近畿南部(奈良・和歌山・三重)のお土産
文=白鳥紀久子

近畿南部(奈良・和歌山・三重)のもらって嬉しいお土産ランキング15選

近畿南部(奈良・和歌山・三重)のおいしい銘菓がずらり集合! 和歌山「かげろう」のプレゼントもあり

全国のJAF会員へのアンケートを基に、都道府県別に地元の人々が教えてくれた名物お土産をご紹介する「ご当地お土産ランキング」。14回目は近畿南部(奈良・和歌山・三重)エリアで奈良県「おだんご」、和歌山県「かげろう」、三重県「赤福餅」など、人気の銘菓をご紹介します。他には佃煮や梅加工品などご当地ごはんのお供もピックアップ!

※2025年4月現在の情報です。内容は変更になる可能性があります。

近畿南部(奈良、和歌山、三重)でおすすめのご当地お土産ベスト10

<奈良>

<和歌山>

<三重>

<JAF会員限定プレゼント>

<奈良>でおすすめのご当地お土産

1位 奈良県民なら知らない人はいない「おだんご」

だんご庄「おだんご」

だんご庄「おだんご」 1本 100円
だんご庄 ウェブサイト

奈良県第1位は、だんご庄(しょう)の「おだんご」です。伊勢参りに使われた旧高野初瀬街道の茶店として、初代庄五郎が明治11(1878)年に開業。上質な新米を石臼でついた米粉、選りすぐりのきな粉、特製の蜜を使用し、今も手作りにこだわって昔ながらの製法を守っています。

小さく丸めただんごは特製蜜をからめた後にきな粉と合わせ、竹串に刺して仕上げます。賞味期限はその日限りで通信販売はありません。店舗は奈良県橿原(かしはら)市内に2店のみですが、わざわざ買いに行く価値があるおだんごとして県民なら誰でも知っているお店なんです。

2位 古都・奈良の代表銘菓「名物みむろ(最中)」

白玉屋榮壽「名物みむろ(最中)」

白玉屋榮壽「名物みむろ(最中)」 小型1個 140円、大型1個 280円
白玉屋榮壽 ウェブサイト

日本最古の神社・大神神社(おおみわじんじゃ)近くに弘化元年(1844)年創業の白玉屋榮壽(しらたまやえいじゅ)の本店があります。こちらの代表銘菓が「名物みむろ(最中)」です。みむろとは、大神神社の御神体である三諸山(みむろやま:三輪山の別名)に因んで命名されました。

奈良県産を中心とした小豆を使用し、こしあんと粒あんを混ぜ合わせて炊き上げる鹿の子あんの風味が豊かで、もち米で作られた皮のパリッとした食感も最高なんです。

3位 お土産にすると老若男女に喜ばれる「ころもち」

高山製菓「ころもち」

高山製菓「ころもち」 化粧缶入500g(個々包装) 2,200円
高山製菓 ウェブサイト

奈良県民なら一度は目にしたことがある、鮮やかな朱色の角缶入りの国産もち米100%のかきもち。それが高山製菓の「ころもち」です。その誕生は今から四十数年前のこと。当時最先端の高周波焼き機を導入することで、他社が作っていなかったふっくら膨らんだ厚みのあるかきもち「ころもち」が誕生。これが爆発的にヒットして、看板商品になったそう。

1950年の創業当時は卸売り販売でしたが、工場直売・オンライン販売に切り替えることで、中間マージンをなくし、安価で出来たてのおかきが買えると評判に! 奈良県民の日常のおやつ、ご進物に欠かせないアイテムなんですよ。

奈良県のご当地ごはんのお供 酒の肴としてもおすすめ! 「奈良漬クリームチーズ」

三原食品「奈良漬クリームチーズ」

三原食品「奈良漬クリームチーズ」 580円
奈良漬クリームチーズ販売サイト

野菜を塩漬けして酒かすに漬け込んだべっこう色の奈良漬は、奈良の名物。その奈良漬を極薄の1㎜厚にスライスし、こくまろクリームチーズにのせたのが「奈良漬クリームチーズ」です。

奈良漬はお酒の香りが強い漬物なので苦手な人もいると思いますが、クリームチーズと組み合わせることでやさしい味わいに。酒の肴として爆売れのこの商品、実はごはんとの相性も抜群。炊きたてごはんにのせて海苔で巻くと極上の逸品に! 一度、お試しあれ。

<和歌山>でおすすめのご当地お土産

1位 はかない食感がクセになる「かげろう」

福菱「かげろう」

福菱「かげろう」 10個入 1,200円
福菱「かげろう」ウェブサイト

国内有数の海洋リゾート・南紀白浜に本店を構える福菱の代表的銘菓が「かげろう」です。外側はサクッと中はふんわりと焼き上げた生地にやさしい甘さのクリームが挟まれていて、食べると口の中で溶けるように消える、繊細ではかない余韻が特徴の洋風菓子です。昭和42(1967)年の誕生以来、小さなお子様からご年配の方まで愛されるお菓子です。

福菱本店に併設されたKagerou Café では、「かげろう」のサクふわ食感を生かした生地に生クリームやフルーツ等をトッピングした「生かげろう」が楽しめます。季節によって種類も変わり、ここだけでしか味わえない至福のスイーツと評判です。

2位 複数のメーカーが競う和歌山銘菓「柚(ゆず)もなか」

【テンプレート】

和歌山県は柑橘の名産地。その柚を使ったお菓子が「柚もなか」です。紀州・田辺や南紀白浜の観光土産として定着し、福菱、鈴屋など複数の店が独自のこだわりが詰まった「柚もなか」を作っています。店が違えば味わいも異なるので、食べ比べてみて、お気に入りを見つけるのもまた楽しいものです。

3位 レトロ感満載で話題性抜群! 「デラックスケーキ」

鈴屋「デラックスケーキ」

鈴屋「デラックスケーキ」 3個入 864円
鈴屋 ウェブサイト

和歌山県田辺市に大正13(1924)年に創業した鈴屋の看板商品が「デラックスケーキ」です。カステラに甘酸っぱい特製ジャムをサンドして、表面をホワイトチョコレートでコーティング。手に持ってみるとズシリと重く食べ応えがあります。冷蔵庫で冷やして食べるとチョコがパリッとしておいしいんです。

レトロ感満載のパッケージがおしゃれで、デパートの物産展などの催事やお取り寄せとしても人気の商品です。

和歌山県のご当地ごはんのお供 梅を使った変わり種調味料「梅あぶら」

石神邑「梅あぶら」

石神邑「梅あぶら」 540円
石神邑 ウェブサイト

梅の生産・収穫量で全国1位を誇る和歌山県。だから、梅を使ったご当地土産がたくさんあるのですが、その中から一風変わった石神邑(いしがみむら)の「梅あぶら」をご紹介します。石神邑は自社農園を持つ紀州梅の専門店で、梅の栽培・加工・販売まで行う会社です。

「梅あぶら」はとろけるような梅干しの果肉に、米油で揚げて甘みを引き出した玉ねぎやベーコンを加えて和えた新感覚の食べる調味料。梅干しの酸味をまろやかな玉ねぎやベーコンが引き立て、ごはんのおかずにピッタリです。

<三重>でおすすめのご当地お土産

1位 伊勢参りには欠かせない銘菓「赤福餅」

赤福「赤福餅」

赤福「赤福餅」 8個入(折箱) 900円
赤福 ウェブサイト

桑名から伊勢神宮に向かう参宮街道は別名「餅街道」とも呼ばれ、餅菓子の名店が軒を連ねています。その代表格が宝永4年(1707)年創業の赤福です。こちらの名物「赤福餅」の白い餅は川底の小石を、あんにつけた三筋は伊勢神宮神域を流れる五十鈴川のせせらぎを表しているんだとか。

おなじみの「赤福餅」のほかに人気があるのが「白餅黒餅」。黒砂糖のコクのある甘さの黒餅と白小豆のさっぱりした甘さの「白餅」が4個ずつ入っています。直営店やオンラインで購入できますよ。

2位 甘さ控えめで癒やされる味「なが餅」

笹井屋「なが餅」

笹井屋「なが餅」 7本(箱入り) 760円
笹井屋 ウェブサイト

かつては東海道の宿場町として栄えた四日市。笹井屋の初代が東海道と伊勢参宮道との追分にあたる日永(ひなが)の里で地名にちなんだ「なが餅」を作り始めたのが天文19(1550)年のことです。

両面を軽く焼いてあり、江戸時代より伊勢詣でに来る人々の間で評判のお菓子に。現在はオンラインでも購入可能。出来たてをそのまま密封した生菓子なので、消費期限は3日です。

3位 香ばしくまろやかな甘さの「へんば餅」

へんばや商店「へんば餅」

へんばや商店「へんば餅」 2個入り 210円、10個入り 900円
へんばや商店「へんば餅」ウェブサイト

馬で旅をしていたその昔、伊勢神宮へ向かうには宮川の渡しで馬を降り、舟に乗り換え、川を渡らなければなりませんでした。伊勢神宮の周囲は神域とされていて、一切の動物は立ち入り禁止だったため、宮川の渡しの前で参宮客が馬を返したところから、へんば(返馬)餅と呼ばれています。

へんば屋商店は、参宮街道沿いに創業して以来250年を迎える老舗和菓子店。きめ細かい新粉を蒸して作った団子皮の中にこしあんを包み、こんがりつけた焼き目が甘くて香ばしい餅です。

三重県のご当地ごはんのお供、旬のあおさを堪能できる! 「アオサの佃煮 漁師の浅炊き」

寿総合食品「アオサの佃煮 漁師の浅炊き」

寿総合食品「アオサの佃煮 漁師の浅炊き」 100g×5パック 1,750円
寿総合食品 ウェブサイト

全国のあおさの生産量の約7割を占めている三重県。味噌汁の具や酢の物にするなどして、食卓に並ぶ頻度が高いんだとか。そんなあおさを摘んだその日のうちに、生からコトコト炊き上げたのがこちらの商品。地元の海苔業者と提携して、あおさの風味を最大限に生かすために化学調味料を使わずにシンプルな調味料を用いて仕上げています。

おおさの旬は春先ですが、シーズン最初の「初摘み」、2回目に摘む「弐回潮」、シーズン最後に摘む「終わり潮」、シーズン終了後は「名残りの」と、時期ごとの旨みを堪能できる旬にこだわった佃煮です。

注目の銘菓

奈良の注目のお菓子 フォルムが美しく、贈り物に最適「鹿サブレ」

横田福栄堂「鹿サブレ」

横田福栄堂「鹿サブレ」 8枚入り 864円
横田福栄堂 ウェブサイト

食べるのがもったいないほどのかわいらしさ。座って休憩中の鹿のフォルムが美しい! サクサク食感のリッチなサブレで、一枚一枚が大きいのも食べ応えがあって嬉しいんですよね。

「古都奈良の文化財」としても名高い平城宮跡から程近い奈良市二条町にて、昭和26(1951)年の創業以来、お菓子作りに勤しんでいる横田福栄堂の人気商品です。五徳味噌を練り込んだみそせんべいもファンが多い逸品。

和歌山の注目のお菓子 有田みかんのおいしさを丸ごと堪能「おふくろスムージー」

早和果樹園「おふくろスムージー」

早和果樹園「おふくろスムージー」 1本 450円、8本 3,600円
早和果樹園 ウェブサイト

有田みかんを余すところなく使った果肉感たっぷりのスムージーが「おふくろスムージー」です。みかんの果肉や薄皮を細かく砕いているので、1本でみかん2個分の繊維質が摂れます。夏は冷やして飲むゼリー、凍らせるとシャキシャキしたシャーベットとしても楽しめるんですよ。

早和(そうわ)果樹園は7戸の農家で立ち上げた農業法人。プロのみかん農家ならではの視点を生かし、日本有数の有田みかんを使った個性豊かなみかん加工品を数多く販売しています。

三重の注目のお菓子 リピート間違いなしのおいしさ! 「へこきまんじゅう」

たまきや「へこきまんじゅう」

たまきや「へこきまんじゅう」 3種入り詰め合わせ(プレーン、粒あん、チーズ) 900円(店頭価格)、990円(通販価格)
たまきや ウェブサイト

へこきまんじゅうの「へ」は「屁」。さつまいもをたっぷり使っているので食べると屁が出る、という冗談みたいなネーミングなんです。三重県出身の方に聞くと「知っている」「おいしくて大好き」と大絶賛。お店は名張市の室生赤目青山国定公園・赤目四十八滝への入り口にあるのですが、通販で購入できるので早速注文してみました。

手に取るとその厚さと重みにビックリ! 生地はスイートポテトのような甘さでさつまいものホクホク感が生きています。さつまいもの生地だけで焼き上げたプレーンのほかに中に粒餡やクリームチーズが入ったタイプも。まさにリピート必至のおいしさです!

JAF会員限定 福菱の「かげろう」をプレゼント

福菱 かげろう

柔らかくふわっと焼き上げた生地に、優しい甘さのクリームをはさんだ和歌山を代表する銘菓、福菱の『かげろう』(10個入り)を3名様にプレゼントします。ご希望の方は下記応募ボタンからご応募ください。

※ウェブ応募のみとなります。
※応募は1名様1回のみ可能。応募後の応募内容の変更はできません。
・応募方法:上記応募フォームをクリックしてログインIDとパスワードを入力。
※応募にあたってはJAFマイページと同じID・パスワードでのログインが必要です。
・当選者数:3名(当選者には、6月中旬までに賞品を発送いたします)
・応募締切:5月23日(金)

近畿南部のご当地お土産は、その土地の名産品を使ったおいしいものが多いですね。昔から愛されている餅菓子が多く登場するのも近畿南部ならではです。

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