トヨタ・スターレット (KP61・2代目) フォトギャラリー #03
軽い車体とFRの走りが爽快なKP61スターレット。当時、トヨタ車のなかで最もコンパクトかつ求めやすい価格のクルマだったゆえに、記憶に残っている人も少なくないのでは? ここでは、KP61スターレットの魅力を写真で紹介します。
コンパクトで愛嬌があるKP61スターレットのエクステリア
試乗車は前期型で、かわいらしい丸型ヘッドライトが特徴だ。後のマイナーチェンジで、ヘッドライトは角型に変わる。
後輪にアクスルハウジングが見えるのがFRの証。現役当時を思い起こさせるゴム製のマッドガードはSの標準装備。
車のあちこちに、昔懐かしい装備が
発売当時はドアミラーの装着が認められておらず、ボンネットには砲弾型のフェンダーミラーが生える。
運転席背面には、後席乗員用の灰皿がしつらえてある。前席乗員用の灰皿ですらオプションになりつつある現代にはない装備だ。
試乗車は155/80R13のタイヤを履く。スチールホイールにトヨタロゴ入りセンターキャップが懐かしい。
サイドにあしらわれたストライプは、Sだけの専用装備。
小さい車体を大きく使えるKP61スターレットのエンジン・インテリア
シートはヘッドレスト一体型、サイドはビニール、中央はファブリックが使われている。
全長約3.7mとコンパクトかつスペース効率では不利なFR車であるものの、後席のスペースの広さはまずまず。シートベルトは2点式だ。後席は5:5の分割可倒式で、背もたれを両方倒せば630Lのトランクスペースが広がる。
ハザードランプのスイッチをステアリングコラム上に置くのが当時流。助手席乗員でも操作できるように、スイッチがダッシュボードの中央に引っ越すのはもう少し先のこととなる。
老馬をいたわるような気持ちで試乗を始めたものの、御年44歳というキャリアを感じさせないかくしゃくとした走りに、心を奪われた。
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