中部縦貫道 大野油坂道路(勝原IC~九頭竜IC間)が2023年10月28日に開通
国土交通省・福井河川国道事務所はこのほど、E67・中部縦貫自動車道(中部縦貫道) 大野油坂道路の勝原(かどはら)IC~九頭竜(くずりゅう)IC間(延長9.5km)が2023年10月28日に開通すると発表した。岐阜県と福井県のアクセスが、さらに容易になる。
福井県と中京圏のアクセスが、さらに向上
中部縦貫道は、長野県松本市を起点として飛騨・奥越地方を通過し、福井県に至る全長160kmの高規格幹線道路(自動車専用道路)だ。そのうち、延長35kmの勝山IC~油坂出入口(仮称)間は大野油坂道路とも呼ばれ、2023年3月に大野IC~勝原IC間が開通したばかり。今回の開通によって、開通区間がさらに東へ延びることになる。
開通する勝原IC~九頭竜IC間の位置図。資料=国土交通省
中京圏と福井県の高速道路ネットワークが、名神高速~北陸道のルートに加え、東海北陸道~中部縦貫道という2系統確保することにより、豪雪などによって北陸道が通行止めになった際の代替ルートとしても機能するほか、大野油坂道路と並行する国道158号が異常気象による通行止めとなった際のバイパスとしても期待されている。
残る九頭竜IC~油坂出入口間は、2026年開通予定
大野油坂道路のうち、未開通となる九頭竜IC~油坂出入口間(15.5㎞)は2026年春に開通予定。将来的に松本と美濃・飛騨間も含めた中部縦貫道が全通した場合、福井から首都圏間の移動は、約6時間37分かかるという名神・東名ルート(520km)に比べ、中部縦貫ルートは5時間47分(429km)となり、アクセスが向上するという。
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