【前編】柏木由紀「免許写真にショック!」教習所の思い出明かす
柏木由紀 インタビュー 前編AKB48の3期生として2007年にデビューし、今年4月にアイドル生活15周年を迎えた柏木由紀さん(31)。「ゆきりん」の愛称で親しまれ、アイドル活動のほかにもバラエティー番組やドラマ、YouTube活動、アイドルグループのプロデュースなど、活躍の幅を広げています。
インタビュー前編では、普通自動車免許を取得した際の奮闘ぶりや、家族やメンバーとのドライブについて語っていただきました。
普通免許取得に奮闘「運転できる人のスゴさを知りました」
ーー普通自動車免許を取ったのはいつ頃ですか?
柏木由紀(以下、柏木):今から6~7年前、24歳のときです。ちょうどその頃、マネージャーさんから「向こう1か月のスケジュールに少し余裕があるかもしれない」と聞いて「じゃあ、1か月間集中的にドライビングスクールに通って免許を取っちゃおう!」と思って申し込みました。でも、すぐに仕事がどんどん忙しくなってしまって……。仕事の合間をみて半年ほど都内のドライビングスクールに通い、さらに半年後に最終試験を受けて。免許を取得するのに、結局1年近くかかってしまいました。
ーーそもそもどうして免許を取ろうと思ったんですか?
柏木:お仕事で運転のシーンが必要になったりしたときに使えるかなというのと、将来的にもあったら便利かな、と思って。いまは完全にペーパードライバーなんですけどね……(苦笑)。地元が鹿児島県で、両親も毎日のように車を運転していたので、車はとても身近な存在だったんです。
ーー教習で苦労したのは?
柏木:目黒のドライビングスクールで取ったのですが、路上教習が恵比寿や品川の車や人のものすごく多いエリアで、本当にヒヤヒヤしました(笑)。お仕事の移動などで誰かの運転する車に乗る機会は多かったのですが、「運転中ってこんなに気を付けることがたくさんあったんだ……!」って驚きました。自分が運転して初めて、運転できる人のスゴさを知りましたね。
ーー都内の路上教習って緊張しそうですね。首都高を走ったりも?
柏木:私が通っていたドライビングスクールは、高速教習はシミュレーターだったんです。だから高速はかなりハードルが高くて、実はまだ一回も乗れていなくて……。だって首都高なんて、一度降りられなかったら、一生降りられないですよね!?
ーー(笑)。免許取得後はしばらく運転せず、AKB48 56th Single『サステナブル』(2019)のMV撮影が、取得から約4年ぶりの運転だったそうですね。どんな撮影でしたか?
柏木:北海道のとにかく長~い一本道を運転しました。対向車が来ることもないので、心配は少なかったんですけど、運転だけじゃなくセリフもあって、表情も作らなくてはいけなかったので、かなり緊張感はありました。なにより後輩メンバーを3人も乗せていたので……。「緊張してますよね?」とか言われて、ちょっと恥ずかしかったです(笑)。でも、山と畑しか見えないような一本道をオープンカーで走るのは、すごく気持ち良かったですね。
ーー免許取得から現在まで、そのMV撮影以外では一度も運転していないんですか?
柏木:そうなんです! 地元に帰ったときに乗ってみようかと思ったんですが、やっぱり怖くて。技能教習の時点で、私はあんまり運転が得意なほうじゃないなって気づいていたんですよね。割とすぐにテンパっちゃうんです。免許は無事取れたけど、よっぽど運転しなきゃいけない状況じゃない限りは、しばらくやめとこうって思いました。いずれAKB48を卒業したりして少し余裕ができたら、ペーパードライバー講習を受けてもう一度チャレンジしてみたいです。時間に余裕ができて、頻繁に運転できれば慣れていくかなと思います。
ーー自動車の運転のどんなところが苦手ですか?
柏木:いっぱいあります。まず、右折がめっちゃ苦手。ハンドルを切りすぎちゃうんです。あとは、路上駐車の車を避けつつ、人が出てこないか注意する、みたいなことも苦手でした。路上教習でも、恵比寿ガーデンプレイスのあたりとか、人が多くてドキドキしました。
免許証の写真にショック…!今度こそ“盛れた写真”に
ーーペーパードライバーでも免許更新に行かなくてはいけないですよね?
柏木:そうなんです! 前回、すっかり忘れていて失効してしまって……。再取得のために、運転免許試験場であの長い講習を受けました。次は初めての更新扱いになってしまうみたいで、また試験場に行かないといけないんです。今、オフの日を探しているところです。
ーー今の免許証の写真は教習所で撮影したんですか?
柏木:そうです。その今の写真、全然盛れてなくて! 撮影係の方に「もうちょっとアゴ上げて! 」と言われて、ちょっと上げた瞬間にカシャッと撮られて、すごくショックでした(笑)。次の更新のときは、持ち込みのバッチリ盛れた写真にしたいと思います。
ーー自分で運転するなら、どこを走ってみたいですか?
柏木:私、あそこが好きです。「海ほたるパーキングエリア」に向かう東京湾アクアラインの海底トンネル(東京湾アクアトンネル)。あのどこまでも一直線に続く感じがいいですよね。海の近くの道が好きで、レインボーブリッジもベタにテンション上がります(笑)。あとは石川県の「千里浜なぎさドライブウェイ」。友達に教えてもらったんですが、日本で唯一、砂浜をドライブできる場所だそうです。
ーーAKB48のメンバーとドライブに行くことはあるんですか?
柏木:半分お仕事ではあったのですが、同い年の大家志津香ちゃんが現役メンバーだったときに、彼女の運転で後輩3人と千葉のほうへドライブに行ったことがあります。「先輩後輩で仲良くなろう」という企画で、敬語を使っちゃいけないルールがあって。やっぱり車って、絶対に会話が生まれるから距離が近くなりますよね。
ーードライブ中はどんなお話を?
柏木:割と真面目な話をたくさんしました。後輩が私たちに相談してきてくれたり、AKB48の昔話をしたり。海でバーベキューをしたのですが、途中で買い出しのためにスーパーに寄ったり、楽しかったですね。
小学生時代に家族で行った「キャンピングカーで九州一周の旅」
ーー子供の頃、ご家族で車に乗って旅行をすることはありましたか?
柏木:父が車好きで、ある時期キャンピングカーを持っていたんです。私が小学1年生か2年生の頃、キャンピングカーで車中泊をしながら家族3人で九州を一周した思い出があります。福岡の「海の中道」をドライブしたり、水族館に行ったり。熊本あたりで車中泊をして、朝起きたら車の周りを鹿に囲まれていたりとか、結構衝撃的な旅でした(笑)。車で旅をしないとなかなか経験できないことですよね。
ーー家族でよくドライブをした場所は?
柏木:鹿児島県の指宿(いぶすき)市の菜の花畑にはよく行きました。見渡す限りに菜の花が咲いている場所の道をドライブして、とても奇麗だったのでよく覚えています。いつかは自分の運転で家族と旅行やドライブをするというのが、一つの夢ですね。
ーーいつか自分が車を持つとしたら、どんな車種を選びたいですか?
柏木:電気自動車に乗りたいです。色やデザインとか、車の外見にあまりこだわりがないので、なるべく環境に優しい車に乗りたいなって思います。
好きな運転タイプの男性は「ブレーキを徐々に踏んでくれる人」
ーーずばり、柏木さんの理想のドライブデートは?
柏木:どこか遠い知らない土地に行って、そこでレンタカーを借りて、車で回るっていうデートがめちゃくちゃ憧(あこが)れです。それで、地元の人しか知らないようなお店にふらりと入ってみたり。免許を持ってるから、やろうと思えばできるんですけど、やっぱり運転に自信がないので……。
ーー気ままなドライブデート、素敵ですね。運転している男性の好きな仕草ってありますか?
柏木:仕草ではないかもしれませんが、丁寧な運転をする人がいいです。特にブレーキは、急に踏み込むんじゃなくて、徐々に踏んでくれる人がいいな。免許を取ってから、ブレーキのかけ方ってその人の思いやり次第なんだなって気づいたので、上手な人だととてもうれしいです。ブレーキ、大事です!(笑)
ーーいつか柏木さんの運転でドライブをするとしたら、誰を誘いたいですか?
柏木:迷うなあ……。やっぱり、AKB48のメンバーですかね。今はもう後輩しかいないんですけど、仕事で忙しいし、そもそも免許を取れない年齢だったりして、免許を持っていない子が本当に多いんです。一回のご飯より、一回のドライブのほうが仲良くなれそうだから、距離を縮めたい後輩たちを何人かずつ誘って、みんなの行きたいところに行きたいです。海でもアウトレットでも、どこでもいいけど、アンケートをとってそこに連れて行けるぐらいになれたら、めっちゃいい先輩だなと思います。目標ですね。
柏木由紀さんが「海に行くときに聞きたい5曲」
柏木:これ、センスを見られている感じですね(笑)。私、昔から車内で歌いたくなっちゃう人なので、今回選んだ5曲もカラオケでよく歌っている曲ばかりです。夏の日の昼間に、海の近くで窓を開けてドライブしているイメージで選んでみました。
- PUFFY『渚にまつわるエトセトラ』……幼稚園児か小学生のとき、母がPUFFYさんが好きで、よく車でかかっていた曲です。まさに夏! って感じで、海にピッタリ。
- JUDY AND MARY 『Over Drive』……疾走感があって、聞くだけで勝手にドライブの風景が思い浮かぶ曲です。テンションを上げるときに聞きたいですね。
- aiko『ストロー』……好きな人とドライブするようなシチュエーションにピッタリの曲。付き合いたてのきゅんきゅんする感じの歌詞で、まさにそういう一番楽しいときに流したらテンションが上がりそう。
- HY『AM11:00』……これも恋愛の曲ですが、小学生くらいの頃にめちゃくちゃはやっていた記憶があります。同世代が集まっているところでこれを流すと、大合唱になります(笑)。車に関する歌詞もけっこう出てくるので、ドライブでかけたいですね。
- back number『高嶺の花子さん』……テンポ感が、歌っていてとても気持ちがいい曲です。歌詞もちょっときゅんとする感じで好きですね。とにかくみんなで熱唱したいです!
(クリックすると、音楽配信サービスSpotifyで楽曲の一部を試聴できます。)
後編も、ぜひお楽しみください。
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柏木由紀
かしわぎ・ゆき 1991年、鹿児島県出身。2007年にAKB48の3期生としてデビュー。愛称は“ゆきりん”。18年のNHK大河ドラマ『西郷どん』に出演。21年3月には約7年半ぶりのシングル『CAN YOU WALK WITH ME??』をリリース。22年6月1日には自身が初めてプロデュースしたアイドルグループ「SPY」のシングル『あなたを狙い撃ち♡』がリリースされた。21年に行われた柏木由紀ソロコンサート「寝ても覚めてもゆきりんワールド2021」パシフィコ横浜・神奈川県民ホールの2公演を収めたブルーレイ&DVDが9月14日(水)に発売される。