豚しそバター丼
川津幸子さんの「これ、作ってみて!」
川津幸子
バターの溶けたしょうゆのおいしさ、さらにそれがしみたごはんのおいしさといったら。そんな魅惑のソースで作る豚丼です。薄切り肉ならすぐに火が通るので、調理時間は15分。子供が小さかった頃、「急いでいるときの豚しそバター丼」「献立に困ったときの豚しそバター丼」と大活躍しました。
材料(4人分)
- 豚ロース薄切り肉
- 300g
- 青じそ
- 10枚
- サラダ油、酒
- 各大さじ1
- A (砂糖小さじ2、バター・しょうゆ各大さじ2)
- 塩、こしょう
- 各少々
- ごはん
- 適量
作り方
- 1.豚肉は、軽く塩、こしょうをふる。
- 2.青じそはせん切りにする。
- 3.フライパンにサラダ油を熱し、(1)の豚肉の両面を香ばしく焼いて取り出す。あとのフライパンに酒を入れ、沸騰したら、Aを入れてひと煮立ちさせ、肉を戻して手早くからめる。
- 4.温かいごはんに(3)をソースごとのせ、(2)の青じそをのせる。
肉の両面を香ばしく焼いたら、いったん取り出します。余熱もあるので、肉は焼き過ぎないよう気をつけて。
肉を焼いたあとのフライパンには、肉のうまみがついています。酒をかけて、そのうまみを溶かしてから、バターとしょうゆ、砂糖を加えて、ソースを作ります。
あとは、ソースの中に焼いた肉を戻して、手早くからめれば、でき上がり! ソースごとごはんにのせてどうぞ。

川津幸子
かわつ・ゆきこ 料理編集者、料理研究家。雑誌『オレンジページ』創刊や、栗原はるみさんの『ごちそうさまが、ききたくて。』など数々のヒット作を手掛けた後、1995年から1年間エコールキュリネール国立(現エコール辻東京)でフランス料理を学ぶ。以後は、料理研究家と編集者を兼ねながら、料理の楽しさを伝えている。作る人の視点に立った、簡単でおいしい料理が好評で、『100文字レシピ』シリーズをはじめ、『いつもキッチンからいいにおい』(オレンジページ)、『ごはんよ、急げ!』『さあ、腕まくり』(幻冬舎)、『そろそろ大人のおいしい暮らし』(マガジンハウス)、『100円100品100文字レシピ』(文藝春秋)、『しゃばけごはん』(新潮社)など著書多数。新潮文庫「100文字レシピ」の全シリーズが、電子書籍になって好評配信中。
この記事はいかがでしたか?
この記事のキーワード
あなたのSNSでこの記事をシェア!