信州のご当地スーパー「デリシア」で3,000円予算の絶品お土産バトル! ライター厳選の長野グルメ
ご当地スーパーでお土産探し。旅好き2人が3,000円予算で勝負!お土産探しは旅の楽しみのひとつです。道の駅や土産物店にはその地域を代表する名物がズラリと並び、まずハズレはありません。ただ、どうしても同じものに片寄りがちで、何度も訪れているエリアでは飽きてしまうことも。そこで注目したいのが、地元で絶大な支持を得ているスーパー! ご当地スーパーで地元感たっぷりのお土産を探してきました。
旅先のお土産探しはご当地スーパーがおすすめ!
画像提供:デリシア
地域密着型で地元住民の信頼度が高いご当地スーパーは、お土産探しに最高の舞台です。
地元の名物と言われるものは、その土地に住む人が愛用しているモノや食。ご当地スーパーには伝統調味料や一見地味なのにクセになるB級おやつ、“ばらまき土産”にぴったりな大袋が盛りだくさん。新たな名物になりそうなモノや、そこでなければ手に入らないオリジナル商品(PB)だってあるんです。
もらって嬉しく、贈るのがちょっと自慢なご当地モノ探しの宝庫、それがご当地スーパー!
予算はひとり3,000円! ご当地土産お買い物勝負!
旅先や出張先で地域の人たちに絶大な支持を得ているスーパーに立ち寄り、土産物を探す「予算3,000円・時間無制限の一本勝負」は、ひとり3,000円(税込み)の予算内であれば、友達、家族へのお土産はもちろん、自分へのご褒美などなんでもOK。これぞ! というアイテムを見つけて自慢し合うという勝負です。
第2回を迎えたお土産探し勝負の舞台は「デリシア」!
長野の味が盛りだくさんのデリシア軽井沢店へ!
「デリシア」は「アルピコ交通」を中心に多角的な事業展開を行っている「アルピコグループ」のスーパーマーケットで、長野県内に60もの店舗を構えています。
いわゆる電鉄系で駅やバス停に近い店舗が多く、営業時間が長いのが特徴のひとつ。軽井沢店も軽井沢駅から徒歩約13分、バスなら下車後徒歩約1分! 地元住民はもちろん、旅行者が訪れやすい好立地です。
軽井沢店は国道18号沿いに建ち、駐車場も広いので、マイカー派も気軽に利用できるという死角なしのロケーション。朝9時から夜22時まで営業しているので、お土産を買い忘れたときに駆け込むのにも、もってこいなんです。
そして地元住民が声をそろえて評価しているのがPB商品の数々。
おいしいご当地の味覚が満載(画像提供:デリシア)
こだわりが詰まったおいしい惣菜「デリシアセレクション ミールズ」やちょっと贅沢なPB食品「デリシアセレクション プレミアム」、生産者や生産地を厳選した生鮮食品「デリシアセレクション フレッシュ」など、“長野の味”が盛りだくさん。
「予算3,000円・時間無制限の一本勝負」の舞台にぴったりな店舗なのです。
ご当地土産探し勝負、挑戦したのはこのふたり!
右がライター大森、左が助っ人スタッフの横山。ともにご当地スーパー好き
旅好きのライター・大森と助っ人スタッフの横山が、車中泊での出張ついでにご当地スーパーでお土産探し対決!
写真右/大森
…ライター。長年アウトドア仕事が多く、仕事で地方を訪れても自炊。そのためご当地スーパーを訪れると調味料、惣菜、インスタント食品コーナーを巡るのがルーティーン
写真左/横山
…ご当地スーパー巡りにハマる大森の知人。特に好きなのはPB商品。ご当地モノが多い醤油などの調味料、ワンカップの地酒のほか、野菜、パン、お菓子コーナーをチェック
デリシア常連!? 大森が選んだご当地土産
大森にとって「デリシア」は、毎シーズン楽しんでいるスノーボードで白馬に向かうときに訪れるスーパー。
都内からクルマで向かうときは白馬店や大町店、バスや電車利用のときは松本駅前店でお土産とおやつを買ってから帰途についています。
軽井沢店はキャンプ場巡りのときに何度か立ち寄っていて、いつも地元産の野菜たちに心を惹かれます。
【大森チョイスのご当地土産】
1.松尾商店×みんなのテンホウ 野沢菜餃子 469円
2.柄木田製粉 おやきミックス 449円
3.オブセ牛乳 みるくもち 219円
4.田七屋 乾燥えのき茸 350円
5.長門牧場 味噌チーズ 699円
6.デリシアセレクション フライドガーリック テーブルフレンズ味 299円
7.極 信州シャインマスカットチョコレート 278円
計2,763円+税=2,984円
※1~7に記載した商品価格は2025年3月購入時の本体価格となります。
左から、みるくもち、信州シャインマスカットチョコレート、味噌チーズ
甘いモノ好きの友人へのお土産に、「みるくもち」と「信州シャインマスカットチョコレート」。みんなで集まるときのつまみに「味噌チーズ」を選びました。
おつまみに、サラダに、ごはんにも。アレンジ自在な味噌チーズ
長門牧場のゴーダチーズを信州の味噌に漬けた「味噌チーズ」はおつまみにぴったり。
「チーズも味噌も発酵食品なので相性抜群。まろやかな塩味はお酒に合うし、サラダに散らしてもいい。おかかと一緒にごはんに混ぜておむすびにしてもいいんです」(大森)
個包装でお土産にもおすすめのみるくもち
オブセ牛乳を使ったもっちもちの生地でミルク味のクリームとマシュマロを包んだ「みるくもち」。
「優しい甘さで大人も子供も好きな味。一口サイズのこんな小さなもちなのに、噛むとミルキーなクリームとマシュマロが飛び出して……初めて食べたときの衝撃ときたら! 個包装でお土産向きでもあります」(大森)
シャインマスカットの香りがたまらない
「信州シャインマスカットチョコレート」は初購入。
「信州産のシャインマスカット粉末をふんだんに使用していて、袋を開けると香りが辺り一面に漂います。香りがいいから一口でも満足度が高く、みんなで分け合うのにちょうどいい感じ。ワインと合わせてもいいかも」(大森)
左からフライドガーリック テーブルフレンズ味、野沢菜餃子
車中泊のお供になりそうだと手に取ったのが、デリシアのスパイスを使った「フライドガーリック」と「野沢菜餃子」です。
「スライスじゃなく、大粒ニンニクをそのまま使ったフライドガーリック。カリッカリで揚げ物のようなベタつきはないし、ほどよくスパイスが効いていて、ついつい手が伸びます。ナイフの背でかるく砕いてサラダに散らしたり、ポテサラに混ぜたりなんて使い方も。当然ながらニンニクの香りはそれなりにあるわけで、レンタカーでは気を付けたほうがいいかも?」(大森)
信州の名店がコラボした野沢菜餃子は絶品!
信州のご当地チェーン店「みんなのテンホウ」の餃子はシナモンや八角を使ったあんが特徴ですが、こちらは漬物の老舗「松尾商店」の野沢菜を使った変わり種。
「粗めに切った野沢菜がしっかり効いて、タレなしでおいしく食べられます。焼き方は公式サイトで紹介されていて、2人前を焼くのに200ccほどの水を注ぎます。こんなに水が多くて大丈夫?と思いましたが、皮はふっくらしているのにパリッと焼けました。これ、すごい。宿泊先で調理ができる環境なら鉄製スキレット、必携かも」(大森)
左から、おやきミックス、乾燥えのき茸
帰宅後に長野の味に浸る自宅土産がコレ。
水分が多くて傷みやすいキノコも、乾燥させるとうま味も香りも増しいいことずくめ。
「知り合いのフードコーディネーターが干したエノキダケがおいしいと絶賛していて、コレだ! と手に取りました。軽井沢の食材を使った加工品で知られる田七屋の『乾燥えのき茸』は、水戻しせずそのまま味噌汁に入れていい優れもの。軽くて日持ちするし、長野はエノキダケの生産量が日本一だから、料理好きの友達へのお土産にもよさそう」(大森)
アレンジの幅が広いおやきミックス
ホットケーキミックス、お好み焼きミックス、天ぷら粉。
ミックス粉はせいぜいこれくらいだと思っていたのですが、長野では「おやきミックス」も大メジャー商品だそうです。
「小麦粉に砂糖とベーキングパウダーを加えた粉で、1袋(1kg)で40〜50個のおやきを作れるそうです。ためしに10個分を作ってみましたが、適当に甘辛く味付けしたナスを包むだけでおやき!
砂糖が入っているのだけど、甘味が主張するわけではないのでお好み焼きにも使えます。ホットケーキにするなら砂糖を加えるなど、応用できるのは嬉しい。1kgは多いなぁと思いましたが、おやきは冷凍できるし普通に使い切りました」(大森)
デリシア初潜入! 横山が選んだご当地土産
仕事でもプライベートでも軽井沢を訪れる機会が多い横山ですが、意外にもデリシアに訪れたのは初めて。
「軽井沢店は18号を走るときに気になっていました。高級スーパーな感じにドキドキわくわく。紀伊國屋ブランドの商品までそろっているし、もう気になるモノがいろいろあって、すべて自分&家族土産となってしまいました」(横山)
【横山チョイスのご当地土産】
1.松山功商店 石臼挽き信州 そばくるみ 389円
2.デリシアセレクション きざみ野沢菜漬 199円
3.佐藤肉店オリジナル 特製ハンバーグ 324円
4.浅間納豆本店 浅間納豆 129円
5.デリシアセレクション フライドポテト サワークリームオニオン味 299円
6.デリシア 信州生まれ 信州産りんごのりんごバター 399円
7.千曲錦酒造 千曲錦 純米吟醸 429円
8.デリシアセレクション 厚切りアップルソースとんかつ 499円
計2,667円+税=2,888円
※1~8に記載した商品価格は2025年3月購入時の本体価格となります。
※6「デリシア 信州生まれ」は2025年夏頃にブランドリニューアル予定
上から浅間納豆、きざみ野沢菜漬、厚切りアップルソースとんかつ、特製ハンバーグ、信州産りんごのりんごバター
まずはご飯やパンのお供&おかず系。旅の途中で食べられるモノからご紹介。
リンゴ風味のソースに横山絶賛の厚切りアップルソースとんかつ
デリシアは総菜に力をいれていて、そのまま食卓に並べても恥ずかしくない“家庭のレストランの味”がコンセプト。忙しい現代人にめちゃ助かるスーパーなんです。
デリシアセレクションのロースとんかつは、今回の個人的ヒットグルメだそうで、「“アップルソース”の文字を見て迷わず手に取りました。よくあるとんかつソースよりも、きちんとリンゴの風味を感じます。ボリューミーな厚切りとんかつだけど、ぺろりと食べられちゃう。今回は旅のおつまみにしましたが、自分土産としてもリピートしたい一品でした」(横山)
肉のうま味をしっかり感じる特製ハンバーグ
パッケージの「信州軽井沢で肉にこだわり80余年…」というコピーに惹かれて手に取ったのがこちら。
中軽井沢にある別荘族御用達の肉店「佐藤肉店」のハンバーグで、ソースでごまかすことなく肉の甘味やコクが感じられます。お酒と合わせるならニンニク醤油やデミグラス、子供向けならトマトたっぷりソースなど好みの味付けにできるのもいいですね。
(おそらく)浅間山が描かれ、ご当地感たっぷりの浅間納豆
醤油や味噌はご当地感たっぷりなんですが、横山曰く「納豆も個性が光るパッケージデザインが多く、見たことのない納豆を見つけると嬉しくてつい手に取ってしまいます」
粒はちょっぴり大きめ
小粒と書かれていますが、ちょっと大きめでツヤツヤ。大豆の味をしっかり感じられます。
PB・デリシアセレクションのきざみ野沢菜漬
「きざみ野沢菜漬」と「信州産りんごのりんごバター」はデリシアのオリジナル商品。
「きざみ野沢菜漬」は塩味と酸味のバランスがよくシャキシャキした歯ごたえ。刻みといっても5cmほどに切りそろえられていて、そのまま食べても、細かく刻んで炒飯や炒め物、スープに入れてもよし。シンプルな味付けでアレンジしやすく、使い切れないなんてことはありません。
角切りリンゴの食感がおいしさアップのりんごバター
「信州産りんごのりんごバター」は、名前のとおり長野県産のリンゴを使っています。
「口に入れると、小さな角切りリンゴを感じます。甘いけど、リンゴの爽やかな酸味とバターのまろやかさで甘すぎるわけじゃないのがおもしろいですね」(横山)
左から、そばくるみ、フライドポテト サワークリームオニオン味、千曲錦 純米吟醸
上蓋を取れば皿代わりに使える深めのプラ容器入りおつまみは、旅先で買いがちだという横山。そんな2品と日本酒で“旅先晩酌セット”が完成。酒好きらしいセレクトです。
ほんのり甘くて上品な味のそばくるみ
名産のそばとくるみを同時に味わえる、ザ・信州なお菓子。
「くるみにそば粉と砂糖を絡めていてほんのり甘く、かすかに塩味も感じられます。上品な味ですね。日本酒に合うかも」(横山)
手が止まらなくなるフライドポテト サワークリームオニオン味
サワークリーム好きの横山が、信州っぽさ関係なく選んだのがこちら。
「“ぽさ”はなくてもデリシアPBですから。サワークリーム味はどぎつくなく、2本まとめて食べるとちょうどいい風味でした。こちらはビールが合うなぁ」(横山)
見ているだけでも楽しいデリシア軽井沢店の一合瓶コーナー
軽井沢店のリカーコーナーには日本酒の一合瓶がズラリ並ぶ棚があり、地元酒造の多さに圧倒されます。
「一合瓶はお土産に最高。瓶でもそこまで重くないから友達に手渡ししやすいし、試し飲みにもちょうどいい。いくつか買って好みの味を見つけてから一升瓶を買ってもいいし。なによりこのサイズの瓶ってかわいいもの」(横山)
軽い飲み口で食事にも合う千曲錦 純米吟醸
気になるお味は……「純米吟醸だけど過剰に甘い感じじゃなく、すっきり。アルコール感控えめで、つい飲み過ぎそう」(横山)
デリシアには信州の庶民の味が山盛り!
最後にデリシア担当者に売れ筋土産を聞いてみたところ、「生鮮食品だと長野県産の野菜や果物、蓼科牛。牛乳パン、デリシアセレクションの飲むヨーグルトや生ハム、チーズも評判です。日持ちするものでは、お買い上げいただいた信州生まれのジャムやはちみつあたりですね」とのこと。
蓼科牛と飲むヨーグルト! 次はぜひチェックしてみます。
「久々のデリシアでは野菜や冷凍・冷蔵コーナーに目が行って仕方ありませんでした。もう少しPB商品をじっくり見たかったかも。それにしても横山さんの惣菜と納豆にはやられました。たしかに惣菜は、地域の家庭の味を手軽に試せる優れもの。納豆もパッケージを集めたくなるほどかわいい。その手があったか!」(大森)
「初デリシアで浮き足立ってしまいました。もっとエッジの効いた商品をセレクトすればよかった。大森さん購入の野沢菜餃子は、2つの店のコラボに名物食材でまさにご当地グルメといった感じ。郷土料理を作ることができるおやきミックスは、お土産店では見かけないスーパーならではの品! あっぱれです」(横山)
第2回「予算3000円・時間無制限の一本勝負」はミックス粉を手にした大森が優勢勝ち。もしかしてこの勝負、舞台となるご当地スーパーに足を踏み入れた回数が多いほうが優位なのかも。
次回はふたりとも初訪問のスーパーで勝負して、センスを競いたいところです。
店舗情報:デリシア 軽井沢店
住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢野沢原1323-1002
電話:0267-42-0505
営業時間:9時~22時(年末年始は除く)
定休日:年内無休(1月1日休)
https://www.delicia-web.co.jp/shop/delicia-karuizawa/
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