工藤遥がお気に入りのBOØWYでノリノリのドライブ!〈BOØWY / DREAMIN'〉
俳優の工藤遥さんがドライブミュージックをテーマに思い入れのある4曲を紹介!今回選曲を担当するのは、2017年にモーニング娘。を卒業してからは俳優として活動し、映画『逃げきれた夢』、ドラマ『95(キューゴー)』などに出演している工藤遥さん。19歳で免許を取得しドライブを楽しむ工藤さんですが、その原体験には頻繁に出かけていた家族旅行の思い出があったそうです。 音楽好きの著名人たちが、月替わりで自動車やドライブにまつわる音楽との思い出とともに至高のドライブミュージックを4曲紹介します。
1. BOØWY / DREAMIN'
車の中で父から音楽の英才教育?
今回紹介する4曲は、どれも幼少期に車の中で聴いていたんです。BOØWYの『THIS BOφWY』というベスト盤のCDが車に置いてあって、お父さんがよく流してました。3曲目が「BAD FEELING」で、曲の冒頭に「オマエの腰つき」っていう歌詞があるんですけど、幼少期の私には「オマエの子 シーチキン」に聞こえてたんですよ。なんて尖った歌詞なんだって(笑)。それからお気に入りになりました。
特に1曲目の「DREAMIN'」は、疾走感があって好きですしドライブにも合います。車で家族旅行することが多くて、毎年夏になると必ず新潟に行ってたんですね。朝早く家を出て進むと、夏休みで車も人も多い道からだんだん田園風景に変わっていくんです。夏の空と緑をバックに、この曲が流れるのがすごく思い出として残っていて。自分で運転するようになった今も、たまに聴くんですよ。このベスト盤は一曲ごとじゃなくて、一枚通して聴きたいですね。ちょっとした長距離移動だと、ちょうど運転に慣れたくらいのタイミングで9曲目の「IMAGE DOWN」がかかるんです。しかもライブバージョンで、あの有名な「ライブハウス武道館へようこそ!」のシャウトが聴けます。そこでグッとアクセル踏み込みたくなっちゃうんですよね。もちろんスピードには気を付けますけど(笑)。
BOØWYもそうですし、小さい頃は音楽好きのお父さんが持っていた大量のCDから影響を受けました。モーニング娘。に入ったきっかけも父が好きだったからです。いわゆる親バカで「自分の娘が芸能界でどこまで通用するんだろう」という謎の好奇心があったみたいなんですよ。だから、私が「テレビに出てみたい」と軽い気持ちで放った言葉を真に受けてオーディションを受けさせてくれました。母から聞いたら、父も昔はモデルのオーディションとかを受けたことがあるらしいです。
ちょうど今出演しているドラマ『95(キュウゴー)』(放送開始は4月8日から)の舞台が1995年なんです。当時のJ-POPが流れる場面もあったり、撮影現場でもみんなで聴いたりしてるんですよ。私がBOØWYとか、この時代の音楽を「懐かしい」と思って聴けるのは車の中での思い出のおかげだなって思います。
工藤遥1曲目 工藤遥がお気に入りのBOØWYでノリノリのドライブ!〈BOØWY / DREAMIN'〉
工藤遥2曲目 工藤遥が選ぶ、ドライブ中に激エモ感情にしてくれる名曲たち〈BOØWY / ハイウェイに乗る前に〉
工藤遥3曲目 工藤遥が姉弟で大騒ぎしながら歌ったTRFの思い出〈TRF / survival dAnce〜no no cry more〜〉
工藤遥4曲目 工藤遥の10代を支えてくれた車との、涙の別れ〈B'z / BLOWIN'〉
工藤 遥
くどう・はるか 1999年10月27日生まれ。埼玉県出身。2018年より俳優として活動。2020年に映画『のぼる小寺さん』にて主演を務める。近年の主な出演作に、映画『君は放課後インソムニア』『逃げきれた夢』、ドラマ『ロマンス暴風域』『ダブル』『ブラザー・トラップ』『around 1/4』『夫を社会的に抹殺する5つの方法 Season2』など。テレビ東京にて4月8日より放送のドラマ『95』への出演も決定している。QJ Web(クイック・ジャパン ウェブ)「QJカメラ部」にて毎週連載中。