子供の車内閉じ込みによるトラブル防止策|クルマのトラブル、JAFにおまかせ!

子供やペットを車内に残したままキーを閉じ込んでしまったら…!? 気温が高まる夏場は要注意!

#20 子供の車内閉じ込みによるトラブル防止策

同じキー閉じ込みのトラブルでも、クルマの中に子供(幼児)やペットが閉じ込められた場合は、迅速な対処が求められます。特に気温が高くなる夏は一刻を争うことも……。キーの閉じ込みは、うっかりミスのほか、スマートキーの誤作動などでも発生するため、普段から気を付けることが必要です。特に幼児を乗せている場合の注意点や防止策について、JAFロードサービス隊員に聞いてみました。

目次

教えてくれたのはこの隊員!

ALT 埼玉支部ロードサービス隊 埼玉中央基地 山﨑雄樹隊員

埼玉支部ロードサービス隊 埼玉中央基地
山﨑雄樹(やまざき・ゆうき)隊員

【趣味・特技】 剣道
【好きな言葉】 継続は力なり
【好きな食べ物】 焼き肉
【休日の過ごし方】 子供と公園で遊ぶ

子供やペットを車内に閉じ込めてしまったら大至急救援要請を!

チャイルドシートに子供を乗せているお母さん

子供をチャイルドシートに乗せてドアを閉めたときにキー閉じ込みが発生するケースもあります。子供を乗り降りさせる際は、かならずクルマのキーを身に着けておくようにしましょう(山﨑隊員)

──子供を車内に残したままのキー閉じ込み件数はどのくらい?

子供やペットを車内に残したままキーを閉じ込んでしまうトラブルは、季節を問わず通年で発生しています。ですが、車内温度が高くなる夏場は、緊急度が非常に高くなります。

2024年8月1日~8月31日の1か月間にJAFロードサービス隊が出動した「キー閉じ込み」の救援のうち、車内に子供やペットが残されたままだったケースは全国で54件ありました。そのうち、子供の容体が悪いなど緊急性が高いと判断し、窓ガラスを割るなどして救出したケースは7件でした。

このような事例は、お母さんが子供をクルマに乗せて、買い物や送り迎えなどに出かけた先で発生するケースが目立ちます。キー閉じ込みの原因は子供が誤ってスマートキーのロックボタンを押してしまったり、誤作動などさまざまですが、子供を乗り降りさせる際は、スマートキーを車内に残さず、必ず身に着けておくようにしましょう。

夏の車内温度は40℃以上に! 暑さ指数は危険レベルに達する

──車内に子供がいる場合、どんなことに注意されますか?

外気温が高い夏場は、曇りでもわずかな時間で車内温度が40℃を超え、暑さ指数は危険レベルに達します。そのため、体温調節機能が未発達な子供の容体を気にしながら作業します。泣いているようなら少し安心ですが、ぐったりした状態だと一刻を争います。

現場に到着すると、すでに消防隊員も到着されていて、「どのくらいで開きますか」とか「まだ開きませんか」と確認されるほか、お母さんもパニックになっているケースも多いため、作業中は想像以上のプレッシャーがかかります。特殊なクルマでなければ数分~10分程度で開錠できますが、とにかく迅速に作業を進めるように努めています。

また、子供の具合が悪そうな場合には、救援要請をされてから隊員が到着するまでの間に、クルマのボディーに水をかけたり、毛布などを利用して日影を作るなど、車内の温度が上がらないように可能な限りの対応をお願いします。

真夏の車内温度に関する情報はこちら!

【JAFユーザーテスト】真夏の車内温度

──最近のクルマは鍵開け作業が難しいですか?

最近はデザイン性や防犯上の理由で、ドアハンドルに鍵穴がないクルマも増えています。そうしたクルマの多くは、目立たない場所に鍵穴が設置されているため、開錠作業の難易度が高くなります。

また、クルマの鍵自体の構造も進化しています。リモコンやスマートキーはすでに一般的ですが、最近ではスマートフォンなどを活用したデジタルキーも採用されています。鍵開け作業も年々複雑になっていますので、われわれJAFも即時対応できるように日々スキルをアップデートしています。

スマートキーは「肌身離さず」を心がけましょう!

スマートキーに内蔵されている金属製のメカニカルキー

スマートキーには金属製のメカニカルキーが内蔵されています。子供を乗せて慌ただしくなることが予想される場合は、万が一に備えてメカニカルキーだけ肌身離さず持っておくのもひとつの方法です(山﨑隊員)

スマートキーに内蔵されているボタン電池

スマートキーに内蔵された電池が切れると、ワンタッチでのドアの施錠・開錠をはじめ、エンジンの始動ができなくなることもあります。内蔵電池の交換の目安は約2~3年です。なるべく車検ごとに交換することをおすすめします(山﨑隊員)

子供をチャイルドシートに乗せる際に泣き出したりぐずっても、オモチャ代わりにスマートキーを持たせるのはやめましょう。子供が知らないうちにロックボタンを押してしまうなど、閉じ込みの原因になることがあります。また、荷物の積み降ろしなどでクルマから離れたりする際には、スマートキーを必ず肌身離さず持っているよう習慣をつけてください。

また、スマートキーに内蔵されている電池残量が少なくなると、スマートキーが発する電波が弱くなり、キー閉じ込みが発生する可能性が高まります。ドアの施錠開錠の反応が鈍くなったり、「スイッチの反応が悪い」と感じたら、新しい電池と交換するのも予防策のひとつです。

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