペシャルの移動車として2年くらい使いましたね。当時プロダクション人力舎に所属していて、大竹まことさんが乗っていたり、事務所内でデボネアが流行っていたんです。

――その次はメルセデス・ベンツ560SELでした。

業界の先輩たちは560、500に乗っていて、テレビ局の駐車場もベンツだらけでしたね。23歳ぐらいだったと思うけど、「生意気だ」と言われましたよ。事務所の社長に「オレ、ベンツを買おうと思っているんだけど」と言ったら、「誰かに買ってもらうわけではなくて、自分で買うんだから、いいじゃねえか」と背中を押されました。その次はトヨタがいいなと思って、セルシオにいったんだよね。

――ミニバンにも乗られていました。

シボレー・コルベットを挟んで、シボレー・アストロ。当時は事務所から独立して、27歳ぐらいで結婚して、車の数が多くなりました。その辺の時代はコルベット、アストロ、フェラーリ348TS、ベンツSLとか。SLはママ(松本伊代)が乗りたいと言ってましたね。コルベットはすぐ壊れちゃったけど、部品取り車用として所ジョージさんがもらってくれて、エンジンなどを使ってくれました。

――VIP専用車で知られるトヨタ・センチュリー リムジンにも乗られていましたね。

センチュリーは仕事用に新車で買いました。一流企業の社長さん、皇族の方々も乗られている車なので、法人でないと売ってくれないなど、審査が厳しかったんです。よく遊んでもらっていたビートたけしさんが黒のセンチュリーに乗っていて、「おじさんの車かっこいいな。オレも乗っていい?」って。たけしさんが黒だったので、ガンメタリックに塗装しました。30歳くらいの子供が、こんな車に乗ってるなんて、頭おかしいよね(笑)。

レジェンド名車も軽トラも
車選びの基準は「その時、その時」

インタビューに応えるヒロミさん

――プライベート用はジープ・ラングラー、シボレー・タホも所有されていましたね。

これはママの好みですね。ママは今でも「ラングラーが一番良かった」と言うんです。(別荘のある)ハワイで、ピックアップトラックを見ると、「パパも買えばいいのに」って。でも今度、新型トライトン(三菱のピックアップトラック)が来るので、楽しみにしていますよ。

――プリウスも乗り継いでいらっしゃいますね。

ゴルフに行くと、「なんで、こんなに小さい車に乗っているの?」と言われましたが、「最高だよ」と触れ回っていました。サイズ感もいいし、乗り心地もいいし、よく走る。ガソリンスタンドに行くのも忘れるくらいで、一度ガス欠になったこともありますね(笑)。

――旧車もお好きですよね。

ハコスカのスカイラインクーペ GT-R(C10型・3代目)、ケンメリGT-R(C110型・4代目)だね。その前にバイクのレストアをやっていたので、その流れです。全部をバラバラにしてから、エンジンから配線まできれいにやり直して、本当にバカみたいにお金をかけたけど、売ってしまいました。

その時、いろんなオートバイと車を断捨離したんですよ。でも、今はそれ以上に増えてしまって……(笑)。ハコスカ、ケンメリを持っていたら、とんでもない額になっているかもしれませんね。もったいないことをしたな、とも思うけど、大切にしてくれる人が乗ってくれる方がいいと思うんだよね。

――その後もジープ・ラングラー アンリミテッド(3代目JK型)、トヨタ・ランドクルーザー プラド(4代目J150後期型)、ランドクルーザー(J70型)も。

この辺りはママが乗っていて、スマート ブラバス アルティメイト 125(生産台数125台の限定車)もママ用でしたね。小さくてかっこよかったけど、高速道路でエンジンが止まってしまって、ママが「怖くて乗れない」となって、その後はポルシェ・カイエンにしましたね。

――バラエティーあふれる愛車歴ですが、車選びの基準はどういった点でしょうか。

その時その時、新しめのやつにいってみるということがあるかもしれません。ママは新車がいいというけど、僕は新車で買うという感覚があまりないんですよね。新車は納車待ちもあるけれど、中古車だったら、すぐに乗れる良さがあるよね。

――軽トラを遊び車にするのを流行らせたのはヒロミさんです。ハイゼットジャンボをかっこよくドレスアップしていましたよね。

農作業でよく使われる軽トラだけど、最近は若い人が乗っていますよね。今、山梨でキャンプ場をつくっているんだけど、作業車として使っているし、山に入って行くのもいいんですよ。ヒッチメンバーを付けているから、けん引免許不要でトレーラーも引っ張って行ける。同じ軽トラ乗りの岩城(滉一)さんが「トレーラーをくれ」というので、届けたりしました。バイクを乗っけるのもいいし、テントを付けて、キャンプするのもいいね。

――最近購入されたポラリスのバギー(レンジャーXP 1000TR)も面白そうですね。

アメリカでは、軍用、消防や森林レンジャー、レジャーなどで使われているという話で、ずっと気になっていたんです。でも、日本ではナンバーを付けられないのがネックでした。それが大型特殊登録でナンバーを付けられるというので、買いました。ドアもないし、ヒーターもラジオもないのに、(キャンピングカーとして購入した)フィアット・デュカトと同じくらいの値段でビックリしました。寒いので、ドアや窓ガラスを入れたら、ようやく乗りやすくなりました。

――どのあたりが特殊なのでしょうか。

車自体には特殊なところはないかな。いずれにせよ、大型特殊免許もないと運転できないから、1週間くらい教習所に通って、ついでにけん引免許なども取りました。これで、大型車以外は運転できちゃいます。けん引免許は少しややこしいなと思ったけど、面白かったですね。

バイクが家族の絆に
親子ツーリングの夢も実現!

陽だまりに立つヒロミさん

――バイクもたくさん持っていますね。

オートバイこそ整理しないといけないなと思っています。全部50年くらい経っている古いオートバイで、乗るのはもちろんレストアをするのが好きなんだよね。昔乗っていた400ccのバイクを見つけちゃって、きれいに直すということをやっていたら、増え続けてしまいました。

――特に好きな車種はどのあたりでしょうか。

ホンダのドリームシリーズです。排気量が250cc、350cc、400cc、500cc、550ccとあって、それがCB750とつながっていくんだけど、全シリーズを揃えてみました。息子も大型自動二輪免許を取ったので、親子でバイクに乗るという夢も叶えましたね。無線機をつけて、「次の信号変わるぞ」「ブレーキを踏め」なんて、指示したりすると、うまくなっていくんだよね。春になったら、ツーリングも行きたいですね。

――車、バイクが家族の絆になっているんですね。

オートバイはここ最近だね。16歳のときは怖いと言っていたけど、成人したら、「乗ってもいいよ」みたいな感じになりました。だからといって、普段は乗らないので、僕と一緒にだったらといった感じですね。

――つねに安全運転を心がけているそうですね。

特にオートバイは白バイ隊員になりたいくらいの気持ちで運転しています(笑)。オートバイ自体もノーマルの形ばかりだし、そのほうが美しい。昔の車、バイクは対話しながらじゃないと乗れません。水温計や電圧計を見たり、エアコンが必要な夏場は乗らないようにしています。五感を使いながら、というのが楽しいんですよね。古い車はオートバイの扱いと似ているんですよね。全部やることが違うから、若さをキープするにはいいかもね(笑)。

――ヒロミさんと同い年の1965年製シボレー・マリブの調子はいかがですか。

ブレーキはドラムからディスクにして、塗装のあやしいところも全部直して、すごく調子がいいです。2ドアではなくて、4ドアというのがいいですね。2ドアだと、ラッパーのお兄さんみたいだけど(笑)。

――JAFには加入されていますか。

もちろんです。山梨からの帰り道にジムニー シエラが高速道路で調子が悪くなって、サービスエリアから運んでもらって、助けてもらったこともあります。昔の人はタイヤの空気圧なんかもチェックしたりするし、僕もチェックするけど、普通の人は分からないと思うんだよね。タイヤのバーストも結構あるから、JAFに入っていたほうがいいですよね。

――ヒロミさんにとって車はどういう存在ですか。

単に移動する手段、乗り物という存在ではないかな。ファッション、家具と同じような感じです。たとえば、この車だったら、こんな時に乗りたいとかも気にしていますね。

――もし1台だけしか持てないとすれば、どれを選びますか。

どれにするかなあ……。僕にとってはマニュアルもオートマもまったく差がないんです。渋滞でマニュアル操作が面倒という人もいるけど、僕は苦にならない。でも、1台だけ選ぶんだから、マニュアル車がいいかな。スカイラインGTRもいいけど、軽トラかもしれないですね。

ヒロミさんがドライブで聞きたい5曲

  • 荒井由実「中央フリーウェイ」…八王子に帰るときは中央道を利用するので、息子たちに歌詞に出てくるのはここだよ、と何度も説明しました。
  • サザンオールスターズ「栞のテーマ」…サザンオールスターズは10代の頃に登場して、夢中になりましたね。「勝手にシンドバッド」が入っているアルバム『熱い胸さわぎ』や「いとしのエリー」が入っている『10ナンバーズ・からっと』はよくカセットテープで聴いていました。この曲は海へのドライブで聴きましたね。
  • 松本伊代「ビリーヴ」…ママと車に乗っていると、ママの曲を聴いたりもするんです。ママは練習がてらに歌っているね。一番好きなのがこの曲です。13枚目のシングルでドラマ「転校少女Y」の主題歌でした。
  • 沢田研二「時の過ぎゆくままに」…ママとのドライブで聴くのは昭和の歌謡曲が多いですね。全盛期のジュリーのヒット曲で、ジュリーが主演したドラマ「悪魔のようなあいつ」の挿入歌でしたね。
  • 吉幾三「酔歌」…吉幾三さんの歌が大好きなんです。以前、ご本人に「『酔歌』が好きなんです」と言ったら、吉さんがわざわざギターの弾き語りでカセットテープに吹き込んで送ってくれました。カセットというのがいいですよね。

(クリックすると、音楽配信サービスSpotifyで楽曲の一部を試聴できます。)

JAF会員限定 ヒロミさん直筆サインプレゼント

サインを持つヒロミさん

ヒロミさん直筆の「インタビュー My Garage」特製サイン色紙を、抽選で3名様にプレゼントします。
・プレゼント内容:ヒロミさん直筆特製サイン色紙
・応募方法:下記応募フォームをクリックしてログインIDとパスワードを入力。
※応募にあたってはJAFマイページと同じID・パスワードでのログインが必要です。
・当選者数:3名(発表は発送をもって代えさせていただきます)
・応募締切:2024年5月17日

応募期間は終了しました。

※オークションサイト、フリマアプリなどでの転売を禁止します。

ヒロミ

1965年2月13日、東京・八王子市生まれ。86年、ミスターちん、デビット伊東とB21スペシャルを結成、“お笑い第3世代”を代表する存在となる。93年に松本伊代と結婚、2男の父。現在はテレビ番組のMCを多数務めながら、YouTubeチャンネルなどでも精力的に活動を続けている。

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