中部縦貫道・大野IC~勝原IC間が2023年3月19日開通
福井と岐阜が、より近くにE67・中部縦貫自動車道(中部縦貫道) 大野油坂道路の大野IC~勝原(かどはら)IC間(延長10km)が2023年3月19日に開通する。
中部縦貫道は、長野県松本市を起点として飛騨・奥越地方を通過し、福井県に至る全長160kmの高規格幹線道路(自動車専用道路)だ。北陸道と接続する福井北JCTから大野IC間(永平寺大野道路)と東海北陸道に接続する白鳥ICから油坂出入口(仮称)間は開通済みで、福井県側の開通区間がさらに東進することになる。
中部縦貫道・大野IC~勝原IC間の位置図・詳細図(資料=国土交通省)
国土交通省・福井河川国道事務所によると、今回の開通によって、大野市(大野市役所)と中京圏(一宮JCT)の移動が容易になるという。北陸道・名神高速を経由するルートと比べて、中部縦貫道・東海北陸道ルートを利用した場合は距離で51km、所要時間は27分短縮できる。
中部縦貫道は迂回路としての役割も期待
北陸道が災害で通行止めになった際のバイパスルートとしても期待されている。2022年8月に福井県で発生した豪雨災害では、北陸道や国道8号といった日本海側すべてのルートが通行止めになった際、中部縦貫道の通行量が通常の1.6倍に増加するなど迂回路として機能した。
中部縦貫道に並行する国道158号では、異常気象時事前通行規制区間を中心に大雨、積雪、土砂災害による通行止めが過去18年間に67回発生している。開通により異常気象による規制区間の一部を避けることができ、異常気象時の交通の確保も期待できる。
また、開通によって東西の周遊機能が向上し、北陸道沿線からも九頭竜湖などのエリアへの観光施設等へのアクセスがしやすくなる。
大野油坂道路は、2023年秋に勝原ICから九頭竜IC間の開通が予定されている。中京圏・関東圏からもさらにアクセスが向上することになりそうだ。
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