おみやげ土産バナシ

山形・酒田市の名酒をもっと身近に。まろやかで飲みやすい「ヨーグルト酒」

山形県 写真家・志鎌康平のおみやげ土産バナシ 3品目

2023.10.22

文=瀬谷薫子 / イラスト=山田将志

2023.10.22

文=瀬谷薫子 / イラスト=山田将志

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米どころ山形といえば日本酒も美味。今回の土産ものはそんな日本酒をもっと身近に楽しめる、酒田市の名酒蔵が作るヨーグルト酒。国産の貴重なジャージーヨーグルトを贅沢に使用したお酒はまろやかで飲みやすく、女性にも好まれること間違いなしです。


旅の目的のひとつ、お土産。この連載では日本各地のローカルプレイヤーに、ここに来たら持ち帰るべし、というおすすめのお土産を聞きます。
今回のレコメンダーは、山形県を拠点に活動し、写真スタジオ兼アトリエ「月日坊」を営む写真家の志鎌康平さん。生まれ育った山形で、農家さんはじめ食の生産者ともつながりが深い彼に、山形の土地柄や文化が伝わるユニークなお土産4品を教えていただきました。

今回のレコメンダー志鎌康平さん

しかま・こうへい  1982年山形市生まれ。東北芸術工科大学卒業。写真家小林紀晴氏のアシスタントを経て独立し、志鎌康平写真事務所【六】設立。人物から料理そして風景まで、日本中世界中を駆け回りながら撮影を行っている。移動写真館「カメラ小屋」、写真スタジオ兼日本各地の作家や食のイベントを行うアトリエ「月日坊」を運営。

3品目
山形の名山、鳥海山の麓でつくられる「ジャージーヨーグルトのお酒」

ヨー子 720mL(2,200円)

▲ヨー子 720mL(2,200円)

「山形にある山のうちでも、僕が特に好きなのが『鳥海山(ちょうかいざん)』。

高山植物が多く、夏でも雪が残るエリア、鳥海湖という湖など、登る場所によっていろいろな眺めを楽しませてくれる山です。

そんな鳥海山の麓にある酒田市の酒蔵『楯の川(たてのかわ)酒造』が作ったヨーグルト酒が『ヨー子』。

元々はここの日本酒が好きで飲んでいたんですが、ヨー子はそこにヨーグルトを合わせたもの。

ここのお酒は素材へのこだわりがすごいんです。看板商品の純米大吟醸『楯野川』がまずおいしい。自社の契約農家で栽培した酒米を使い、精米も自社で行うという、原料の米作りからこだわりをもって取り組んでいるものなので、日本酒が好きな方はぜひこちらも飲んでみてほしいです。

この『楯野川』に合わせるのが、超濃厚な味わいの国産ジャージーヨーグルト。このふたつが合わさるなんて、想像しただけでおいしいですよね。


味は濃厚ですが、酸味もあるので飲みやすく、なめらかな口当たり。まずはキリッと冷やしてロックで飲んでみてください。お好みで炭酸割りや、フルーツとの相性もいいので果汁割りもおすすめ。レモンやグレープフルーツ果汁と合わせたシリーズもあります。

イメージとしてはマッコリに近い味。アルコール分6%と軽やかなので、日本酒になじみのない方や女性にも飲みやすいんじゃないかと思います。

商品のブランディングも変わっていて、『ヨー子』は鳥海山の麓にあるBARの店主という設定。商品のHPやSNSで、店の物語が更新されているんですが、それもユニークで面白いです。

パッケージのイラストも可愛いので、皆で飲むときの手土産として持っていくと話の種になっていいですね。最初の一杯にも、ひと通り飲んで落ち着いてきた頃の口直しにもいい。シーンを選ばないお酒です。


米の名産地でもある山形には、おいしい日本酒がいろいろあるので、まずはここから飲み始めてもらって。少しずつ日本酒のおいしさを知ってもらうきっかけになればいいなと思います」

BAR ヨーコ(楯の川酒造)

https://bar-yoko.jp/

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