ウド鈴木のドライブミュージックイラスト
聞き手・構成=張江浩司 / 編集=赤井大祐 / イラスト=若林 萌

ウド鈴木が日産ブルーバードで聴きたいBOØWYのハイテンションな一曲!〈BOØWY / B・BLUE〉

キャイ~ン・ウド鈴木と仲間たちを盛り上げるドライブミュージック!
ウド鈴木

今月の選曲担当はキャイ~ンのウド鈴木さん。高校時代に目撃したBOØWYのコンサートの衝撃と、BOØWYのお気に入りの一曲をウド鈴木さんが愛する旧車への想いとともに語ります!

音楽好きの著名人たちが、月替わりで自動車やドライブにまつわる音楽との思い出とともに至高のドライブミュージックを4曲紹介します。

目次

2. BOØWY / B・BLUE

解散直前のBOØWYを目撃した夜

ぼくらの高校時代ってのは本当にもうBOØWYブームで! 「​​MARIONETTE」とか「ホンキー・トンキー・クレイジー」とかもはやってましたけど、ぼくは元気な歌が好きだから「B・BLUE」が一番好きでしたね。どの友達の家に遊びに行ってもこの曲がかかっていたし、信号待ちしてても隣に止まっている車から流れてきてたくらいでしたよ。たいがい信号が青になって車が行っちゃうからサビまで聴けないんですよ(笑)。

僕が高校3年生だった、1987年の12月14日、地元の山形県県民会館にBOØWYさんが来ることになったんです。いつも遊んでた親友3人に誘われたんですけど、最初は「えー、おれは行かないよ」なんて言ってたんですね。なんか天邪鬼(あまのじゃく)になって。「いいから行こう! こんなことは滅多にないよ」と言われて、みんなの熱意と、やっぱり行きたい気持ちに素直になって、行ってみたら大興奮ですよ! 座席の上に立って氷室さんのポーズを真似したら「見えねぇぞ! 」って後ろから怒られました(笑)。あの時は申し訳ありませんでした!

ライブの帰りにケンタッキーを食べましたね。当時はまだ山形市にしかなかったんですよ、ケンタッキー。実家がある鶴岡市にはなかったんで、前に親友のおじさんが山形市に行ったときに買ってきてくれて、「こんなにうまいのか!」と思ったのを覚えています! その時以来のケンタッキーにみんなウッキウキ〜でした! そして後日、衝撃のBOØWYさんの解散発表だったので、本当に行って良かったです! ギリギリ間に合いました! まさに熱く誘ってくれた親友3人のおかげですね〜!

「B・BLUE」を聴くなら、日産のブルーバード910がいいですね。国産の旧車ってデザインの美しさ、内装の丁寧さもすばらしいし、エンジンの排気量もそんなに大きくないのに安全性や速さ、車の性能がすごく高いんです。

日本の旧車は、居住性もものすごく考えられていて、ちっちゃい軽自動車でも個性豊かなファミリーカーとして乗れるようになってますからね。ポテンシャルも遊び心も全部積み込まれてるような。あと日本の車は「カローラ」だったり「スカイライン」だったり、一台一台に名前が付いてるじゃないですか。愛でる要素も多いんですよねえ! 時には家族を包み込む父であり母であり、ドキドキワクワクする子供に戻れるものであったり、喜怒哀楽に寄り添ってくれるパートナーだったり、移動できる部屋でもありますし。こういう魅力に気づかせてくれるのも、旧車なんですよね。

海外の車ももちろん好きですよ。スーパーカーに憧れた世代でもありますし、本当はポルシェも欲しかったんです。ポルシェでも「B・BLUE」聴いてみたいなあ。今度出川さんにお願いしてみます!

ウド鈴木

うど・すずき
1970年1月19日、山形県生まれ。1991年に天野ひろゆきと「キャイ~ン」を結成。バラエティー番組等で幅広く活躍。NHK仙台「定禅寺しゃべり亭」、ABEMA「ななにー地下ABEMA」などにレギュラー出演。YouTubeチャンネル「キャイ~ンのティアチャンネル」を開設。
https://www.youtube.com/channel/UClRRkKuz2edzfMOl5jjTuvg

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