九州北部のお土産写真
文=白鳥紀久子

九州北部(佐賀・長崎・大分)のもらって嬉しいお土産ランキング15選

JAF会員限定! ざびえる本舗「ざびえる」を抽選でプレゼント!

JAF Mate Onlineでは、都道府県別に地元の人々が教えてくれた名物お土産を紹介しています。第18回目は、福岡県を除く九州北部。異国情緒あふれるラインアップから、ご当地ならではの炊き込みごはんの素までを紹介します。まずは、各県のランキングの1~3位からご紹介します。

※2025年8月現在の情報です。内容は変更になる可能性があります。
※価格は税込です。

<佐賀>

<長崎>

<大分>

<JAF会員限定プレゼント>

<佐賀>でおすすめのご当地お土産

1位 佐賀に伝わる伝統織物をお菓子で表現「さが錦」

村岡屋「さが錦」

村岡屋 「さが錦」8個入 1,382円

佐賀県に伝わる伝統工芸品、佐賀錦をイメージして作られたのが村岡屋の「さが錦」です。山芋を練り込んだしっとりとした生地(浮島)に、小豆や栗を混ぜ込んでふんわり焼き上げ、上下をバウムクーヘンで挟んだ和洋菓子。織物を織るように繊細に重ねられたバウムクーヘンの層がなんとも美しい!

村岡屋は1928(昭和3)年創業。「さが錦」だけでなく、佐賀藩主の家紋・杏葉(ぎょうよう)をかたどった最中「鍋島さま」、佐賀の地に伝わる徐福伝説にちなんだ舟形タルト「徐福さん」など、佐賀土産にふさわしいオリジナル名菓が勢ぞろい!

2位 職人の手仕事と唐津の風土が息づく「松露饅頭(しょうろまんじゅう)」

大原老舗「松露饅頭」

大原老舗 「松露饅頭」10個入 1,296円

薄く丁寧に焼き上げたカステラ生地で、なめらかで上品な甘さ控えめのこしあんを包んだ唐津の代表的な銘菓「松露饅頭」。虹の松原に春に自生するかわいらしいきのこ「松露」に似た形から名付けられました。

「松露饅頭」は、1850(嘉永3)年創業の由緒ある大原老舗の看板商品。熟練の職人が手作業で仕上げる自慢の饅頭で、オンラインや百貨店催事で不定期販売。見かけたらぜひ迷わず手に入れたい逸品です。贈り物にも、自分へのご褒美にも最適ですよ。

3位 南蛮渡来の素朴な味わい「丸ぼうろ」

「丸ぼうろ」

「丸ぼうろ」

佐賀県を代表する銘菓のひとつが、ポルトガル語でケーキを意味する「ボーロ」の名前が付いた「丸ぼうろ」です。佐賀県を通る長崎街道は別名「シュガーロード」と呼ばれ、南蛮貿易によって当時は貴重だった砂糖がたくさん手に入ったため、長崎在住のオランダ人から佐賀藩に伝わった「丸ぼうろ」が佐賀県内の複数の店で作られるようになりました。

「丸ぼうろ」の起源には諸説あります。「丸芳露」「丸房露」と記されることもあり、形状は似ているものの大きさはまちまち。大分県中津市や薩摩地方も「丸ぼうろ」を名産品としています。

佐賀のご当地ごはん 佐賀牛の脂の甘みでごはんがおいしく! 「佐賀牛炊き込みごはんの素」

宮島醤油「佐賀牛炊き込みごはんの素」 180g 962円

宮島醤油 「佐賀牛炊き込みごはんの素」 180g 962円

ロングセラー商品「ばら本醸造あまくち醤油」「本醸造さくら濃口醤油」などで知られる宮島醤油は、1882(明治15)年創業の佐賀県唐津市の老舗食品メーカー。醤油の伝統的な発酵技術を生かしながら、ソースやめんつゆ、レトルト食品なども作っています。

こちらで注目したいのが、佐賀の大地で育った佐賀牛のおいしさを堪能できる炊き込みごはんの素。佐賀牛の醍醐味(だいごみ)は、なんといっても甘い脂の香り。それを存分に楽しめます。「佐賀牛炊き込みごはんの素」はオンラインストア でも購入できます。

<長崎>でおすすめのご当地お土産

1位 極上品の長崎カステラが堪能できる「福砂屋のカステラ」

福砂屋「カステラ小切れ1号」

福砂屋 「カステラ小切れ1号」 1本 2,268円 ※10等分にカット済み

長崎土産の代表と言えば、カステラです。今や全国どこでも手に入るカステラですが、本場は長崎。16世紀後半、スペインやポルトガルとの間で行われた南蛮貿易で長崎にカステラの製法が伝わり、今も昔ながらの製法で作るカステラの名店が長崎にはたくさんあります。

福砂屋は1624(寛永元)年創業。ポルトガル人から製法を学び、今も職人がひとつひとつ丁寧に焼き上げる昔ながらの製法を守っています。材料は厳選された卵、小麦粉、砂糖、水飴のみを使用。ふっくらしていてしっとり。最後にザラメをシャリッと感じる独特の食感はお試しあれ!

2位 海に浮かぶ大小の島々をイメージした「九十九島(くじゅうくしま)せんぺい」

九十九島せんぺい本舗 「九十九島せんぺい」

九十九島せんぺい本舗 「九十九島せんぺい」 12枚入 1,080円

九十九島とは、佐世保港の外側海域に点在する200以上の島々のこと。「九十九島せんぺい」は、砂糖、小麦粉、ピーナッツというシンプルだからこそ吟味した素材を使い、九十九島の島影を表したご当地せんべいです。

1951(昭和26)年に誕生したお菓子で、当時の九州北部地方では、「煎餅」のことを「せんぺい」と発音する習慣があったとか。あえて「せんぺい」を使って、佐世保の名物として全国へ広めたいという思いが込められています。六角形のデザインは縁起物の亀の甲羅をかたどって海をイメージ、九十九島の文字は職人さんが一枚一枚手刷りして仕上げる、というのもとても味わい深いですね。

3位 長崎名物・卓袱料理をより気軽に「角煮まんじゅう」

岩崎本舗 「長崎角煮まんじゅう」

岩崎本舗 「長崎角煮まんじゅう」 5個入袋 2,650円(※9月より価格を変更する予定)

長崎ではおなじみの卓袱(しっぽく)料理。円卓を囲んでいただく和食・中華・洋食の要素が交じった大皿のコース料理のことで、和華蘭料理ともいわれています。この卓袱料理に欠かせないのが東坡肉(トンポーロー)。いわゆる豚の角煮のことですが、この東坡肉を気軽に食べられるように考案されたのが、角煮まんじゅうです。小麦粉で作った二つ折りの生地に豚の角煮をはさんで食べる、長崎のご当地ファストフードです。

岩崎本舗の「長崎角煮まんじゅう」は、吟味した豚バラ肉をじっくり煮込んで、丁寧に脂抜きして、秘伝のタレで旨みを丹念に染み込ませた逸品。角煮まんじゅうの元祖といわれるのも納得の味なんです。

長崎のご当地ごはん 濃厚な甘みと旨みを堪能できる! 「うにめしの素」

壱岐水産 「うにめしの素」米2合用 1,200円

壱岐水産 「うにめしの素」 米2合用 1,200円

うにといえば北海道や東北のイメージが強いと思いますが、玄界灘の荒波が押し寄せる長崎県の壱岐島(いきのしま)でもおいしいうにが採れるんです。名物は、濃厚な甘みと旨みが特徴のムラサキウニ。

壱岐水産は1955(昭和30)年に壱岐島の漁師町で創業。4月下旬から6月下旬にかけて、海女や潜水士が採ったムラサキウニをとれたてのおいしさをそのまま、手作業で加工しています。「うにめしの素」は、ウニの身がたっぷり入っていて、磯の香り高い本格的な味が堪能できますよ。

<大分>でおすすめのご当地お土産

1位 特別感のあるパッケージも魅力「ざびえる」

ざびえる本舗 「ざびえる」 6個入 745円

ざびえる本舗 「ざびえる」 6個入 745円

日本にはじめてキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルにちなんで名付けられた、大分銘菓。ビロードを使用した高級感ある化粧箱は特別感があって、お土産にすると喜ばれるんですよね。

なめらかな白あんの「銀」と、ラム酒に漬けたレーズンを刻みこんだ「金」の2種類のあんを包むのは、バターが豊かに香る洋風の皮。2種類あることに気づかず食べてしまう人も多いですが、パッケージの金銀で見分けてくださいね。

2位 淡い色合いもまた美しい「荒城の月」

但馬屋老舗 「荒城の月」 3個入 848円

但馬屋老舗 「荒城の月」 3個入 848円

1804(文化元)年創業の但馬屋老舗は、江戸時代には旧岡藩の御用菓子司として重宝された名店。「荒城の月」は江戸時代、藩主に献上される高貴な和菓子でした。フワフワではかない、まるでマシュマロのような食感なので、最近のお菓子かと思う人も多いのですが、「荒城の月」は卵白を泡立てて寒天で固めた淡雪で黄味あんを包んだ昔ながらの和菓子なんです。

元は藩主からいただいた「夜越えの月(やごえのつき)」という名前でしたが、大分県竹田市の岡城跡をイメージして作曲されたといわれる瀧廉太郎の名曲「荒城の月」にちなんで昭和9年に名付けられました。風情あるエピソードゆえに茶会の茶菓子としても喜ばれますね。

3位 勘違いを逆手にとって大人気に! 「謎のとり天せんべい」

宝コンフェクト 「謎のとり天せんべい」

宝コンフェクト 「謎のとり天せんべい」 14枚入 740円

「謎のとり天せんべい」の発売は2008(平成20)年。当時、大分ではとり天を愛するあまりに、とり天=全国区の家庭料理だと思い込んでいた県民も少なくなかったとか。この大分県民特有の「勘違い」に着目して誕生したのが、「謎のとり天せんべい」なんだとか。

大分県産の鶏肉にこだわり、にんにく醤油の香りが香ばしい「とり天」の風味をリアルにせんべいとして再現しているので、初めて食べた人は驚くといいます。発売当初は全国的に珍しかったとり天も、最近では給食やお弁当のメニューとしてもすっかりおなじみになりましたね!

大分のご当地ごはん 冷めてもおいしい故郷の味「吉野鶏めしの素」

吉野食品 「吉野鶏めしの素」

吉野食品 「吉野鶏めしの素」 2合用×1袋 648円 ※吉野食品WEBサイト価格(2025年8月現在)

「吉野鶏めし」は、唐揚げ、とり天に並ぶ大分の郷土料理。大分市南部の吉野地区に300年以上前から伝わる家庭料理で、鶏肉とゴボウを酒、しょうゆ、砂糖で煮込み、ごはんと混ぜ合わせたものです。

後世に長く伝えるために、地元の婦人会が「吉野鶏めし保存会」を結成。地道に活動していたところ、大分県が推奨する一村一品運動のメニューとして取り上げられ、全国的に知られるようになったんだとか。出来たてはもちろん、冷めてもおいしくて繰り返し食べたくなる味です。

注目のお菓子

佐賀の注目のお菓子 独特食感が贅沢な「果実アイス」

友桝飲料 「果実アイス」

友桝飲料 「果実アイス」 12本入×3ケース 5,130円

友桝(ともます)飲料は、1902(明治35)年に小さなラムネ屋からスタートした老舗炭酸飲料メーカー。小ロットによる個性的な飲料の開発生産が得意で、観光地でよく見かけるご当地サイダーやりんご味の炭酸飲料「こどもびいる」でおなじみです。

2024年に新発売したばかりの「果実アイス」は、冷凍庫で凍らせて食べるパウチタイプのアイス。凍らせると「むにむに」とした不思議な食感になり、まるで生のフルーツを食べているみたい。白桃、マンゴー、スイカ、マスクメロンの4種類です。

長崎の注目のお菓子 島の旬を詰め込んだ「つばきねこのジャム」

びんづめ専門店くまごろう 「つばきねこのジャム」 1本 864円~

びんづめ専門店くまごろう 「つばきねこのジャム」 1本 864円~

長崎港から西へ100㎞の九州最西端にある五島市。10の有人島と53の無人島から構成されていて、いちご、甘夏、梅、いくり(すもも)、ブルーベリーなど、季節ごとにさまざまな果物が取れるんですよ。

「つばきねこのジャム」のつばきねことは、長崎県五島市のイメージキャラクター。ジャムは、五島市で取れる果物や野菜を使用し、とろみ付けのペクチンは使わず、加えるのは砂糖だけ。果物や野菜は冷凍せずにすべて旬の時期に生の状態で加工した、こだわりのジャムなんです。

大分の注目のお菓子 湯布院の温泉街の名物土産「ジャズ羊羹」

由布院ジャズとようかん「ジャズ羊羹 classic」レギュラーサイズ(約20㎝)2,692円

湯布院 ジャズとようかん 「ジャズ羊羹 classic」レギュラーサイズ(約20㎝) 2,692円

大分県を代表する温泉地・由布院。ドイツの温泉保養地バーデン・バーデンをモデルに作られた町並みが、どこか異国の雰囲気を感じる場所でもあります。その由布院温泉を貫く湯の坪街道にあるのが、湯布院 ジャズとようかん。「旅と音楽」をテーマにした、お菓子と雑貨を取り扱うセレクトショップです。

こちらの看板商品がピアノの鍵盤をあしらったおしゃれな「ジャズ羊羹 classic」。国産小豆と沖縄県産黒糖を使用した羊羹の中に、ワインに一昼夜漬け込んだドライいちじくが! 和菓子職人が手仕事で仕上げた本格的な羊羹です。ショップでは、オリジナルのドリップバッグも販売しています。ジャズ羊羹とよく合う中深煎りオリジナルブレンドで、程よいコクと苦み、チョコレート・キャラメルのような濃い甘さがあんことよく合います。

JAF会員限定 ざびえる本舗「ざびえる」をプレゼント

ざびえる本舗ざびえる

バター風味豊かな洋風の皮と、精選された純和風の白あん(銀)と、ラム酒に漬けたレーズンを刻みこんだあん(金)の2種類がある大分銘菓。ざびえる本舗の「ざびえる」(6個入)を3名様にプレゼントします。ご希望の方は下記応募ボタンからご応募ください。


※ウェブ応募のみとなります。
※応募は1名様1回のみ可能。応募後の応募内容の変更はできません。
・応募方法:上記応募フォームをクリックしてログインIDとパスワードを入力。
※応募にあたってはJAFマイページと同じID・パスワードでのログインが必要です。
・当選者数:3名(当選者には、2025年10月中旬までに賞品を発送いたします)
・応募締切:2025年9月23日(火)

いかがでしたか? 昔から地域の人々に愛され続けているものから、全国的に知名度が高いものまで、バラエティーに富んだラインアップとなりました。ご当地色豊かな炊き込みごはんの素も試してみたいものばかりでしたね。

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