インタビュー「ドライブしない?」

【前編】杉野遥亮、一人ドライブは下道で「景色の変化を楽しみたい」

杉野遥亮 インタビュー 前編

2022.11.16

取材・文=鴨居理子/撮影=鈴木大喜/ヘアメイク=HORI/スタイリスト=服部昌孝

2022.11.16

取材・文=鴨居理子/撮影=鈴木大喜/ヘアメイク=HORI/スタイリスト=服部昌孝

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大学在学中に「第12回FINEBOYS専属モデルオーディション」でグランプリを獲得し、モデルとして芸能界デビューを果たした杉野遥亮(ようすけ)さん(27)。
近年ではドラマ『ユニコーンに乗って』『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』や映画『東京リベンジャーズ』など、話題作で好演し、実力派俳優として存在感を増しています。

前編では「将来は車を持ちたい」という杉野さんに、免許取得時のエピソードや「車を持つこと」に対する思いなどを伺いました。

「いけるでしょ」と思ったら、
学科試験には1回落ちてしまい…

ーー杉野さんが普通自動車免許を取ったのはいつ頃ですか?

杉野遥亮(以下、杉野):19か20歳くらいの頃です。その頃は地元の千葉に住んでいたので、千葉の教習所に通っていました。1回落ちたんですよ、学科試験……。「いけるでしょ」みたいな感じで受けてみたら落ちちゃいました。落ちる人って、あんまりいないですよね?

ーー教習所内を走る実技教習はどうでしたか?

杉野:楽しくやっていました。僕はAT限定免許でしたし、割と難なく乗りこなせるようになりました。縁石に乗り上げたり擦(こす)ったりすることもなかったと思います。

ーーセンスがあるんですね。

杉野:いや、そんなことないです。だって、運転適性検査ではD判定が出てしまったので(笑)。

ーー普段の生活の中で、運転はされるんですか?

杉野:普段、自分で運転する機会は少ないです。仕事のときはマネージャーさんが運転する車か、タクシーでの移動が多いです。一人で遠出をするときなんかはレンタカーを借りたりします。最近はなかなか行けていないですが、1~2日休みがあると、京都の神社にお参りに行ったりもします。

ーー移動中はどんなふうに過ごしていますか?

杉野:台本を読んだりすることもありますが、基本的には音楽をかけてぼーっとしていることが多いです。あとは、窓を開けて風を浴びたり。最近は自分の心の中を整理するような時間にできたらいいなとは思っています。

ーー神社がお好きなんですね。

杉野:はい。何かの節目だったり、仕事やプライベートで自分の中に何かモヤッとしたものがあるときに行くと、心がスッキリとする感覚があるんです。

ーー遠出をするときのルートにこだわりはありますか?

杉野:僕は下道(一般道路)が好きなので、高速をあえて降りてみることはあります。高速だと景色の変化が少ないのですが、下道は街の風景が見られるので面白いんです。

ーーたしかに、下道の方が景色の変化が大きいですよね。運転に自信はあるほうですか?

杉野:僕、駐車とかも、わりとスムーズに一発で入れるタイプなんです。ただこの間、忙しくて免許更新を忘れてしまい、ゴールド免許になる予定だったのに、それがなくなってしまいました……。これはけっこう悔しかったです。

いつか迎えたい、憧れの「ゴツめの車」

こちらを見て立つ杉野氏

ーー今までに車を所有したことは?

杉野:ないんです。自分の車を持てばもっと行動範囲が広がるだろうなとは常々思っているのですが、結局買えていないのは、やっぱり自分の中にまだ余裕がないってことなのかもしれません。「マンションの駐車場、空いてないしなぁ」とか「いま現在なくても生活できているし……」とか。自分の車を持つことへの憧れはすごくあるのですが、まだそのタイミングではないんだと思っています。

ーーいつか車を持つとしたら、どんな車に乗ってみたいですか?

杉野:やっぱり、人とあまりかぶりたくないっていうのはあります。本格的に買いたいとなったら、誰か詳しい人に相談すると思います。ゴツめの車にはずっと憧れています。メルセデス・ベンツのゲレンデヴァーゲンやジープ、ランドクルーザーとか、そういう車に漠然とした憧れがあります。

ーー車を持ったらどんな場面で乗りたいですか?

杉野:休みの日に千葉の実家に帰ったり、海のほうに行ったりしてみたいです。そういうちょっとしたリフレッシュのために使います。運転すること自体も気分転換になると思います。

弟の運転で一緒にドライブできたら

横向きに座る杉野氏

ーー小さい頃の家族とのドライブの思い出はありますか?

杉野:父親の実家が宮崎県なのですが、千葉県から家族4人で車で帰省したりもしていました。めちゃくちゃ長距離なので、行き2泊、帰り2泊とかしていました。子供ながらに、本当に面白かったです。もちろん高速道路に乗ってですけれど、いろんな県をまたいで行くのでその土地によって全然雰囲気も違えば、空気も違ったりする。小さい頃にそれを体感できたのは経験としてよかったです。

ーー運転はどなたが?

杉野:運転するのはもっぱら父でした。だから僕もいつか運転免許をとって助けられたらいいなと思っていましたし、単純に乗り物を動かすのは楽しそうだなとも思っていました。

ーー車の中でかかっていた音楽などは覚えていたりしますか?

杉野:サザンオールスターズはよくかかっていました。あとはGReeeeNとか、FUNKY MONKEY BΛBY'Sとか、どちらかというと僕ら世代の曲もかけてくれていました。桑田(佳祐)さんの歌声を聞くと当時のことを思い出すので、今でも懐かしい感覚になります。


ーー今、ドライブに誰かを誘うとしたら?

杉野:そうだなぁ、久しぶりの人がいいので、うーん……弟かな。最近会えていないので、ゆっくり話せる車の空間はいいのかもしれません。都会をドライブというよりは、海だったり、自然のあるところを走りたいです。

僕が運転してもいいけれど、弟が運転する姿を見たことがないので、弟の運転でもいいですね。弟が免許を持てる年齢になったってことを、僕自身ちゃんと実感していないところがあるので。弟の運転を見たら、それだけで感慨深いものがあるんじゃないかなと思います。

ーー宮崎にあるお父さんのご実家に行ってみるのもいいのでは?

杉野:兄弟二人きりで、それはさすがに長時間すぎるかも。無理だと思います……(笑)。

こちらに視線を向ける杉野さん

杉野遥亮「夕焼けの中をドライブするときに聞きたい5曲」

杉野:夕暮れ時って自分の心の内に溜めていたものが湧き上がってくるような時間だと思うので……。そんなときに聞きたい曲をセレクトしてみました!

  • FUNKY MONKEY BΛBY'S「ちっぽけな勇気」……僕がパーソナリティを務めているラジオ『杉野遥亮の今夜もオフトーク』でかけさせてもらったのをきっかけに、また聞くようになりました。自分の心と向き合うときに、寄り添ってくれるような曲です。
  • FUNKY MONKEY BΛBY'S「悲しみなんて笑い飛ばせ」……感傷に浸りたいときに聞きたい曲です。10代の頃にも聞いていましたが、この年齢で聞くとまた違う感じで心に沁みるなと思います。
  • Superfly「愛をこめて花束を」……僕は気になるとミュージックアプリでアーティスト名を検索して上から順に曲を聞いていくことが多いのですが、Superflyさんは歌声が素敵だなと思って最近聞き始めました。明るく前向きな気持ちにさせてくれます。
  • ケプラ「これからのこと」……ラジオをきっかけに知った全員10代のバンドなんですが、聞くとすごく温かい気持ちになります。散歩をするときに聞いたりします。
  • 竹原ピストル「Forever Young」……ドラマ『バイプレイヤーズ』第1シリーズのエンディング曲です。ちなみに僕が出演させていただいた第3シリーズと劇場版では「今宵もかろうじて歌い切る」がエンディング曲になっています。竹原さんの歌う姿はものすごく魂がこもっていて、心にくるものがあります。

(クリックすると、音楽配信サービスSpotifyで楽曲の一部を試聴できます。)

後編ではお仕事への向き合い方や、健やかに過ごすために行っていることについて伺いました。

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応募期間は終了しました。

※オークションサイト、フリマアプリなどでの転売を禁止します。

杉野遥亮

すぎの・ようすけ 1995年、千葉県出身。2015年、第12回FINEBOYS専属モデルオーディションでグランプリを受賞しデビュー。2017年には映画『キセキ〜あの日のソビト〜』で俳優デビューし、近年ではドラマ『ユニコーンに乗って』『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』、映画『東京リベンジャーズ』など話題作に出演。2022年9月22日にはフォトブック『8』(ワニブックス刊)を出版。

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