ALT 緑豊かな海岸線をなぞるように延びる県道155号。高台からは日本海特有のエメラルドグリーンに輝く美しい海を一望できる
写真1 緑豊かな海岸線をなぞるように延びる県道155号。高台からは日本海特有のエメラルドグリーンに輝く美しい海を一望できる

鳥取県道155号・浦富海岸(鳥取県)。コバルトブルーの海と、奇岩に出会うシーサイドライン

絶景写真の専門家が、厳選したドライブコースをお届け
須藤英一

鳥取県道155号は、山陰海岸国立公園に指定された浦富(うらどめ)海岸の絶景に沿って走るシーサイドライン。ただ走り抜けるだけでなく、網代(あじろ)港側の千貫松島(せんがんまつしま)や鴨ヶ磯(かもがいそ)、城原海岸などの展望スポットに立ち寄りながら巡るのが醍醐味(だいごみ)。車窓からは日本海特有のエメラルドグリーンやコバルトブルーの海が広がり、夕刻には菜種五島(なたねごとう)に沈む美しい夕日も堪能できる。そんな四季折々で輝く絶景に出会えるドライブコースを、日本の隅々まで走り尽くした写真家の須藤英一さんが紹介。

目次

ダイナミックなリアス海岸と白砂が広がる鳥取の景勝地「浦富海岸」

高さ約10mの花崗岩(かこうがん)にぽっかりと穴が開いた「千貫松島」。岩の上に1本の松が構える、浦富海岸を代表するシンボル的景観

写真2 高さ約10mの花崗岩(かこうがん)にぽっかりと穴が開いた「千貫松島」。岩の上に1本の松が構える、浦富海岸を代表するシンボル的景観

浦富海岸は鳥取砂丘の東にあり、東西約15kmにわたるリアス海岸。断崖絶壁、奇岩、洞門、洞窟が連続するダイナミックな地形が楽しめる場所だ。また、古くから景勝地として知られ、日本百景、名勝および天然記念物、山陰海岸国立公園などに指定されている鳥取県を代表する景勝地の一つ。東側には浦富海水浴場もあり約1.5kmにわたって白砂の浜が続く。

クルマを降りて歩いて巡る! 県道155号沿いの立ち寄り絶景スポット

ここを楽しむ道が鳥取県道155号で、走りを楽しむドライブというより、途中でクルマを止めて散策路や展望スポットに立ち寄ると満足度がかなり上がるはずだ。網代港から進んだ網代浜公園にクルマを止めて、千貫松島展望所へ行ってみよう。千貫松島は高さ10mほどの花崗岩に穴が貫通した海食洞門で、浦富海岸のシンボル的景観だ。県道155号をさらに東へ走ると鴨ヶ磯展望所がある。日本海の絶景を楽しめ、階段を下りれば海岸まで行くことができる。

車窓を彩るコバルトブルーの海と、菜種五島に沈む夕日の絶景

海に浮かぶ菜種五島をシルエットに、日本海へと沈む美しい夕日。時間がたつのを忘れて見とれてしまう絶景スポットだ

写真3 海に浮かぶ菜種五島をシルエットに、日本海へと沈む美しい夕日。時間がたつのを忘れて見とれてしまう絶景スポットだ

なかなかクルマから海は見られないが、城原展望所付近まで進むと走りながら海を眺めることができる。やや高い位置から眺める海はどこまでも青く、日本海特有のコバルトブルーが楽しめる。左を見ると城原海岸から沖に並ぶ5つの島がある。これが菜種五島で夕方になるとここに日が沈む。この夕日は絶景として知られているので、時間が許せばぜひ堪能してもらいたい。


鳥取県道155号・浦富海岸 データ

鳥取県道155号・浦富海岸までのルートは、関西方面からアクセスする場合、中国自動車道・吉川(よかわ)JCTから舞鶴若狭自動車道・北近畿豊岡自動車道を経由するか、中国自動車道・佐用JCTから鳥取自動車道を経由するルートが便利だ。最寄りのICは山陰近畿自動車道・浦富ICで、下車後は県道155号を経由してクルマで約5分(約3km)で起点エリアに到着する。さらに、鳥取砂丘へもクルマで約20分とアクセスも良好だ。

本内容は、須藤氏が撮影したときの情報を基に編集しています。詳細については、お出かけ前に最新の情報をご確認ください。

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今回は中国地方の中でも最高峰の大山(だいせん)の中腹をぐるりと巡る大山環状道路を走ります。
詳細は上の画像をクリック!

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日本遺産のロゴマーク

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日本遺産 とは、文化庁が地域の歴史的魅力や特色を通して、我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として認定する制度です。

鳥取県道155号・浦富海岸のある鳥取県にも日本遺産があります。ドライブの続きで訪れてみてはいかがでしょうか?

須藤英一

1956年東京生まれ。アバコ撮影スタジオを経て1981年フリーカメラマンに。1985年から雑誌『アウトライダー』でツーリング写真の撮影を開始。以来、日本の道や風景をテーマにした写真を撮り続けている。『秋冬色の風景ドライブ―絶景の道を求めて』(2009年/JAF出版社)、『新・日本百名道』(2014年/大泉書店)など著書多数。 日本の絶景・Japan Beautiful Landscape

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