ホンダ・S2000 フォトギャラリー #04
250psを絞り出す2リッターエンジンと、それを支える高剛性ボディが特徴のS2000。今でも借りられるS2000のレンタカーに乗ってみたところ、1999年の発売から20年以上が過ぎても性能の高さは健在でした。ここでは、そんなS2000の魅力を写真で紹介します。
ウェッジシェイプが印象的なS2000のエクステリア
1995年の東京モーターショーで初披露されたSSMがこちら。ヘッドライトの位置こそ違うが、ウェッジシェイプかつボンネットのラインがショルダー部に伸びるデザインは、SSMから引き継がれている(写真=ホンダ)。
フロントのオーバーハングは短く、かつ長いボンネットを持つのはFRの定石通り。エンジンを後方に低く設置するとともに、インホイールダブルウイッシュボーン・サスペンションを採用することで、80年代のホンダ車のようにボンネットを低くすることを可能にした。
フロントは205/55R16、リアには225/50R16のタイヤを履く。アルミホイールは純正だ。
フロントフェンダーに輝くエンブレム。長く封印されてきたホンダの“エス”は、S2000の登場によって29年ぶりに復活した。
ハイパフォーマンスなスポーツカーでも、使い勝手はよい
電動幌は、本編でも触れたように4秒で開き、6秒で閉まる。フロントウインドウ上部の左右2か所にあるストッパーは手動の操作となるが、さほど手間はかからない。
ウエッジシェイプのおかげもあってか、トランクのスペースはそこそこ広い。丸いカバーの中にスペアタイヤが設置されている。
ドライバ―の周辺に操作系を集中させたインテリア
速度計はデジタル。アーチ状のタコメーターは5,000回転を過ぎたころから間隔が広くなり、回転数を把握しやすくしている。
エンジンを始動するには、キーをONの位置までひねり、赤いスタートボタンを押す。ドライバーの気持ちもONにするスイッチである。
ストローク量の少ないシフト。シフトの奥にあるシルバーのリッドを開けると、オーディオが収納されている。