JALとLimeが電動キックボードのシェアリングで協業。沖縄県で展開へ
Limeを利用するとJALマイルがたまるサービスも開始電動マイクロモビリティのシェアリングサービス世界大手のLime(ライム)と日本航空(JAL)は、2024年11月7日より沖縄県那覇市で、電動キックボードなどのシェアリングサービスを協業して展開すると発表した。
沖縄におけるオーバーツーリズムの問題に電動キックボードで対応
日本では現在、インバウンドをはじめとした観光客の急増により、地域によってはレンタカーによる渋滞の頻発や住民生活への影響、旅行者の満足度低下など、オーバーツーリズムの問題が発生している。今回の両社による協業では、観光における移動の代替手段として、JALのサポートにより、電動キックボードや電動シートボードなど電動マイクロモビリティのシェアリングサービスを提供していくという。
Limeの展開する電動マイクロモビリティ車両(写真は電動シートボード)
その第一弾として、2024年11月7日より、沖縄県那覇市で40ポート、180台の電動マイクロモビリティを配置し、シェアリングサービスを開始。同日には那覇市内で交通ルールや走行方法のレクチャーといった安全講習会を開催する。
地域におけるモビリティの課題解決に向け協業を強化
ほかにも日本では地方を中心に、免許返納や公共交通機関の利便性低下など、モビリティを巡る問題が生じている。また、観光地ではタクシーなど2次交通の不足といった問題もある。JAL イノベーション本部の飯山高広氏は、こうした地域の広域交通における課題解決と地上でのラストワンマイル強化に向け、Limeとの提携を進めていくと説明。
JALイノベーション本部 事業開発部 部長の飯山高広氏
JALのネットワークを通じ、ホテルや飲食店、ショッピングモール、コンビニ等へのLimeのポート設置をサポートするほか、リゾート施設への車両貸し出しなどを支援することで、観光地での回遊性の向上など、各地のニーズに応じたサービスを展開していく方針だ。また、懸念される安全面においても、ヘルメット着用の推進を一緒に行うなど、「ルールに沿った電動モビリティの普及を促進していく」(飯山氏)と述べた。
このほか両社では、JALマイレージバンク会員がLimeの電動マイクロモビリティを利用した場合、100円につき1マイルがたまるサービスを展開していくという。
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