南関東のお土産ランキングKV
文=白鳥紀久子

南関東(埼玉・千葉・神奈川)のもらって嬉しいお土産ランキング15選

南関東(埼玉・千葉・神奈川)の銘菓、ご当地弁当が勢ぞろい

東京を除く南関東(埼玉・千葉・神奈川)の人気お土産ランキング。全国のJAF会員によるアンケートで、埼玉「十万石まんじゅう」、千葉「ぴーなっつ最中」、神奈川「鳩サブレ―」などの他に各地で人気のお弁当などもご紹介。地元民が愛してやまない銘菓がズラリ!

JAF Mate Onlineでは、都道府県別に地元の人々が推す名物お土産を紹介しています。第6回目は、東京を除く南関東(埼玉、千葉、神奈川)エリア。各地の観光名所、名産物などを生かしたご当地お土産から、人気の弁当や最近話題の銘菓も紹介します。まずは、各県のランキングの1~3位からご紹介します。

※2024年10月現在の情報です。内容は変更になる可能性があります。

南関東(埼玉、千葉、神奈川)でおすすめのご当地お土産ベスト3

<埼玉県>

<千葉県>

<神奈川県>

埼玉県でおすすめのご当地お土産

1位 いつ食べてもおいしい「十万石まんじゅう」

十万石ふくさや「十万石まんじゅう」

十万石ふくさや「十万石まんじゅう」 5個 745円
十万石ふくさやウェブサイト

「十万石まんじゅう」は、埼玉県行田市の十万石ふくさやが作る埼玉を代表する銘菓。北海道十勝産の小豆、新潟県産コシヒカリ、国産つくね芋など、素材にこだわった、お米の形をした薯蕷(じょうよ)饅頭です。むっちりとやわらかい皮に包まれたなめらかなこしあんが美味。何度食べても飽きることなくおいしいんですよね!

十万石とは、江戸時代に行田市にあった忍藩(おしはん)の石高が10万石であったことにちなんで名づけられたとか。パッケージのかわいらしい絵は棟方志功によるもの。まだ無名だった頃に十万石まんじゅうのおいしさに感動して絵にしてくれたそうです。

2位 ゼリー菓子の王様「彩果の宝石」

トミゼンフーヅ「彩果の宝石」

トミゼンフーヅ「彩果の宝石 フルーツゼリーコレクション」 1,080円~
彩果の宝石ウェブサイト

ゼリー菓子ってどれも一緒、なんてことを思っている人がいたら「彩果の宝石」をぜひ食べてみて。柑橘類の果皮から抽出できるペクチンを利用して作られているフルーツゼリーで、発売は数十年前。以来、埼玉土産の定番です。

まず驚くのが、果実の味と香りの濃さ! 甘みもそれなりに強いのですが、果実の存在感がとにかくスゴイ! そして、さっくりとした独特の歯ごたえ。しかも、果実によって食感が違うんです。一粒、口にするだけで元気100倍になれるのが「彩果の宝石」。ゼリー菓子の固定概念がひっくり返りますよ。

3位 しっかりした堅焼きが美味「草加せんべい」

いけだ屋「草加せんべい」

いけだ屋「草加せんべい箱入り詰合せ」 4種類12枚入 1,296円
いけだ屋ウェブサイト

江戸時代から日光街道および奥州街道の草加宿の名物だったのが草加せんべい。米と醤油を使った堅焼きが特徴で、バリバリッと砕ける食感とともに、醤油の香りが広がる素朴なおいしさが魅力です。
江戸時代末期の慶應元(1865)年創業のいけだ屋は、醤油、お米、天然地下水にこだわって本場の草加せんべいを作り続けている老舗。ちなみに東京都両国の国技館の名物「相撲せんべい」もいけだ屋が作っています。

埼玉県の名物弁当 名物豚味噌を堪能あれ! 「ちちぶ弁」

たぬ金亭「ちちぶ弁」

たぬ金亭「ちちぶ弁」 900円
たぬ金亭ウェブサイト

埼玉県秩父地方では古くから豚肉を使ったホルモン焼きや豚肉の味噌漬けなどが有名で、丼ではわらじカツ丼や豚味噌丼を提供する店が数多くあります。秩父の新井武平商店の味噌を使い、豚バラ肉を煮込んだ丼・豚玉丼を提供するのがたぬ金亭。このお肉をお弁当にしたのが「ちちぶ弁」です。

白米の上に刻みのり、豚味噌をのせ、彩りに揚げ玉と青ねぎをトッピング。賞味期限は調理販売後2時間です。パッケージには、秩父弁(秩父の方言)がプリントされています。ノスタルジーを感じながら、秩父の味を堪能できます。

千葉県でおすすめのご当地お土産

1位 落花生にとことんこだわった「ぴーなっつ最中」

なごみの米屋「ぴーなっつ最中」

なごみの米屋「ぴーなっつ最中」 8個詰 1,450円
なごみの米屋ウェブサイト

第1位は、千葉県の名産であるピーナッツをかたどった「ぴーなっつ最中」。落花生の形の最中の中には、風味豊かなピーナッツの甘煮が煉り込まれた餡がたっぷり。ピーナッツのおいしさを楽しめる最中です。

落花生の形のかわいいパッケージは、お土産店でもひと際目立つのでおなじみですよね。赤と白のおめでたい色合いは、結婚式の引き出物としても人気なんだとか。

2位 千葉名物の煎餅と言えばコレ「銚子電鉄のぬれ煎餅」

銚子電鉄「銚子電鉄のぬれ煎餅」

銚子電鉄「銚子電鉄のぬれ煎餅」赤の濃い口味、青のうす口味、緑の甘口味(4枚入り) 各500円
銚子電鉄ウェブサイト

2位は、千葉県のローカル線・銚子電気鉄道(銚子電鉄)が作るぬれ煎餅です。米と醤油の名産地である銚子市はぬれ煎餅の発祥の地なのですが、鉄道会社が参入することになったのは、利用者減少などで廃業の危機に陥ったことから。地元の煎餅メーカーに作り方を教えてもらい、試行錯誤でオリジナルのぬれ煎餅を開発しました。これが大ヒットして、奇跡的に廃業を免れたというからすごいですよね。

ぬれ煎餅は、銚子電鉄の自社工場で毎日焼いています。濃厚な醤油の旨みを堪能できる濃い口から、塩気を抑えたうす口、あと引く甘口など味のバリエーションもあるので、お好みに合わせてどうぞ。

3位 昔からの千葉土産のド定番「ピーナッツサブレー」

千葉とみい「ピーナッツサブレー」

千葉とみい「ピーナッツサブレー」 4枚手提 497円
千葉とみいウェブサイト

千葉とみいの「ピーナッツサブレー」は、1978年の発売以来、千葉県松戸市を中心に千葉土産として市民に愛されている銘菓です。職人の手作りにこだわり、生地を一昼夜寝かせてから、一枚一枚手で型抜きし、気温や湿度に合わせて微調整しながら焼き上げているんだとか。使用しているピーナッツはすべて千葉県産。2粒コロンと並んだピーナッツとサクッとした軽い歯触りが特徴です。

千葉とみいは、千葉県松戸市・柏市・我孫子市に8店舗展開。「ピーナッツサブレー」を始めとする手作り菓子や千葉県内各地の名産品や千葉県のマスコットキャラクター「チーバくん」のグッズなど豊富な品ぞろえが自慢です。

千葉県の名物弁当 味わうほどに滋味深い「菜の花弁当」

マンヨーケン「菜の花弁当」

マンヨーケン「菜の花弁当」 880円
マンヨーケンウェブサイト

昭和3(1928)年創業のマンヨ―ケンは、千葉県有数のターミナル駅である千葉駅で駅弁を販売。千葉県の県花としても知られる菜の花をイメージして作られたのが「菜の花弁当」です。駅弁の中でもベストセラー商品として人気があるんですよ。

ごはんの上に鳥そぼろと炒り卵を散らした素朴な弁当で、箸休めに、千葉の名物・あさり串と3種の漬物が添えられています。一見地味に見えますが、どれも味わい深くて、たまに食べたくなる味とは、まさにこれ!

神奈川県でおすすめのご当地お土産

1位 鎌倉に行ったら必ず買うよね「鳩サブレ―」

豊島屋「鳩サブレ―」

豊島屋「鳩サブレ―」 6枚箱入 972円
豊島屋ウェブサイト

神奈川県の第1位は、明治27(1894)年に鎌倉で創業した豊島屋の「鳩サブレ―」。鎌倉のシンボル的存在である鶴岡八幡宮の神使である鳩を模したバターをたっぷり使った焼き菓子です。シンプルな材料で香料や着色料は使用されていないので、小さな子供でも安心して食べられます。

豊島屋は、かつて鎌倉の「材木座海水浴場」「由比ガ浜海水浴場」「腰越海水浴場」の命名権を取得したにもかかわらず、「変えないでほしい」という地元の声を尊重して名称を変えなかったことでも話題になりました。古くから地元に根づいたお菓子屋だからこその善行と言えましょう。

2位 港町横浜土産と言えば「横濱ハーバー」

ありあけ「横濱ハーバー」

ありあけ「横濱ハーバー」 ダブルマロン5個入 1,080円
ありあけウェブサイト

2位は、横浜土産の代表格である「横濱ハーバー」です。カステラ生地の中には、白餡ベースの栗餡が入った和洋折衷菓子で、誕生は1954年。舟をかたどったデザインと港町横浜のお菓子ということから、「ハーバー」と名付けられました。
 
実は1999年に不動産投資の失敗が原因で旧有明製菓は突然倒産し、「ハーバー」は市場から姿を消しました。これを嘆いた人々の声が集まり、2001年に復活。これまでのおいしさを守りつつ、栗餡には粒栗が練り込まれ、カステラはよりソフトでしっとりと改良。以来、ハマっ子のソウルおやつとして愛され続け、2024年で70周年を迎えました。定番のダブルマロン以外にも抹茶黒蜜、ミルクハーバーなども人気なんですよ。

3位 大人気で入手困難なときも! 「クルミッ子」

鎌倉紅谷「クルミッ子」

鎌倉紅谷「クルミッ子」8個入1,296円
鎌倉紅谷「クルミッ子」ウェブサイト

鎌倉紅谷は、1954年創業の老舗の菓子店。ラスクをヒントにしたオリジナル菓子「あじさい」やサブレ菓子の「鎌倉だより」のほか、1番人気は自家製キャラメルとクルミをバター生地でサンドした焼菓子「クルミッ子」。キャラメルとクルミの絶妙な配合とそれを挟むバター生地の一体感は、一度食べるとクセになるおいしさなんです。

店舗限定で販売している「クルミッ子切り落とし」は、クルミッ子製造時にできる切れ端310gを袋詰めした、少しお得な商品。こちらも行列必須の大人気商品です。

神奈川県の名物弁当 横浜と言えば「シウマイ弁当」

崎陽軒「シウマイ弁当」

崎陽軒「シウマイ弁当」 950円
崎陽軒ウェブサイト

崎陽軒(きようけん)のシウマイは1928年に誕生。当時、特に名物がなかった横浜で、中華街でよく食べられていた焼売に着目。旅の途中や家に持ち帰ってもおいしく食べられるように、冷めてもおいしく、一口で食べられる大きさにこだわって作られたのが、「シウマイ」です。その「シウマイ」の妹分として、1954年に「シウマイ弁当」が登場しました。

今や崎陽軒は、横浜駅や横浜駅直結の商業ビルに入っている店舗だけでも10店舗以上。神奈川県内だけでなく、東京都、埼玉県、千葉県、静岡県に約160店舗の直営店舗があります。横浜のみならず、日本全国で有名なお弁当となりました。また、崎陽軒のシウマイは通信販売で全国からお取り寄せも可能。

注目の銘菓

埼玉の注目の銘菓 軽い食感と濃厚なフレーバーが病みつき 「越谷ふあり」

米菓桃の家「越谷ふあり 詰め合わせA(甘醤油、濃厚チーズ、スイートコーン、カレー)」1,879円

米菓桃の家「越谷ふあり 詰め合わせA(甘醤油、濃厚チーズ、スイートコーン、カレー)」 1,879円
米菓桃の家ウェブサイト

「軽い食感で食べる手が止まらない!」と話題なのが「越谷(こしがや)ふあり」。うるち米ともち米を独自の割合で調合したせんべいで、パリッでもサクッでもない、ふありとした新食感のせんべいです。
食感だけでなく、味付けがまた攻めていて、「うなぎ」「濃厚チーズ」「和三盆醤油」など、どれもはっきりした濃い味風味で、ヤミツキになるおいしさなんです。

千葉の注目の銘菓 町興しにも一役買った「八街生姜ジンジャーエール」

八街商工会議所「八街生姜ジンジャーエール」

八街商工会議所「八街生姜ジンジャーエール」 250mL 280円
八街商工会議所ウェブサイト

千葉県八街(やちまた)市は、全国有数の生姜の産地として有名。その八街産生姜のおいしさを広く知らしめたいとして、八街商工会議所が作ったのが、このジンジャーエールなんです。

さわやかな甘さと後を引く程よい辛みがクセになる味が特徴の「八街生姜ジンジャーエール」。生姜の粉が容器の下に溜まっているので、軽く振ると辛みがパワーアップします。そのまま冷やして飲むのはもちろん、生姜独特の風味が強いので、モスコミュールやシャンディガフなどアルコールと合わせるのもおすすめですよ。

神奈川の注目の銘菓 極上スイーツとしても楽しめる「旅するコンフィチュール」

旅するコンフィチュール「コンフィチュール」

旅するコンフィチュール「コンフィチュール」 1本 929円~ ※ギフトセットの場合、3本 3,164円~
旅するコンフィチュールウェブサイト

こちらは横浜・関内に工房とショップを構えるコンフィチュール専門店。横浜出身のオーナーは、フランス各地を旅した経験を生かし、異国情緒あふれる独自のコンフィチュールを数多く開発。日本全国の生産者から新鮮な果物や野菜を直に仕入れ、食材の持つポテンシャルを最大限に引き出すため、無添加にこだわって作られています。どれも果物や野菜だけではなく、ハーブ、茶葉、スパイスなどを組み合わせた深みのある味わいが特徴。長時間煮込まずに色鮮やかに仕上げているので、パンに塗るだけじゃなく 、料理のトッピング、そのままスイーツとしても楽しめますよ。

埼玉、千葉、神奈川のご当地お土産をご紹介しましたが、いかがでしたか? それぞれの地域の個性が輝く銘菓がズラリ。各地の郷土料理や名物料理が楽しめるお弁当も要チェックです!

お土産ランキング全国マップ

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