6月11日は「梅雨入りの日」|今日は何の日? くるま記念日
文=津島 孝

入梅と梅雨入りは何が違う? なぜ、雨が多い季節には交通事故が多いのか?

知っているとちょっと自慢できるクルマ関連の記念日

雑節のひとつである「入梅」。青い梅の実が黄色く色づき、暦の上で梅雨に入る。しかし、沖縄などを除き実際の梅雨はもう少し先。では、入梅は何を意味するのか? 日本人なら知っておきたい雑節の基礎知識と、雨が多い季節に役立つ安全運転のポイントとは?

6月11日は「入梅の日」

最近のカレンダーには記載されていないこともあるが、今年の6月11日は雑節(ざっせつ)のひとつである「入梅」(にゅうばい)だ。暦の上の梅雨(つゆ)入りを指す。現在は気象庁の発表を合図に梅雨入りとなるが、かつては入梅から約30日間を暦上の梅雨としていた。農家にとって雨は作物の生育に影響し、災害の恐れもある。暦で入梅を知り、雨に備えることは生活の一部だった。

ちなみに雑節とは、二十四節気とは別に、日本の気候や暮らしの中から生まれた季節変化の目安のこと。節分やお彼岸も雑節だ。暦の上ではあるが、入梅はやはり雨期の訪れを連想させる。雨の多い季節は、運転も慎重にしたい。

首都高速道路株式会社の調査では、雨の日の1時間あたりの死傷事故件数は、雨天の日以外の約4倍に上る。主な原因は、視界の悪下とスリップ。路面が濡れていると制動距離が延びるので、車間距離を保ち、スピードの出し過ぎには十分に注意しよう。

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雨の日の高速道路はスリップなどに注意

雨の多い季節に注意したいのは、視界の悪化と路面の滑りやすさ。劣化したワイパーは交換し、タイヤの状態をしっかり確認しておこう。車内の環境変化にも要注意。湿った空気が車内に充満すると、窓ガラスが曇りやすくなるので、エアコンやデフロスターでクリアな視界を確保しよう

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