夏でもバッテリー上がりがJAFロードサービス出動理由のトップ! 高温や渋滞がその原因に!?
#22 夏もバッテリー上がりに要注意!JAFロードサービス出動理由の中で最も多いのが「バッテリー上がり」。夏場はエアコン使用による電力消費の増加と高温による劣化の進行が重なり、バッテリー上がりが発生するリスクが高まります。特に長時間の渋滞や短距離走行が多い状況では要注意。今回は夏場のバッテリー上がりとその予防策について、JAFロードサービス隊員に聞いてみました。
教えてくれたのはこの隊員!
熊本支部ロードサービス隊 熊本南基地
石原稔久(いしはら・としひさ)隊員
【趣味・特技】 料理と愛犬のお世話をすること。大きな声を出すこと
【好きな言葉】 気合い
【好きな食べ物】 馬刺し(ニンニク醤油とタマネギのスライスが必須)
【休日の過ごし方】 お酒に合う料理を作って、家族と食事することが多いです
夏の暑さはバッテリーにも過酷!? 夏場もバッテリー上がりに注意!
バッテリー上がりは年間を通じて最も多いトラブルです。夏場はエンジンルームが高温になりバッテリーの劣化が進みやすいため注意が必要です(石原隊員)
──バッテリー上がりは年間で最も多いトラブルって本当?
バッテリー上がりは冬のトラブルと思われがちですが、実は年間を通じて最も救援要請の多いトラブルです。2025年度のJAFロードサービス出動理由では、最も多いのがバッテリー上がりで全体の約43%でした。出動理由の半数近くがバッテリー上がりとなっています。
外気温が高い夏場はエンジンルーム内も高温になるためバッテリー液が減りやすく、バッテリーの劣化が進みやすい状態になっています。また、旅行シーズンのため渋滞することが多く、渋滞中にエアコンを使用する状況も、バッテリーの劣化や性能低下の要因となります。
短時間・短距離の使用が多いとバッテリー上がりのリスクが高まる!?
──「ちょい乗り」が多いとバッテリー上がりを起こしやすい?
バッテリー上がりが起こる原因はさまざまですが、使用頻度が低く短時間・短距離の「ちょい乗り」が多い車両は、バッテリーに十分な電気が蓄えられず能力が低下し、バッテリー上がりを起こしやすい傾向にあります。
ご自宅近くのコンビニで買い物を済ませ帰ろうとしたら、バッテリー上がりでエンジンがかからないという救援要請もあります。現場で確認すると、普段あまりクルマに乗らず、乗っても近くのコンビニやスーパーで買い物をする程度というケースが多いようです。
クルマの使用状況のほか、ライトの消し忘れなどの人為的なミスにも注意してください。バックドアに設置されたランプや、サンバイザーに装備されているバニティーミラーのライトなどは見落としがちなので、消し忘れに気を付けてください。
──バッテリー上がりの予防策はありますか?
日常点検ではバッテリー液の量が適正範囲にあるか確認してください。LOWER LEVELの線より下の場合は整備工場などで早めに点検してもらいましょう(石原隊員)
状態を示すインジケーターが付いている場合は、表示を確認。液不足や要充電の表示が出ていたら、整備工場などで早めの点検や交換をしてください(石原隊員)
夏場は高温によりバッテリー液が減りやすいため、液量を確認できるバッテリーの場合は液量が正常範囲内かを確認してください。また、装着されているバッテリーに状態を示すインジケーターがある場合は、その表示を確認しましょう。最近はバッテリーの状態が確認できないメンテナンスフリーバッテリーが増えています。その場合は整備工場などで定期的な点検をお願いします。
また、液量が十分にありインジケーターが正常を示していても、経年劣化によりバッテリー上がりが起こることもあります。バッテリーには約2~3年の製品保証期間が設定されています。製品により違いがありますが、その期間が交換の目安となります。製品保証期間が過ぎている場合は、早めに交換しておくと安心です。
JAFでは交換用に新品バッテリーの販売も行っています!
バッテリーのサイズや規格が合えば、バッテリー本体の料金が別途必要になりますが、新品への交換も行っています(石原隊員)
バッテリーのトラブルで救援要請を受けた場合は、現場でバッテリーの状態を点検したうえで交換をご提案させていただくこともあります。また、救援要請の際にお客様から「バッテリーを交換したい」とご要望をいただくケースも増えています。
JAFでは、バッテリー交換のご要望に対し、新品バッテリーの販売も行っています。バッテリーのサイズや規格が適合する場合のみ販売可能ですが、その場で新品への交換が可能です(バッテリー本体の料金が別途必要になります)。