おみやげ土産バナシ

博多銘菓・東雲堂と福岡の人気店マヌコーヒーのコラボ土産。かわいい巾着におやつとコーヒー「はかたにわか」

福岡県 酒場店主・岸本とも子のおみやげ土産バナシ 4品目

2023.11.29

文=瀬谷薫子 / イラスト=山田将志

2023.11.29

文=瀬谷薫子 / イラスト=山田将志

1年点検を受けると、だれにでもチャンス

福岡といえば飲み文化のイメージが強いですが、実はコーヒー文化も盛ん。スペシャルティコーヒーを提供する、独立系コーヒーショップがいくつもあるそうなんです。そんな中でも福岡市中央区にある名店のコーヒー&銘菓セットが今回の土産モノ。見た目もかわいくプレゼントにぴったりな一品です。


旅の目的のひとつ、お土産。この連載では日本各地のローカルプレイヤーに、ここに来たら持ち帰るべし、というおすすめのお土産を伺います。今回のレコメンダーは、福岡は天神でお酒の飲める惣菜店「デリカテッセン三月の水」を営む岸本とも子さん。7年前に東京から福岡へ移住したという彼女に、東京とは違う食文化への驚きや楽しさを交えながら、お酒好きはもちろんそうでなくともきっと喜ばれるローカルなおいしいお土産4品について伺いました。

4品目
福岡のコーヒーカルチャーを牽引する名店から生まれたコラボ土産もの「はかたにわか」

manucoffee「【巾着セット】はかたにわか」(1,000円)

▲東雲堂×manucoffee「はかたにわか巾着セット」(1,000円)

「福岡に来て驚いたことのひとつが、コーヒーカルチャーが盛んなこと。東京に比べてチェーンのコーヒーショップが少なくて、代わりにスペシャルティコーヒーを出す独立系コーヒーショップがとても多いんです。

しかも嬉しいのが、どのお店も深夜までやっていること。なのでお酒を飲んだ後に立ち寄る人も多いんですよ。

福岡は徒歩か自転車利用の人が多いので 、終電という文化があまりないんです。働く場所も遊ぶ場所も住む場所も、すべて自転車圏内という人も多いと思います。

そんなわけでみんな宵っぱりなので、モーニングができる喫茶店はあんまりないけど、代わりに深夜までやっているコーヒーショップは多い(笑)。これも、ならではですよね。

でも、そうやって腰を落ち着けられる居場所が街に多いのは素敵なこと。コーヒー屋は特に若いお客さんも多くて、みんなそういう場所にちゃんとお金を使うことに価値を置いていて、それも素敵だなと思います」

老舗の味とニューカルチャーが、ぎゅっとひとつに

「今回お土産に選んだmanucoffee(マヌコーヒー)は、福岡市内に4つの支店がある人気の店。お店ごとにコンセプトが違って、さっと立ち寄って飲めるスタンド的なところもあれば、ゆっくり仕事ができるような広いお店もあり。シーンによって使い分けられるのも嬉しいです。

このお土産は博多銘菓・東雲堂のにわかせんぺいとmanucoffeeのドリップバッグのコラボセット。福岡のアーティストPOP●COPY(ポッポコピー)さんの巾着がまず可愛くて、思わず自分用にも買いたくなってしまいます。

コーヒーとちょっと甘いものの組み合わせってこれひとつで完結しているので、お土産として渡すのにもぴったり。そしてちゃんと銘菓にリスペクトがあって『せんぺい』なところもいいですよね。にわかせんぺいは素朴な甘味の瓦せんべいみたいなお菓子です。

贈るなら、東京でクリエイティブな仕事をしている友達に。単身者やあんまり料理をしない人でも、これなら渡しやすいなと思います。併せて福岡のコーヒーカルチャーや、個性あるお店のことなど、クリエイティブなエピソードもシェアすると興味を持ってもらえそうです」

manucoffee

https://www.manucoffee.com/

お土産は土地の魅力の結晶。自分もそれを伝えていきたい

福岡土産4点揃い

「福岡に越して7年目になりますが、この街のいいところは、みんなが福岡を愛していることだと思います。

だからか、外の人にも寛容。私は飲食店を営んでいるので、最初は新参者が受け入れてもらえるか不安だったのですが、周りのお店に温かく受け入れてもらってすごく嬉しかったです。

そして個人店が生き生きとしているのも、福岡のいいところ。今回もコーヒー屋やラーメン屋を取り上げましたが、私も応援したい気持ちがあって、個人店を今まで以上に利用するようになりました。

『お土産』って、それぞれの店が福岡の良さをどうやったら持ち帰ってもらえるか、工夫を凝らして作った魅力の結晶だと思うんです。なので、いち店主としても、それぞれのお店が出しているお土産ってとても参考になりますし、わたし自身もいつかお土産を作りたくて……実は目下構想中です。

自分が住んでみて感じた福岡のたくさんの魅力を、お土産を通じて発信していけたらいいなと思っています」


言わずと知れた大都市・福岡。けれど話を聞いてみると、外の人は意外と知らないユニークな食文化が根付いていることがわかりました。みんなが大好きなキャベツだれの味も、飲んだ後に立ち寄るコーヒーショップの存在も、ただ観光するだけではわからない、福岡の「暮らし」の一部。そんなリアルな日常をちょっとだけお裾分けできるのも、お土産の醍醐味なのかもしれません。

レコメンダーの岸本朋子さん

きしもと・ともこ 東京でデザイナーとして活動したのち、飲食の世界へ。湯島「MUSIC BAR 道」の店長を経て、2016年福岡へ移住。デリカテッセン「三月の水 」をオープンし、現在は週末限定で店舗を運営をしながら、自社の食品ブランド「滋味めし」の開発・販売を行っている。

福岡おみやげ1品目 福岡県独自の「焼き鳥文化」を支える調味料、久原本家の「キャベツのうまたれ」
福岡おみやげ2品目 ラーメンの脇役と思ってあなどるなかれ。福岡天神の名店・吉兜の「辛子高菜」
福岡おみやげ3品目 福岡・筑前町の知られざる柑橘「木酢」は、おいしいもの好きを虜にする幻の果物
福岡おみやげ4品目 博多銘菓・東雲堂と福岡の人気店マヌコーヒーのコラボ土産。かわいい巾着におやつとコーヒー「はかたにわか」

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