藤田朋子のドライブミュージックイラスト
聞き手・構成=張江浩司 / 編集=赤井大祐 / イラスト=若林 萌

藤田朋子が夫婦で仲むつまじくロングドライブ、でも実は助手席で熟睡!?〈桑山哲也 / DOUBT! 〉

歌手としても活躍する俳優の藤田朋子さんがドライブ中に愛聴するアーティストの楽曲を紹介!
藤田朋子

今月選曲を担当するのは、俳優の藤田朋子さん。最終回となる第4回目は夫でアコーディオン奏者の桑山哲也さんとのドライブの思い出と、桑山さんが奏でるドライブにピッタリな一曲をご紹介します。

音楽好きの著名人たちが、月替わりで自動車やドライブにまつわる音楽との思い出とともに至高のドライブミュージックを4曲紹介します。

目次

4. 桑山哲也 / DOUBT!

舞台本番前は夫の曲を聴いて集中力アップ

私の夫でアコーディオン奏者の桑山哲也の曲です。とても疾走感があって、秋に向かっていく今の季節のドライブにぴったりだなと思います。私はそんなに外で音楽を聴くことがないんですね。イヤホンも持っていないくらいで。でも、うちの主人のインスト楽曲は舞台の開演前に聴いたり、クルマの中でもよく聴きます。

夫は本当に運転が好きで、結婚前からドライブすることが多かったです。

どこかに寄るんじゃなくて、ただぐるっと運転するだけで帰ってくるという。とにかく運転したいみたい。コロナ禍の最中もまったくクルマから降りずに遠出したりしましたし、友達が出るマラソン大会を応援するために青森まで運転して行ったこともありました。

ある時、ネットで大阪の中古車販売店で買ったクルマを引き取りに行くって言うから、運転を代われるようについて行ったんですよ。「いつでも代わるからね」って言ってたんですけど、高速に乗った瞬間に私は寝ちゃったみたいで、起きたらもう京都でした。帰りも寝ちゃって、結局行きも帰りも熟睡しちゃいました。「何しについてきたの?」って言われちゃいましたね(笑)。なんだかんだいっても、静かに寝かせててくれるんです。

夫は私の音楽活動にも参加してくれていて、ライブで演奏してくれます。

私は本職の歌手じゃないので、音楽のエキスパートである主人が見守っていてくれるのはありがたいことです。彼はやっぱり一流ミュージシャンなので、家にこんなに素晴らしい人がいるのに、他の人にバンマスを頼むのも変かなと。リハーサルも家でできるから便利ですし。彼を抜きにして音楽をやるのは、私の中では考えられないですね。


主人のライブはスケジュールが合う限りは見に行ってます。いつもいるもんだからマネージャーだと思われてるかもしれない。最近は「桑山を呼ぶと藤田が漏れなく付いてくる」と思われてる節もあるんですよ。彼に仕事の依頼があって、「ぜひ奥さんも」と言われますがセット価格とかないので、ご注意ください(笑)。

藤田朋子さんのプレイリスト

次回から当企画のイラスト担当が若林 萌さんから本 秀康さんに交代します。約1年半に渡りイラストを担当していただきありがとうございました。

藤田朋子

ふじた・ともこ 1965年8月3日、東京都出身。東宝ミュージカル『レ・ミゼラブル』初演でデビュー。NHK連続テレビ小説『ノンちゃんの夢』主演、TBS『渡る世間は鬼ばかり』では五女・長子役を、東海テレビ/フジテレビ系『おいハンサム!! 』ではミチル役を好演。『こわれること いきること』、『朽ちないサクラ』など多数の映画、ドラマ、舞台に出演。歌手として夫であるアコーディオニスト桑山哲也氏とのライブ、俳優の小林綾子さんとのユニット「toa-toa(とあとあ)」では朗読ライブなど定期的に開催。器とアクセサリーブランド「じゅわいぼる」をプロデュースするなど多岐にわたり活躍。2024年11月には舞台「タクフェス第12弾『夕-ゆう-』」が東京・池袋サンシャイン劇場を皮切りに、大阪・福岡・名古屋・札幌などで開催。12月には音楽LIVEを南青山マンダラにて開催予定。

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