その旧車、レンタルさせてください

トヨタ・スターレット (KP61・2代目) フォトギャラリー

2023.06.28

撮影=荒川正幸

2023.06.28

撮影=荒川正幸

軽い車体とFRの走りが爽快なKP61スターレット。当時、トヨタ車のなかで最もコンパクトかつ求めやすい価格のクルマだったゆえに、記憶に残っている人も少なくないのでは? ここでは、KP61スターレットの魅力を写真で紹介します。

コンパクトで愛嬌があるKP61スターレットのエクステリア

パブリカとパブリカ スターレットの2車種を統合して1978年に登場したKP61スターレット。車名は、英語で「小さな星」という意味だという。

パブリカとパブリカ スターレットの2車種を統合して1978年に登場したKP61スターレット。車名は、英語で「小さな星」という意味だという。
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KINTOからレンタルしたのは、1979 年式の1300Sというスポーツ系のグレードで、スポーツサスペンションや大型ブラックバンパーが専用装備となる。スリーサイズは全長3,725mm×全幅1,525mm×全高1,370mmと非常にコンパクト。残念ながら、この車は2023年5月でレンタルが終了している。

KINTOからレンタルしたのは、1979 年式の1300Sというスポーツ系のグレードで、スポーツサスペンションや大型ブラックバンパーが専用装備となる。スリーサイズは全長3,725mm×全幅1,525mm×全高1,370mmと非常にコンパクト。残念ながら、この車は2023年5月でレンタルが終了している。
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試乗車は前期型で、かわいらしい丸型ヘッドライトが特徴だ。後のマイナーチェンジで、ヘッドライトは角型に変わる。

試乗車は前期型で、かわいらしい丸型ヘッドライトが特徴だ。後のマイナーチェンジで、ヘッドライトは角型に変わる。

後輪にアクスルハウジングが見えるのがFRの証。現役当時を思い起こさせるゴム製のマッドガードはSの標準装備。

後輪にアクスルハウジングが見えるのがFRの証。現役当時を思い起こさせるゴム製のマッドガードはSの標準装備。

車のあちこちに、昔懐かしい装備が

発売当時はドアミラーの装着が認められておらず、ボンネットには砲弾型のフェンダーミラーが生える。

発売当時はドアミラーの装着が認められておらず、ボンネットには砲弾型のフェンダーミラーが生える。

運転席背面には、後席乗員用の灰皿がしつらえてある。前席乗員用の灰皿ですらオプションになりつつある現代にはない装備だ。

運転席背面には、後席乗員用の灰皿がしつらえてある。前席乗員用の灰皿ですらオプションになりつつある現代にはない装備だ。

キャブレター仕様ということもあり、チョークレバーが装備されていた。エンジンが冷えているときは、このレバーを引いてからエンジンをスタートする。

キャブレター仕様ということもあり、チョークレバーが装備されていた。エンジンが冷えているときは、このレバーを引いてからエンジンをスタートする。
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試乗車は155/80R13のタイヤを履く。スチールホイールにトヨタロゴ入りセンターキャップが懐かしい。

試乗車は155/80R13のタイヤを履く。スチールホイールにトヨタロゴ入りセンターキャップが懐かしい。

サイドにあしらわれたストライプは、Sだけの専用装備。

サイドにあしらわれたストライプは、Sだけの専用装備。

小さい車体を大きく使えるKP61スターレットのエンジン・インテリア

53年(1978年)度排ガス規制に適合した、排気量1,290ccの4K-U型OHVエンジン。シリンダーヘッドには、カタカナの「トヨタ」を円で囲んだトヨタマークが入る。

53年度(1978年)排ガス規制に適合した、排気量1,290ccの4K-U型OHVエンジン。シリンダーヘッドには、カタカナの「トヨタ」を円で囲んだトヨタマークが入る。
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ダッシュボードは高さを抑え、広い視界が得られるようにしている。アナログ時計はドライバーからは遠い位置にあるものの、大きくて見やすい。試乗車のカーラジオはAMのみで、カーエアコンは装備されていなかった。※本編に進む

ダッシュボードは高さを抑え、広い視界が得られるようにしている。アナログ時計はドライバーからは遠い位置にあるものの、大きくて見やすい。試乗車のカーラジオはAMのみで、カーエアコンは装備されていなかった。
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シートはヘッドレスト一体型、サイドはビニール、中央はファブリックが使われている。

シートはヘッドレスト一体型、サイドはビニール、中央はファブリックが使われている。

全長約3.7mとコンパクトかつスペース効率では不利なFR車であるものの、後席のスペースの広さはまずまず。シートベルトは2点式だ。後席は5:5の分割可倒式で、背もたれを両方倒せば630Lのトランクスペースが広がる。

全長約3.7mとコンパクトかつスペース効率では不利なFR車であるものの、後席のスペースの広さはまずまず。シートベルトは2点式だ。後席は5:5の分割可倒式で、背もたれを両方倒せば630Lのトランクスペースが広がる。

ハザードランプのスイッチをステアリングコラム上に置くのが当時流。助手席乗員でも操作できるように、スイッチがダッシュボードの中央に引っ越すのはもう少し先のこととなる。

ハザードランプのスイッチをステアリングコラム上に置くのが当時流。助手席乗員でも操作できるように、スイッチがダッシュボードの中央に引っ越すのはもう少し先のこととなる。

試乗車に乗せてあった注意書き。キーを使った給油口の開け方やエンジンの始動方法など、いまの車にはない“儀式”について丁寧に解説されている。※本編に進む

試乗車に乗せてあった注意書き。キーを使った給油口の開け方やエンジンの始動方法など、いまの車にはない“儀式”について丁寧に解説されている。
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老馬をいたわるような気持ちで試乗を始めたものの、御年44歳というキャリアを感じさせないかくしゃくとした走りに、心を奪われた。

老馬をいたわるような気持ちで試乗を始めたものの、御年44歳というキャリアを感じさせないかくしゃくとした走りに、心を奪われた。

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