大正時代の電気自動車を復活させた理由とは? 美しい地球を守るために我々がすべきことは…
知っているとちょっと自慢できるクルマ関連の記念日走行中に二酸化炭素(CO₂)や有害物質を排出せず、環境に優しい乗り物として注目される電気自動車(EV)。その魅力や楽しさを次世代に伝えるため、大正初期に活躍した電気自動車が2009年に約90年ぶりに復活した!
5月20日は「電気自動車の日」
自動車やオートバイ用電池など、電気機器事業を世界規模で展開する株式会社ジーエス・ユアサ コーポレーション(GSユアサ)が制定した記念日。
同社の創業者のひとりである島津源蔵氏(旧日本電池株式会社初代社長)は、1917(大正6)年にアメリカから電気自動車の「デトロイト号」を輸入し、通勤や社用車として使っていた。その電気自動車を約90年ぶりに復活させるプロジェクトが2008(平成20)年に始動。記念日の日付は、新生デトロイト号が完成した2009年5月20日に由来する。
以来、「元祖エコカー」ともいえるデトロイト号は、電気自動車用電池を開発する同社の企業シンボル的な存在になった。なお、社名の「ジーエス(GS)」とは、日本電池株式会社のかつてのブランドであり、創業者である島津源蔵(Genzo Shimadzu)氏のイニシャルのこと。島津氏は「日本のエジソン」と呼ばれた発明家で、日本で初めて工業的に鉛蓄電池を生産した人物として知られている。
※一般社団法人日本記念日協会認定日
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電気自動車のデトロイト号は1917(大正6)年にアメリカから輸入された。写真は約90年ぶりに復活したデトロイト号。GSユアサでは、より美しい地球を次の世代へ継承することが今を生きる我々の課題とし、多くの人に電気自動車の魅力や楽しさを伝えることがデトロイト号に課せられた新たな使命としている(写真=GSユアサ)