救急車の出動件数は過去最多の約772万件! 交通事故での出動は増えている?
知っているとちょっと自慢できるクルマ関連の記念日いざというときに頼りになる救急車。令和6年の救急車の出動回数は、統計開始以来、過去最多になった。ますます多忙を極める救急医療や救急業務の関係者への感謝とともに、私たちができる備えを考えよう。
9月9日は「救急の日」
救急医療および救急業務に対する国民の正しい理解と認識を深め、救急医療関係者の意識の高揚を図ることを目的にした記念日。1982(昭和57)年に厚生省(現:厚生労働省)が制定した。また、救急の日を含む1週間(日曜日から土曜日まで)を「救急医療週間」と定め、期間中は応急手当やAEDの使い方、救急車の適切な利用方法を学べる講習会など、さまざまな行事が全国各地で実施される。
総務省消防庁の統計によると、2024(令和6)年中の救急車による救急出動件数は約772万件、搬送人員は約676.5万人で、救急出動件数、搬送人員ともに集計を開始した昭和38年以降、最多になった。内訳では「急病」が約519.5万件で最も多く、次いで「一般負傷」の約122万件。交通事故は約39万件で搬送人員を含めて減少傾向にあるが、まだ多数であることに変わりはない。
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救命救急の場では、居合わせた人々が積極的に命を救うための行動を起こすことが大切。誰もが参加でき、救急隊が到着するまでの連携プレーによって、大切な命をつなぐことができる。写真は一般財団法人救急振興財団が令和6年に制作した「救急の日」の啓発ポスター(写真=一般財団法人救急振興財団)
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