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文=白鳥紀久子

北関東(茨城・栃木・群馬)のもらって嬉しいご当地お土産ランキング15選

北関東(茨城・栃木・群馬)のおいしい銘菓、限定お土産カタログ

北関東(茨城・栃木・群馬)の人気お土産ランキングから、亀じるし「水戸の梅」、チーズガーデン「御用邸チーズケーキ」、ガトーフェスタ ハラダ「グーテ・デ・ロワ」のほかに、各地のソウルフードなどもご紹介。地元民イチオシの逸品ぞろいです。

都道府県別に地元の人々が推す名物お土産を紹介するこの企画。第4回目は、北関東(茨城・栃木・群馬)エリア。各地の観光名所、名産物などを生かしたご当地お土産から、ソウルフードや最新の銘菓も登場します。まずは各県のランキングの1~10位からどうぞ。

※2024年7月現在の情報です。内容は変更になる可能性があります。

北関東(茨城・栃木・群馬)でおすすめのご当地お土産ベスト10

<茨城>

<栃木>

<群馬>

茨城でおすすめのご当地お土産

1位 偕楽園にちなんだ梅土産「水戸の梅」

亀じるし「水戸の梅」

亀じるし「水戸の梅」 5個入り 918円
亀じるしウェブサイト

日本屈指の梅の名所・偕楽園がある茨城県水戸市には、梅土産がたくさんあります。中でも有名なのが「水戸の梅」。嘉永5(1852)年創業の老舗・亀印製菓の代表的銘菓です。

白あんをやわらかい求肥でくるみ、赤しそでやさしく包んだ「水戸の梅」。赤しそは水戸産梅「ふくゆい」の甘酸っぱいシロップをたっぷり染み込ませているので、白あんとの相性が抜群! お茶はもちろん、ワインとも意外と相性がいいんですよ。

2位 干し芋×パイの変わり種「ほっしぃ~も」

ほっしぃ~も

きくち「ほっしぃ~も」 10個入り 1,960円
きくちウェブサイト

茨城県のひたちなか、東海地区は、干し芋生産日本一を誇る地。中でも、ひたちなか市では、明治41(1908)年から干し芋が作られているんだそう。

いろいろある茨城県の干し芋土産の中でも人気があるのが、きくちの「ほっしぃ~も」。茨城産の干し芋に隠し味のりんごを加えて甘く煮て作った濃厚な干し芋あんを香ばしいパイ生地で包んで焼き上げています。トースターで軽く焼くとパイ生地のサクサク感が戻り、リッチな食感に。きくちの人気ナンバーワン商品で年間160万個も販売されています。

3位 昔ながらを守り続ける老舗の味「大みか饅頭」

運平堂本店「大みか饅頭」

運平堂本店「大みか饅頭」 1個 140円
運平堂本店ウェブサイト

「大みか饅頭」は、十勝産小豆のこしあんを米粉と大和芋の生地で包んで蒸しあげた薯蕷(じょうよう)饅頭。明治元(1868)年創業の運平堂本店が作る茨城県日立市を代表する銘菓です。

甘さ控えめで二口で食べられる小ぶりな俵型。保存料など一切使用していないので、賞味期限は3日程度です。8日間日持ちする袋詰めもあるので、遠方へのお土産はこちらがおすすめ。水戸市にある運平堂の支店では、「光圀饅頭」と呼ばれ愛されています。

茨城県民のソウルフード さつまいもブームの波に乗る「冷凍焼き芋(紅天使)」

冷凍焼き芋(紅天使)

蔵出し焼き芋かいつか「冷凍焼き芋(紅天使)」 1kg 1,740円
蔵出し焼き芋かいつかウェブサイト

茨城県はさつまいもの産出額が全国第1位。近年の焼き芋ブームにも後押しされ、冷凍焼き芋がご当地お土産として人気です。

蔵出し焼き芋かいつかは、 1967年に茨城県かすみがうら市で 創業した焼き芋用さつまいもの卸し会社が作った焼き芋屋。2020年にカルビーの傘下に入り、自社ブランド「紅天使」などを中心に、糖度が高く、ねっとりと甘い焼き芋を販売しています。お土産におすすめなのが冷凍焼き芋。トースターで温めると熱々の焼き芋に、自然解凍でアイス焼き芋、半解凍で牛乳と一緒にミキサーにかけてスムージーにしても美味! 冷凍することで焼き芋の楽しみ方がグーンと広がるんですね。

栃木でおすすめのご当地お土産

1位 贈り物に喜ばれる高級感「御用邸チーズケーキ」

御用邸チーズケーキ

チーズガーデン「御用邸チーズケーキ」 1,680円
チーズガーデンウェブサイト

生乳生産量全国2位の栃木県のご当地お土産1位は、「御用邸チーズケーキ」。世界中からよりすぐったチーズを数種類ブレンドしたベイクドチーズケーキで、こんがり焼き上げた美しい焼き色が目を引く逸品です。

滑らかな舌触りとしっとりとした食感で、甘すぎず後を引くおいしさがたまりません。冷やして食べてもいいですし、オーブントースターでリベイクするとチーズが香り立ち、さらなるおいしさを堪能できます。

2位 ガツンと甘くずっしり重い「古印最中」

古印最中

香雲堂本店「古印最中」 5個入り 960円
香雲堂本店ウェブサイト

日本最古の学校・足利学校がある栃木県足利市。こちらのご当地お土産が足利ゆかりの古印・落款(らっかん)をモチーフにした「古印最中」。創業150年以上の老舗・香雲堂本店が作る郷土愛にあふれた銘菓です。

甘さ控えめが好まれる昨今ですが、十勝産小豆で作った粒あんはしっかりと甘く、1個70gと一般的な最中の1.5~2倍の大きさでずっしりとした重量感が自慢です。若き日の詩人書家・相田みつを氏制作の包装紙とともに「最中はコレじゃなきゃ」という根強いファンが多いんだとか。

3位 バターたっぷりの洋風和菓子「チャット」

チャット

うさぎや「チャット」 5個入り 648円
うさぎやウェブサイト

「チャット」は、栃木県宇都宮市で大正4(1915)年に創業したうさぎやの看板商品。英語chatには「おしゃべり」という意味があり、おしゃべりのお供に欠かせないお菓子になってほしいという願いが込められています。この名づけ親は、栃木県出身の詩人書家の相田みつを氏。ポップなパッケージデザインも相田氏によるものです。

「チャット」は、薄い生地の中に、バターをたっぷり練り込んだ白あんが入っている洋風和菓子。ほんのり甘い白あんと香ばしく焼かれた生地にバターを加えることでしっとりとまとまり、お茶はもちろん、コーヒーや紅茶にも合う万能スイーツです。

栃木県民のソウルフード 店の味を自宅で再現できる「冷凍の生餃子」

冷凍餃子

宇都宮みんみん「生餃子(冷凍)」 5人前(30個) 1,250円
宇都宮みんみんウェブサイト

宇都宮は日本を代表する餃子の街。たくさんの餃子専門店が軒を連ねています。宇都宮みんみんは、昭和33(1958)年に創業し、現在は県内に9店舗もある人気店。メニューは焼餃子、水餃子、揚餃子とライスのみ。宇都宮みんみんの餃子は、白菜やニラ、長ネギなどをたっぷり使った野菜が主体のあっさりとした餃子です。にんにくは臭みを抑え、うまみだけが残るように工夫しています。

お土産にピッタリなのは「生餃子(冷凍)」。店の味を再現するなら、焼くときの油はごま油にしてみて。鍋料理に入れれば水餃子としても楽しめますよ。

群馬でおすすめのご当地お土産

1位 大手デパートでおなじみ! 「グーテ・デ・ロワ」

グーテ・デ・ロワ

ガトーフェスタ ハラダ「グーテ・デ・ロワ」 2枚入り×8袋(16枚) 756円~
ガトーフェスタ ハラダウェブサイト

ガトーフェスタ ハラダのラスクは大手デパートでも買えるので全国的にも有名ですよね! 群馬の銘菓というのは、あまり知られていないかもしれませんが、実は明治34(1901)年に群馬で創業した老舗なんです。和菓子業として始まり、配給パン時代の昭和17年に製パン業をスタート。以来、60年以上の研究と経験から究極のフランスパンに到達し、それを用いてガトーラスク「グーテ・デ・ロワ」が誕生しました。

「グーテ・デ・ロワ」とは、フランス語で“王様のおやつ”という意味だとか。数あるガトーフェスタ ハラダのラスクの中でいちばんプレーンな味です。季節によって新商品もどんどん登場するのでお楽しみに。

2位 パリッと軽い食感がたまらない「旅がらす」

旅がらす

旅がらす本舗清月堂「旅がらす」 16個入り 1,286円
旅がらす本舗清月堂ウェブサイト

「旅がらす」は昭和33(1958)年の発売以来、長きにわたって群馬県民に愛されている定番土産。軽やかな鉱泉煎餅でミルククリームをたっぷりサンドした和洋折衷の味は、高度経済成長期に浸透した洋菓子ブームを受け、クリスマスケーキのクリームを煎餅に塗ってみたことから生まれたんだとか。

定番のミルククリームのほかにもチョコレートクリーム、レモンクリームを加えた3種の詰め合わせ「ゴールド旅がらす」、群馬県産小麦粉の白金鶴を100%使用し、黒ごま、抹茶、ブルーベリーも加わった6つの味「プレミアムゴールド旅がらす」も人気です。

3位 福々しい笑顔で心和む「七福神あられ」

七福神あられ

幸煎餅「七福神あられ」 7種250g 2,376円
幸煎餅ウェブサイト

「七福神あられ」は、群馬県前橋市の幸煎餅の看板商品。幸煎餅は明治29(1896)年の創業以来、せんべい一筋。時代とともに変遷する消費者の味覚に合わせて、新しい味を常に追求しているそう。

「七福神あられ」は七福神にちなんで、えび味(恵比寿天)、青のり味(大黒天)、しそ味(福禄寿)、バター味(弁財天)、唐がらし味(寿老人)、チーズ味(布袋尊)、カレー味(毘沙門天)の7種類のあられが入っています。ユニークな七福神のパッケージが特徴で、ご当地土産としてだけでなく、県民のおやつとしても愛され続けています。

群馬県民のソウルフード 甘じょっぱくて香ばしい「焼まんじゅう」

焼まんじゅう

ほたかや「焼まんじゅう」 12個入り 880円
ほたかやウェブサイト

「焼まんじゅう」は、群馬県民のソウルフード。まんじゅうといってもあんこは入っておらず、蒸したまんじゅう生地に甘じょっぱい味噌だれをたっぷり塗って焼いたものです。文化庁が多様な食文化の継承・復興のために取り組む「100年フード」にも認定されています。

ほたかやは、昭和55(1980)年に群馬県沼田市で創業した県内でも珍しい数少ない焼きまんじゅう専門の製造販売元で、お土産店や道の駅などで販売しています。

注目の銘菓

茨城の注目の銘菓 1か月待ちの、まるでメロンな「メロンバウムプレミアム」

メロンバウムプレミアム

深作農園「メロンバウムプレミアム」 6,900円 ※要予約・要冷蔵
深作農園ウェブサイト

「メロンバウムプレミアム」は、茨城県鉾田(ほこた)市のメロン農家・深作農園が作るプレミアムなバウムクーヘン。深作農法(※)でメロンを育て、バウムクーヘンを包むパイ生地、15層のメロンバウムクーヘン、なめらかなメロンチョコレートとメロンようかんの4つのパーツに惜しみなくメロン果汁が使われています。

一つひとつ手作りしているため、現在は1か月待ちとなっています。メロンのおいしさをぎゅっと閉じ込めた贅沢さはもちろん、見た目のインパクトも抜群なので、サプライズな贈り物などにもピッタリです。

(※)善玉菌農法、自然農法、有機農法を融合させ、最新農業を取り入れた方法。

栃木の注目の銘菓 3つの異なる食感が楽しい「バターのいとこ」

バターのいとこ

GOOD NEWS「バターのいとこ」 3枚入り 972円
GOOD NEWS ウェブサイト

羽田や新千歳空港、東京駅などでよく見かけて「どこのお菓子なのかな?」と気になっていたのが、「バターのいとこ」。酪農が盛んな那須で生まれた、無脂肪乳を主原料とした焼き菓子です。牛乳からバターを作る際、バターとともに生まれる副産物・スキムミルクを活用して作られています。

フランスの地方菓子「ゴーフレット」をベースに、ふわっと香るバター、原糖を混ぜたミルククリームのシャリッと感、とろっとミルキーなスキムミルクの3つの味わいが楽しめる、新食感のスイーツです。

群馬の注目の銘菓 希少価値のあるいちご大福「ちごもち」

ちごもち

微笑庵「ちごもち」 1個 410円(価格はいちごの価格で変動するので公式HPで要確認。2024年5月の価格は410円)
微笑庵ウェブサイト

群馬県にはいちごを使ったスイーツがたくさんありますが、中でも希少価値があるのが、いちごのおいしい季節(12月中旬~5月上旬)にしか売らない、という苺大福の「ちごもち」です。群馬県育成品種・やよいひめを中心に大粒高糖度の極上品だけを厳選。標準以上のいちごが入手できないときは作ることをやめるほど徹底的に品質にこだわっているそう。「ちごもち」を求めて県外からも多くの来店者があるのだとか。

羽二重餅の薄衣に包まれたいちごは生なので、賞味期限は12~3月は2日、4月以降は1日(当日)。そのため地方発送などは受け付けておらず、9~15時の間に来店できる人のみ予約が可能です。

北関東ならではの地元の食材を使い、おいしさにこだわり抜いて作られたご当地お土産を紹介しましたがいかがでしたか? 各地の個性豊かなソウルフードも魅力満点。どれも現地の味をそのまま楽しめるものばかり。気になるものがあったら、ぜひ、お試しあれ!

ご当地お土産ランキング全国マップ

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