日本の魅力、再発見

昼はぶらぶら! 夜はフラフラ? 写真家ヤスクニさんの旅日記~宮崎県・美郷町

宮崎県・美郷(みさと)町

撮影=飯田安国
2023.02.14
2023.02.14
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「写り切らないものを確かめるために旅に出たくなるような、半分未完成の写真を撮りたい」。そんな思いを胸に、日本全国を旅するカメラマンの飯田安国さん。ダンディーかつチャーミングなヤスクニさんのコメントを交えながら、宮崎県・美郷町を巡った「日本の魅力、再発見」の旅の様子をお届けします。

昼はぶらぶら! 夜はフラフラ?
写真家ヤスクニさんの旅日記

日本全国を旅して巡るカメラマン飯田安国さんが、今回の旅で気になったシーンを取り上げます。

西の正倉院での写真

百済の館と西の正倉院での撮影には、美郷町役場の皆さんにご協力いただきました。最後にみんなで記念撮影。「みんないい笑顔! 古都奈良・韓国・現代のコラボだね」

塚の原古墳の像

禎嘉王の墓とされる塚ノ原古墳には、父・禎嘉王、長男・福智王、次男・華智王を模した3体の像が。後ろには川が流れていて、ポカポカ陽気のなかゆったりとした時間が流れていました。ヤスクニさんも「心が安らぐね~」とリラックス。

韓国から送られた像

「なんか変な像があったから車止めて!」とヤスクニさん。車から降りて確認すると、韓国の国会議員から贈られた像でした。「う~ん、不思議だけど、なぜか気になる……」。ヤスクニさんの琴線に触れたようで、何枚も写真を撮影していました。

恋人の丘

恋人の丘には、南京錠をかけて二人の思いを結ぶことができる、ハート形のオブジェもありました。雲海撮影を狙って早朝から眠い目を擦(こす)っての撮影だったのですが、オブジェに結ばれたアツアツな思いに目が覚めた一同でした。

走る編集部員

神馬のゴンとゲンに会いに行く途中、道に迷ってしまった一同。慌てて場所の確認に走る編集部員の後ろ姿をパシャリとしたヤスクニさんはひと言「若いね~」。若いと言ってももう28歳なので、お手柔らかに……。

神馬と戯れるヤスクニさん

そんなこんなでようやく会えたゴンとゲン。ひと通り撮影が終わると「よ~しよし。人懐っこくてかわいいね~」とヤスクニさん。ほんとにおとなしくていい子(馬?)たちでした。(編集部撮影)

かかし村で戯れるヤスクニさん

花水流(はなずる)地区のかかし村では、かかしのデートにヤスクニさんが乱入! 「人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られる」って言いますから、ゴンとゲンに蹴られても知りませんよ!(編集部撮影)

直売所の生シイタケ

お昼ご飯のお店を探している途中、ふらっといなくなったヤスクニさん。戻ってきた手には、直売所で販売していたという生シイタケが! 「いや~おいしそうだったからつい買っちゃった」とご満悦でした。

日向備長炭

炭の窯出しを見学したあと、でき上がった炭を見せてもらいました。「いい炭っていうのは断面がきれいで、たたくとキーンっていい音が鳴るんだよ」とのこと。残念ながら音は写真では伝えられないので、断面のきれいさがわかるよう、工夫して撮影してくれました。

炭窯の様子

炭窯では窯出し作業を行うお二人のすぐ近くまで行き、撮影をしていたヤスクニさん。熱風と灰が舞う過酷な環境のなか、臨場感のある写真を撮っていただきありがとうございます!

階段を上るヤスクニさん

宇納間地蔵へ続く365段の階段。その途中には参拝者を励ます言葉が立っています。ようやく300段目、ヤスクニさんとちょっと休憩しながらパシャリ。言葉とポーズが合ってない気もしますが……。(編集部撮影)

美郷町の景色

どこを切り取ってもきれいな景色が見られる美郷町。移動中の車内でもヤスクニさんは、常にカメラを近くに置いて気になった風景を撮影していました。エメラルドグリーンの湖も気に入ったようです。次の旅もきれいな景色に出会えますように。これからもよろしくお願いします!

飯田安国

いいだ・やすくに 「ヤスクニさん」の愛称で親しまれる写真家。
東京・新橋生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、サンフランシスコ・アート・インスティテュートで芸術を遊ぶ。
長年にわたり連載をもつ『JAF Mate』をはじめ、『翼の王国』など雑誌を中心に活躍。
現在、スマートロードスターをスニーカー代わりにしている。

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