魅惑の「丼ごはん」BEST3
川津幸子さんの「これ、作ってみて!」天丼、牛丼、親子丼……etc. ごはんの上に、おかずをのせた丼ごはんは、愛され続けている人気メニューです。ぱぱっと準備ができるので、作る方にとって、手軽なのも魅力。 レパートリーが広がれば、毎日のごはん作りがぐんと楽になります。 今月は、肉、魚、そして野菜をたっぷり使った丼料理をご紹介します。 自慢の一品になることを願って!
豚しそバター丼
バターの溶けたしょうゆのおいしさ、さらにそれがしみたごはんのおいしさといったら。そんな魅惑のソースで作る豚丼です。薄切り肉ならすぐに火が通るので、調理時間は15分。子供が小さかった頃、「急いでいるときの豚しそバター丼」「献立に困ったときの豚しそバター丼」と大活躍しました。
サーモンごま漬け丼
おすし屋さんでも、一番人気と聞くサーモン。生食用が、スーパーで一年中手に入るので、身近になりました。すりごまたっぷりのごまだれをからめて、簡単サーモン丼はいかがですか。1杯目はあつあつごはんにのせ、2杯目はお茶漬けにする手もあり。そうそう、ごはんをすしめしにするのもおすすめです。
ビビンバ
おなじみのビビンバ。しっかり味つけした韓国風牛そぼろが、野菜のナムルとごはんに絶妙にからんで、思わず箸(スプーン?)が進みます。わが家に来た人に作ったとき、年齢を問わず、一番多かった感想が、「野菜がいっぱい食べられていいね」でした。ナムルは、このほか、ほうれん草、小松菜、大根などで作ってもおいしい。名脇役の卵黄、白菜キムチも、お忘れなく。
川津幸子
かわつ・ゆきこ 料理編集者、料理研究家。雑誌『オレンジページ』創刊や、栗原はるみさんの『ごちそうさまが、ききたくて。』など数々のヒット作を手掛けた後、1995年から1年間エコールキュリネール国立(現エコール辻東京)でフランス料理を学ぶ。以後は、料理研究家と編集者を兼ねながら、料理の楽しさを伝えている。作る人の視点に立った、簡単でおいしい料理が好評で、『100文字レシピ』シリーズをはじめ、『いつもキッチンからいいにおい』(オレンジページ)、『ごはんよ、急げ!』『さあ、腕まくり』(幻冬舎)、『そろそろ大人のおいしい暮らし』(マガジンハウス)、『100円100品100文字レシピ』(文藝春秋)、『しゃばけごはん』(新潮社)など著書多数。新潮文庫「100文字レシピ」の全シリーズが、電子書籍になって好評配信中。