文=白鳥紀久子

北東北(青森・岩手・秋田)のもらって嬉しいご当地お土産ランキング15選

北東北(青森・岩手・秋田)のおいしい銘菓、限定お土産カタログ

JAF Mate Onlineでは、都道府県別に地元の人々が推す名物お土産を紹介しています。第2回目は、豊かな農作物と魚介類に恵まれた北東北(青森・岩手・秋田)。古くから愛されているよりすぐりの銘菓が勢ぞろい。また、県民たちおなじみの汁ものを手軽なインスタントスープに仕立てたお土産もピックアップ。まずは、各県のランキングの1~3位からご紹介します。

※2024年5月現在の情報です。内容は変更になる可能性があります。

北東北(青森・岩手・秋田)でおすすめのご当地お土産ベスト3

青森でおすすめのご当地お土産

1位 青森りんごのお菓子と言えば! 「パティシエのりんごスティック」

ラグノオささき「パティシエのりんごスティック」

ラグノオささき「パティシエのりんごスティック」 5本入り 1,150円
ラグノオささきウェブサイト  

青森のりんごのお菓子メーカーとして人気を博す、ラグノオささき。青森県産「ふじ」を丸ごと1個使ったアップルパイ「気になるリンゴ」が有名ですが、近年は職場などで分けやすい個包装の「パティシエのりんごスティック」が人気! 青森産りんごとスポンジ生地をパイで包んで焼いたスティックパイで、酸味と甘みが絶妙なおいしさです。

実はラグノオささきは、カルディなどでおなじみの「ポロショコラ」の製造会社でもあります。国産生乳を100%使用した濃厚なチョコレートケーキで、SNSなどでも話題となったお菓子ですよね。

ラグノオささき スタッフに聞いた
とっておきの青森土産

地元弘前のお酒として親しみがある、三浦酒造の日本酒「豊盃(ほうはい)」をお土産におすすめしています。青森県産の豊盃米で作ったお酒で、飲む際には「津軽びいどろ」の杯(さかずき)もおすすめです。(ラグノオささき マーケティング部 矢田千穂美さん)

三浦酒造

2位 南部せんべいの進化系「チョコQ助」

チョコQ助

しんぼり「チョコQ助」 80g 249円
しんぼりウェブサイト

南部せんべいは青森県や岩手県で昔から愛されている小麦粉を原料としたせんべい。その南部せんべいの進化系として話題を集めているのが、2位の「チョコQ助」です。食べやすいサイズに割った南部せんべいにチョコレートがかかっているのですが、南部せんべいの塩加減とチョコの甘さのバランスが絶妙で後引くおいしさ! テレビで紹介されたりしたこともあり、購入個数を制限するほどの人気だとか。

「チョコQ助」の名前の由来は、割れたり、欠けたりしたせんべいの詰め合わせのことを「久助」と呼ぶことから。チョコレートをかけた久助、だから「チョコQ助」。1袋80gで249円と、お手軽な価格も嬉しい限りですよね。

3位 八戸名物いか&チーズの珍味「なかよし」

花万食品なかよし

花万食品「なかよし オリジナル」 120g化粧箱入り 1,242円
花万食品ウェブサイト

3位はお土産としてだけでなく、ジモティーの日常のおやつとしても人気の「なかよし」。青森県の八戸港で水揚げされた新鮮なイカをのしいかにして、特製チーズを挟んだ珍味。やわらかな食感で、噛むほどにイカとチーズのうまみが口の中に広がります。

定番のプレーンなチーズ味のほか、粗びきこしょうが入ったブラックペッパー味もあり、おやつにもおつまみにも万能です。八戸市内にある本社工場の直売所では、なかよしのB級品などをお安く販売しているとか。ジモティーの特権、うらやましい。

番外編 肉厚ほたてのフリーズドライ入り「青森さんのやさしいスープ」

青森さんのやさしいスープ

「青森さんのやさしいスープ」 2個パック 508円
はとや製菓ウェブサイト

青森県は太平洋、日本海、陸奥湾、津軽海峡と三方を海で囲まれ、魚介類が豊富にとれる地域。はとや製菓の「青森さんのやさしいスープ」は、陸奥湾産のほたて、青森県産のねぎと国産のしいたけをフリーズドライにしたスープのもとです。お湯を入れて1~2分で具だくさんのリッチなスープが出来上がります。

塩、こしょう味の洋風と、みそ味の和風の2種類。肉厚なほたての食感、しいたけの香ばしい風味など、インスタントとは思えない本格的なスープをお楽しみあれ。

岩手でおすすめのご当地お土産

1位 岩手を代表する銘菓「かもめの玉子」

かもめの玉子

さいとう製菓「かもめの玉子」 4個入り 648円
さいとう製菓ウェブサイト

岩手県の1位は、三陸の海を飛ぶかもめのたまごをモチーフにした「かもめの玉子」。練乳入りの黄味餡をカステラ生地で包み、ホワイトチョコでコーティングし、コロンと丸いたまごのフォルムを忠実に再現しています。

黄味餡の材料となる豆はインゲン豆の一種である大手亡(おおてぼう)を使い、上品な甘さを出すために白ざらめ、そして、小麦は北東北産にこだわり、丁寧に作り込んでいます。スタンダードな味のほかにも、紅茶味や季節限定フレーバーなど、種類が豊富なので、ホームページをチェックしてみて。

2位 一口で食べたい! 「ごま摺り団子」

松栄堂ごま摺り団子

松栄堂「ごま摺り団子」 8個入り 756円
松栄堂ウェブサイト

2位の「ごま摺り団子」は、明治36年創業の松栄(しょうえい)堂の名物団子。松栄堂のある一関市は、冠婚葬祭や季節の行事に餅が欠かせない“餅の町”で、昔から米や農産物が豊かだったことから、さまざまな餅菓子が誕生しました。

中でも人気が高いのが松栄堂の「ごま摺り団子」。東北産を中心とした米粉を使ったもっちり&歯切れのよい団子に黒すりごまの蜜がたっぷり入っていて、噛んだ瞬間にごま蜜がトロリとあふれ出します。独特な食感と上品な甘さは、一度食べるとはまります。

3位 伝統を感じる「岩谷堂羊羹」

岩谷堂羊羹 ひとくち 9本詰

回進堂「岩谷堂羊羹 ひとくち 9本詰」 1,296円 
回進堂ウェブサイト

「岩谷堂羊羹」は、伊達藩・岩谷堂城城主の保護奨励により、城の名をつけることが許された、300年余りの歴史と伝統を受け継ぐ岩手銘菓。回進堂は、その歴史の中で羊羹専門の菓匠として誕生しました。

回進堂の「岩谷堂羊羹」は、艶やかな漆黒の色と鮮やかな切り口が特長。これは、焦がすほどの高熱を加えながら、職人がひたすら煉りこんで作り上げるから。コシのある独特のかたい食感が特徴で、絶妙に角が立った美しい羊羹が堪能できます。

番外編 トロリ&モッチリの絶妙な食感「やっぱり巖手屋(いわてや)のせんべい汁」

巖手屋のせんべい汁

「やっぱり巖手屋のせんべい汁」 486円
小松製菓ウェブサイト

南部地方では鍋にせんべいを入れた「せんべい汁」が食卓によく登場します。使うのはせんべい汁専用の「かやきせん」と呼ばれるせんべい。小麦粉で作られた白いせんべいで南部せんべいの一種です。汁を吸うとトロリと溶けて、ミミの部分はもっちりと歯応えのある食感に。

「やっぱり巖手屋のせんべい汁」には、かやきせんが8枚、特製スープのもとが2袋入っています。囲炉裏(いろり)でせんべいを焼いているおばあちゃんの絵が目印です。

秋田でおすすめのご当地お土産

1位 70年以上変わらず親しまれている「金萬」

金萬

金萬「金萬」 10個入り 864円
金萬ウェブサイト

秋田で絶大な人気を誇るお土産といえば、「金萬」です。食べやすい一口サイズのカステラまんじゅうで、やさしい甘さの白あんが中に入っています。昭和28年に誕生し、70年以上たった今でも変わらないおいしさが県民に愛されるゆえん。お土産としてだけでなく、県民たちのおやつとして、子供からお年寄りまで広く親しまれている味なんです。

「金萬」は昔ながらの自動製菓機を使って作られています。真空パック入り、個包装タイプ、生タイプとあり、生タイプは秋田市内の直営店と一部販売店のみで買えるレア商品です。

2位 後引くおいしさ! 「しとぎ豆がき」

しとぎ豆がき

一乃穂「しとぎ豆がき」 20枚入り 702円
一乃穂ウェブサイト

一乃穂(いちのほ)の「しとぎ豆がき」の「粢(しとぎ)」とは、水に浸した米を砕いて粉にし、さまざまな形に加工したもののことだとか。「しとぎ豆がき」は秋田米にこだわって作った黒豆入りの餅をカラリと焼き上げたおかきで、一乃穂の看板商品です。

米のうまさが引き立つように、絶妙な塩加減で味付けしているから、噛むほどに米の甘さを感じます。バリッと歯応えのある噛み心地もクセになるおいしさ! そんじょそこらのおかきとはひと味違うので、お土産にすると喜ばれること間違いなし。

3位 地産地消の名物菓子「パンプキンパイ」

パンプキンパイ

JA大潟村「パンプキンパイ」 5個入り 650円
JA大潟村ウェブサイト

秋田県大潟村は、かぼちゃの名産地。大潟村でとれる栗のようにホクホクして甘いかぼちゃ「くり大将」を使った「パンプキンパイ」が秋田のご当地お土産3位になりました。

かぼちゃの収穫期である夏に、その年にとれたかぼちゃをフレッシュなままペースト状にして冷凍保存し、それがパンプキンパイの餡になります。パイ皮には北海道産のバターがたっぷり! 食べるときは、トースターで軽く温めてみて。バターが香り立ち、かぼちゃの甘みもギュッと濃縮されます。

番外編 これぞ一汁一菜 「きりたんぽカップスープ」

きりたんぽカップスープ 比内地鶏醤油味

ツバサ「きりたんぽカップスープ 比内地鶏醤油味」 594円
ツバサウェブサイト

きりたんぽ鍋は、米どころ秋田の名物。そのきりたんぽ鍋を一人分にして、調理時間たったの4分で手軽に食べられちゃうのが「きりたんぽカップスープ」。もちもちした食感のきりたんぽが1本分入った、腹持ち抜群のスープです。一番人気の比内地鶏醤油味は比内地鶏ガラとかつおだしを利かせた濃厚な味わい。そのほかに、しょっつるを利かせた海鮮ブイヤベース味、末廣ラーメン本舗の醤油味、ピリ辛チゲ味、おしるこがあります。

パッケージのデザインもとてもおしゃれなので、一人暮らしの若者へのお土産にすると喜ばれそう。

北東北のご当地お土産 注目の品はこちら

青森で注目の銘菓1
食べるのがもったいない! 「青い森の天然青色りんごジャム」

青い森の天然青色りんごジャム

APPLE loves BLUE「青い森の天然青色りんごジャム」 170g 1,320円
APPLE loves BLUEウェブサイト

色の名前がつく都道府県は、青森県だけ。そこで「青森で青い名産品を」という発想で生まれたのが、「青い森の天然青色りんごジャム」。着色料は一切不使用で、タイ産「アンチャン・ブルーティー」を使って青森産のりんごに色を付けた天然の色味なんだそう。サラッとなめらかな食感とりんごのさわやかな甘さで、ヨーグルトやバニラアイスクリームに添えるだけで彩りがきれいに。

アンチャンはアントシアニンが豊富で、抗酸化作用が注目されている植物。食べておいしいだけでなく、眼精疲労や老化防止にも効果が期待できそうなのが嬉しいですね。

岩手で注目の銘菓2
県民が日常的に愛する「タルトタタンのアップルパイ」

タルトタタンのアップルパイ

タルトタタン「タルトタタンのアップルパイ」 8個入り 2,150円
タルトタタンウェブサイト

岩手県内に4店、宮城県仙台市に1店ある「タルトタタン」には、岩手県民の心を弾ませるスイーツがたくさん!

りんごの産地である岩手県ならではの手作り感のあるお菓子といえば、「タルトタタンのアップルパイ」です。岩手産の紅玉りんごをバターたっぷりのパイ生地で包んで焼き上げていて、割って食べると紅玉の甘い香りがフワッと漂います。ほかにも季節の果物を使ったお菓子がたくさんあるため、何度も足を運んでしまうようですね。

秋田で注目の銘菓3
最中とサブレが合体「なまはげのおくりもの」

なまはげのおくりもの

お菓子のにこり「なまはげのおくりもの」 塩キャラメル味・プレーン味 各134円
お菓子のにこりウェブサイト

秋田のなまはげといえば恐怖の象徴ですが、なんともかわいいなまはげのお菓子が今、秋田土産として人気なんですよ。

作っているのは、秋田市のお菓子のにこり。「なまはげのおくりもの」は、なまはげの面の最中種に、大潟村産の米粉を使って焼き上げた、サクッホロッのやさしい食感のサブレです。ゴマが入った「プレーン味」と男鹿半島の塩とアーモンドが入った「塩キャラメル味」があります。

青森、岩手、秋田、それぞれの地域で伝承されてきたお菓子からニューフェイスまでがズラリ。どれも地元の食材を使った地元愛の強いお菓子ばかり。アンケートで圧倒的に支持率が高かったのが、岩手の「かもめの玉子」と秋田の「金萬」。「お土産はコレ!」と決めている人が多かったですね。

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