【後編】ベンツオーナー、中川翔子のドラテクは？ 「友人に褒められました！」

2022年に芸能活動20周年を迎えた中川翔子さん（37）。デビュー以来、歌手、タレント、声優、女優、イラストレーターと多岐にわたって活躍しています。

2年前に開設したYouTubeチャンネルも好評で、チャンネル登録者数は95万人に迫ります。2022年5月に愛車「メルセデス・ベンツ C220d」の納車を報告した動画は、大きな話題となりました。

今回は、中川さんが“めーちゃん”と呼んでいる愛車とともに撮影を実施。愛車についてたっぷり語っていただいた前編に引き続き、後編では、お気に入りのドライブコースや憧れの車種、お仕事やプライベートのことを伺いました。

ーー愛車「メルセデス・ベンツ C220d」（通称めーちゃん）が納車されて、周囲の反応はいかがでしたか？

中川翔子（以下、中川）：友達はみんな喜んでくれました。「これがめーちゃんか！」と。もうこれまでに結構な人数を乗せました。最初は私の運転が怖いって言われていたんですが、「ブレーキの感じが意外といいね」とか褒められたりして（笑）。やっぱり友達を乗せると身が引き締まります。

ーーお友達ともドライブをするんですね。

中川：はい。おしゃべりをしながら気ままなドライブもしますが、車を持っていない子の送り迎えをすることもあります。めーちゃんに乗ると落ち着くのか、なぜかみんな悩みを打ち明けてくれるんです。乗り心地がいいからだと思いたいですね。

ーーめーちゃんでは、これまでにどこへお出かけしましたか？

中川：昨年の夏は茨城へ行って神社巡りをしたんですが、フルーツかき氷やお刺身など、合間でいろいろと地元のお店に行けたのもいい思い出になりました。おいしいものを食べるのが大好きなので、神奈川の三崎港へ行ってマグロを食べたり、“小江戸”として有名な埼玉の川越に行って食べ歩きをしたのも楽しかったです。

ーー近場ではどんなところへ？

中川：文京区、台東区の谷根千（谷中・根津・千駄木）のあたりはよく行きます。父のお墓も谷中にあるので、ついでにおいしいものを食べて帰ったり。タクシーだと1万円以上するのに、めーちゃんで行けば駐車場代2,000円ぐらいで済むって破格です！

ーー谷根千でお気に入りのお店はありますか？

中川：「ひみつ堂」っていうかき氷屋さんは、2,000円近くする高級かき氷なのですが、フルーツがドーンとのっていて、とってもおいしいです。あとは「川むら」っていうおそば屋さん。冬のメニューで牡蠣（かき）せいろがあるのですが、絶品です。

ーーめーちゃんと一緒にいろんなところへ行くなかで、セキュリティ面で気を付けていることはありますか？

中川：キーを身に着けていればドアハンドルに触るだけでロックされる仕様なので「ちゃんとロックがかかってるかな……」ってすごく心配になっちゃって。なので、カギのかけ忘れが気になったときはスマホのアプリでも確認するようにしています。リモートでもドアのロックやアンロックができるのが便利です。

ーーそれなら安心できますね。車関係で失敗してしまったエピソードはありますか？

中川：この前、地方ロケに行くために羽田空港に行ったら駐車場がいっぱいで、ひと駅離れた駐車場に停（と）めなくてはいけなくなってしまったんですが、ものすごく焦っていたのでハザードランプを点（つ）けたままにしてしまったみたいで。ハザードはリモートで消すことができなくて。やっちまった！ って感じです……。それをきっかけにJAFに入会しましたが、なるべくならお世話にならないよう気を付けたいです。

ーーめーちゃんで大満足されていると思いますが、他に乗ってみたい車種はありますか？

中川：そんなこと！ めーちゃんに聞かれたら申し訳ない……！ もちろんめーちゃん一筋だけど、“ぽーちゃん”にも乗ってみたいですね。白のポルシェを港区でよく見かけるんですが、シュッと斜めになった背中のラインがかっこよくて。まだまだ恐れ多いですが、いつかめーちゃんとぽーちゃんを2台持ちできたらかっこいいなって思います。この間、ピンクのぽーちゃんも見かけました。ピンクもいいなぁ。

ーーピンクのポルシェもお似合いになりそうですね。

中川：以前、『おぎやはぎの愛車遍歴』という番組に出演させてもらったときに、“ピンクの車しばり”でいろんな車を見せてもらったことがあるんです。そこで、『ルパン三世』で峰不二子ちゃんが乗っているのと同じ、ピンクの「フィアット 500」に乗らせてもらったのですが、ハンドルの縫い目まで全部ピンクで、本当にかわいかったです。

「派手すぎる」だとか「浮いちゃう」とか思う人もいるかもしれないけれど、みんな好きにすればいいと思うんです！

ーーほかに印象に残っている車種は？

中川：YouTubeの企画で試乗させてもらった「メルセデス・ベンツE300カブリオレ スポーツ」も、忘れられない車の一つです。ワインレッドカラーのオープンカー。撮影が冬だったので「寒くないかな？」と心配していたんですが、音声操作ができるので「寒い」って言うと首元から温風を出してくれるんです。全然寒くないどころか、空気の匂いまで楽しめて「冬のオープンカー、最高じゃん！」って思いました。

中山秀征さんもオープンカーなのですが、真冬にファーコート、サングラス姿で撮影現場に現れることがあって、「寒いのになんで開けてるんだろう」と思っていたんですが、冬のオープンカーの良さがわかった今では中山さんの気持ちがわかります（笑）。

ーー今、「ドライブしない？」と誘うとしたら、誰を誘いたいですか？

中川：2022年12月に結婚した南海キャンディーズのしずちゃんです。プライベートでもすごく仲良しで。本当に、親戚が結婚したみたいにうれしいです。お祝いもしたいので、あえてちょっと遠いところにおいしい焼肉を食べに行きたいです。

ーーYouTubeがチャンネル登録者数94.7万人（取材時点）と、絶好調ですよね。

中川：2020年の春頃に開設したのですが、本当に始めてよかったです。お仕事が大好きだから休日があるだけで「私、もう終わったのかな」って思って落ち込むんですけど、YouTubeを始めてからはそこで動画撮影の予定を考えたりできるので、以前よりも充実したライフスタイルで過ごせるようになったなと実感しています。YouTubeがきっかけでテレビ番組のオファーをいただくこともすごく増えたので、とてもありがたい存在です。

ーー企画も幅広く、見応えがあります。

中川：実はYouTubeのスタッフさんたちはもともと麻雀友達なんです。あまり気を張らなくていいので、息抜きにもなっているし、そのとき思ったことや伝えたいことを発信できる場にもなっています。

これまでにも生きた証（あか）しを残すために、ブログやTwitterをずっとやってきましたが、YouTubeはなんとなく始める勇気がなかったんです。今ではもっと早くやればよかったって後悔しています。今20歳ぐらいだったら、毎日更新してるんじゃないかな。2023年早々に、チャンネル登録者が100万人いけるように頑張りたいです。

ーー最近のおうち時間はどのように過ごしていますか？

中川：『きのう何食べた？』っていう漫画が好きで、そこに出てくるレシピを再現するのにハマっています。「豚バラ、キャベツ、にら、春雨のモツ鍋風」っていう料理はお気に入りで何回も作りました。春雨がスープを吸ってとってもおいしいんです。友達に振る舞ったこともあります。

ーーそれはおいしそうです！ ほかに得意料理はありますか？

中川：誰かが家に遊びにくるときはミートパイをよく焼きます。凝った料理のように見えて意外と簡単で、みんなからも好評をいただいています。誰かに「おいしい」と言ってもらえるのは、やっぱりうれしいですね。

ーー2022年、芸能活動20周年を迎えられましたが、どのような心境ですか？ 今後、やってみたいことはありますか？

中川：20代のときは「お仕事が一番だ」ってくらいお仕事に振り切っていて、それはそれで良かったと思うんですが、最近はプライベートも大切にしていかないといけないのかもって思うようになりました。これからも大好きなお仕事を続けていくために、友達と遊んだり、がんばった自分にご褒美をあげたり。前は不安だった休日が、めーちゃんのおかげでワクワクする予定で埋まるようになってきたし、前より焦らなくなってきたような気がします。

あと長く歌えるように、健康には気を付けたいです。いつか子育てしながら、子供たちが喜ぶ歌を歌う人になりたいです。