鳴子峡の深さ約100mの峡谷が燃えるような紅葉に染まる。見晴らし台からのパノラマは、紅葉シーズンだけに見られる絵画のような美しさ
写真1 鳴子峡の深さ約100mの峡谷が燃えるような紅葉に染まる。見晴らし台からのパノラマは、紅葉シーズンだけに見られる絵画のような美しさ

国道47号鳴子峡(宮城県)。1,000年の歴史を誇る鳴子温泉と、燃えるような紅葉が彩る絶景

絶景写真の専門家が、厳選したドライブコースをお届け
須藤英一

国道47号沿いに広がる鳴子峡(なるこきょう)は、大谷川(おおやがわ)の浸食により形成された深さ約100mの大峡谷。名湯・鳴子温泉郷の西側に位置し、秋には崖一面が鮮やかな紅葉に染まる。大深沢橋や周辺の展望台からは、白いアーチ橋と色づく山々が織り成す絶景を見渡せるドライブスポット。そんな四季折々で輝く絶景に出会えるドライブコースを、日本の隅々まで走り尽くした写真家の須藤英一さんが紹介。

目次

奥州三名湯のひとつ「鳴子温泉」の歴史と豊かな泉質

鳴子こけしで有名な鳴子温泉は宮城県大崎市にあり、1,000年以上の歴史を誇り、福島県の飯坂温泉、宮城県の秋保(あきう)温泉とともに「奥州三名湯」の一つに数えられる。鳴子温泉を含む鳴子温泉郷には400本近くの源泉があり、日本の11種類の旧泉質のうち8種類が集まるなど、豊富な泉質が魅力だ。この鳴子温泉の西側にあるのが鳴子峡で、大谷川が刻んだ深さ約100mの大峡谷が燃えるような紅葉に染まる絶景はぜひ見てほしい。

紅葉に彩られた国道47号。道路の両側を赤や黄色の木々が覆っている

写真2 紅葉の時期は道路の両側を彩る赤や黄色に色づいた木々のトンネルを、自然の豊かさを感じながら爽快に走り抜けることができる。途中には景色を楽しめる展望スポットや駐車場も整備されている

色づく山々を走り抜ける国道47号の紅葉ドライブ

鳴子温泉郷から峡谷周辺へ向かう国道47号は、山々に囲まれていて、赤や黄色に色づいた木々が道路の両側を彩っている。紅葉の中を走ると自然の豊かさに触れることができ、運転しながらも心が癒やされる。そして途中には展望スポットや駐車場が整備されていて、車を停めて景色を楽しめる。鳴子温泉から走り、鳴子峡のシンボルである大深沢橋を越えると大駐車場があるので、クルマを停めてみよう。

白いアーチ橋と彩る木々が映える! 一度は拝みたい絶景

鳴子峡の大深沢橋。白いアーチ橋が紅葉に彩られた深い谷に架かっている

写真3 鳴子峡のシンボル、白い大深沢橋が色鮮やかな紅葉に囲まれている風景。切り立った崖と深い谷に架かるアーチ橋が織り成す絶景は、見入ってしまうほどの美しさ

見晴らし台や展望デッキなどから峡谷を見下ろすと、切り立った崖と深い谷が広がり、山々は赤や黄色、オレンジ色に染まり、まるで一枚の絵画のような美しさに思わず見入ってしまうだろう。そして鳴子峡のシンボルである大深沢橋も印象的で、白いアーチ橋が紅葉に囲まれた姿はとても美しい。また渓谷には遊歩道もあり、散策すると展望台からではわからない自然の魅力をより身近に感じることができる。


国道47号鳴子峡 データ

東北自動車道・古川ICを利用し、国道47号を山形・鳴子温泉方面へ約33km直進すると、鳴子峡に到着する。一本道でアクセスしやすいが、紅葉シーズンは渋滞に注意が必要だ

本内容は、須藤氏が撮影したときの情報を基に編集しています。詳細については、お出かけ前に最新の情報をご確認ください。

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須藤英一

1956年東京生まれ。アバコ撮影スタジオを経て1981年フリーカメラマンに。1985年から雑誌『アウトライダー』でツーリング写真の撮影を開始。以来、日本の道や風景をテーマにした写真を撮り続けている。『秋冬色の風景ドライブ―絶景の道を求めて』(2009年/JAF出版社)、『新・日本百名道』(2014年/大泉書店)など著書多数。 日本の絶景・Japan Beautiful Landscape

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