JAFロードサービス隊員が語るバイクのトラブル防止策|クルマのトラブル、JAFにおまかせ!

JAF会員限定の無料安心サービス! タイヤ貸し出しサービスってご存じですか?

#13 JAFのタイヤ貸し出しサービスとは?

年間を通じて救援要請の多いタイヤ関連のトラブル。そんなタイヤのトラブル時に、JAFがタイヤの貸し出しサービスを行っているのをご存じだろうか? サイズなどの問題で対応できないケースもあるが、適合するタイヤがあれば、交換して目的地まで自走可能なため、ユーザーとしてはありがたい。今回はそんなJAFのタイヤ貸し出しサービスについて、利用状況などをロードサービス隊員に聞いた。

目次

教えてくれたのはこの隊員!

北海道支部ロードサービス隊 札幌南基地 宮崎 学隊員の顔写真

北海道本部札幌支部ロードサービス隊 札幌南基地
宮崎 学(みやざき・まなぶ)隊員

【趣味・特技】 ギター系販売サイトを閲覧し購入したいものを妻にプレゼンテーションすること
【好きな言葉】 現状維持は衰退
【好きな食べ物】 焼き肉、お寿司
【休日の過ごし方】 妻と子供たちと出かけたり、愛犬と遊んだりしています!

お客様の認知度も年々高まっているように思います!

レッカー車に積載している貸し出し用タイヤを指さす宮崎隊員

レッカータイプのロードサービスカーには常に2本(例外あり)の貸し出し用タイヤを積載しています。サイズなどの条件が合えば貸し出しが可能です(宮崎隊員)

──タイヤ貸し出しサービスはいつから行っていますか?

2024年度のタイヤ関連の出動件数は、全体の約20%となる467,132件(四輪・二輪合計)。バッテリー上がりに次いで多いトラブルとなっています。高速道路に限定すると、四輪では最も多い出動理由になります。そんなタイヤのトラブルの救援に対応するため、JAFでは2016年から一部地域で運用を開始し、2021年から全国で本格的に運用しています。

北海道本部管内の6支部では、2021年7月1日からタイヤ貸し出しサービスを開始しています。札幌支部では現在8種類のサイズの夏タイヤとスタッドレスタイヤ計16本を用意しています(2025年11月現在)。

──タイヤ貸し出しサービスを始めた理由は何ですか?

軽微なパンクであれば応急修理をして走行可能ですが、バーストなど損傷が激しい場合はスペアタイヤなどに交換しなければ走行できません。しかし、最近はスペアタイヤを搭載していない車両が増えています。そのため、応急修理が不可能なタイヤのトラブルに安全かつ迅速に対応できるよう、タイヤ貸し出しサービスを行っています。

このサービスの導入により、お客様の利便性の向上のほか作業時間の短縮などロードサービスの向上にもつながっています。実際の現場でお客様の話を聞いてみると、タイヤ貸し出しサービスのことをネットでご覧になったという方も多いほか、以前も利用されたという方も多く、サービスの認知度が年々高くなってきていると実感しています。

同サイズの貸し出し用スタッドレスタイヤと夏タイヤ

北海道は雪のシーズンが長いため、同じサイズでスタッドレスタイヤと夏用タイヤの2本を用意しています。サイズはそれぞれ8種類を用意しています(宮崎隊員)

──タイヤ貸し出しサービスは誰でも利用できますか?

タイヤ貸し出しサービスを利用できるのは、JAF会員のみとなります(会員限定サービス)。ただしタイヤの貸し出しには条件があります。お客様のクルマにスペアタイヤが搭載されていないこと、または使用できない状態であること、パンクしたタイヤと貸し出しタイヤのサイズが同一でホイール形状が適合すること、クルマのメカニズム的にも安全に走行できることなどです。

貸し出しタイヤのサイズは、保有台数が多い(軽自動車から2Lクラスのミニバンくらいまで)ものを中心に用意しています。北海道では雪のシーズンが長いため、各サイズのスタッドレスタイヤも用意しています。すべてのケースに対応はできませんが、2024年度は全国で2万6903件、札幌支部では422件のタイヤ貸し出しを実施しました。

北海道は3~4月にパンクによるトラブルが増える!?

貸し出し用タイヤへの交換作業を行う宮崎隊員

北海道では雪解けシーズンの3~4月にパンクによるタイヤトラブルが増えるという。「ひび割れた路面やくぼみに注意して走行してください」と宮崎隊員

──北海道では雪解けシーズンのパンクに要注意!?

北海道では、11月に入ると降雪シーズンとなるため、路上の異物などが雪に覆われてパンクによる救援要請は減る傾向にあります。

一方、3~4月の雪解け時期は、ポットホールによる影響もあり路面がひび割れてデコボコになり、そこにタイヤが落ちてパンクするケースが増えます。この時期は札幌支部でも貸し出し用タイヤの在庫がほぼなくなります。特に軽自動車用のサイズは需要が増えます。

──サービスを受けたお客様の反応は?

ほとんどのお客様から「良かった」、「助かった」という声をいただきますね。特にお急ぎの方や、お店も閉店しているような夜間にトラブルに遭われた方などは非常に喜ばれます。また、同乗者が多い場合などは、レッカー車でのけん引となると人数分の移動費用もかかってしまうため、タイヤを交換して最寄りの自動車販売店やタイヤショップまで自走できるので非常に助かる、というお話をよくうかがいます。

しかも「無料」のサービスなので、さらに喜んでいただいています。貸し出しタイヤは、自動車販売店やタイヤショップなどでパンクしたタイヤの交換や修理を行ったら、速やかに返却していただくのがルールとなっています。タイヤの返却はJAFロードサービス基地への直接持ち込みのほか、普段利用している自動車販売店でも可能(例外あり)です。

タイヤのトラブルを防ぐには?

貸し出し可能なタイヤサイズや本数は限られていますので、すべてのケースに対応できるわけではありません。そのため、パンクなどタイヤのトラブルを防ぐことが重要になります。運転前にはタイヤの空気圧や溝の深さ、表面の異物の確認など基本的な点検を忘れずに。また、タイヤは使用年数によっても劣化が進みます。溝が十分に残っていても表面にひび割れなどが出ている場合は、早めの交換をおすすめします。

タイヤの点検を行っている宮崎隊員

タイヤのトラブルを防ぐには、運転前の点検が重要です。特に高速道路ではタイヤのトラブルが増えますので、空気圧チェックなど基本的な点検を忘れずに!(宮崎隊員)

この記事はいかがでしたか?
この記事のキーワード
あなたのSNSでこの記事をシェア!