「チーム東北」一丸となって目指すは悲願の全国初優勝! 強化訓練でロードサービス技術を磨き合う、6人の精鋭に密着
JAF全国ロードサービス競技大会2025・東北本部の代表選手紹介東北地方でも記録的な猛暑が続く7月某日。10月11日に富士スピードウェイで行われる「JAF全国ロードサービス競技大会2025」に向け、東北本部の第1回強化訓練が宮城県岩沼市で開催された。
集まったのは、東北6県(青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島)の各支部から選ばれたロードサービス隊員たち。東北本部では、各県から1名ずつ選ばれた計6名の選手が全4回に渡る強化訓練を受け、最終的に全国大会に出場する代表選手4名を選抜する。単なる一発勝負での選抜ではなく、訓練を通じてそれぞれの長所や成長を見極めたうえで、全国の舞台に送り出すためだ。
炎天下の元、3日間にわたって行われた熱い強化訓練の様子を取材した。
その中で見えてきた選手たちの技術、姿勢、そして東北代表としての覚悟とは——
隊員の誇りをかけた頂上決戦! 「JAF全国ロードサービス競技大会」が初の一般公開で開催!
東北本部の強化訓練に臨む6名の隊員!
左より、福島支部の赤間祐太隊員、山形支部の後藤真哉隊員、宮城支部の渡辺雄大隊員、秋田支部の横山大樹隊員、岩手支部の小野寺悟隊員、青森支部の佐々木太樹隊員
東北本部ロードサービス部長からの応援メッセージ
ここに集まっている6名は東北各支部から選ばれた精鋭なので、どの選手も大きな可能性を秘めています。強化訓練は毎回が真剣勝負です。いい緊張感のもとで行われていると思います。
最初から4名に絞らずに訓練を行う意図としては、純粋に各支部の代表を選出したいという思いと、この訓練が東北各支部のレベル向上になると考えているからです。この訓練を通して普段の作業や接客を見直すことで、配属先に戻ってから各支部をリードしていく存在になってもらえると信じています。
東北の人はどちらかというと奥ゆかしく、シャイな人が多いなどとも言われていますが、心の奥底に秘めた熱いものがあるので、それを引き出していけたらと思っています。目指すは、東北本部として悲願の初優勝。チーム一丸となって、切磋琢磨しながら燃え上がりたいと思います!(東北本部ロードサービス部 平吹部長)
東北の誇りを胸に戦い抜く! 全国大会を目指す6選手を紹介!
佐々木太樹(ささき・たいき)隊員/37歳/青森支部所属
全国大会に向けてひと言!
今回の訓練では、パンクしたタイヤの交換やバッテリーあがりの対応など、普段の救援内容としても幅広い作業を行いましたが、全国大会へ向けたスキルアップとともに、基礎を見直すいい機会になりました。自分は緊張しやすい面があるので、お客様の状況や要望を的確に聞き取り、いかに寄り添ったサービスを行えるかが重要な課題のひとつです。まだまだ改善点はたくさんありますが、全国大会に向けて精一杯やれることをやり抜きたいと思います。
焦りや不安のあるお客様に対し、話す距離感や話し方なども重要となる。緊張せず、安心感を与えるように行いたいと話す佐々木隊員
小野寺悟(おのでら・さとる)隊員/52歳/岩手支部所属
全国大会へ向けひと言!
JAF勤務歴27年目。チーム最年長となりますが、あまり意識するとプレッシャーに感じてしまうので、そこは意識しないようにしています。チームには若い世代も多く、やる気があってとてもやりやすいですし、頼りになりますね。これからいいチームになっていくと確信しています。お客様との対話とスムーズな作業を心がけ、全国大会ではとにかくミスのないように戦いたいです。そして東北初となる優勝旗を手にできるように訓練に励みたいと思います。
バッテリーが上がってしまった車両の救援作業を行う小野寺隊員
渡辺雄大(わたなべ・ゆうだい)隊員/35歳/宮城支部所属
全国大会へ向けひと言!
同業他社での経験も踏まえ、JAFのすばらしさは誰よりも知っています。いつか全国で自分の力を試してみたいという気持ちがあったので、今回チャンスをいただきワクワクしています。やるからには中途半端な結果は求めていません。全国で戦い抜くためには、お客様に対する高いコミュニケーション能力が求められるので、もっともっと鍛えたいと思っています。攻めの気持ちを忘れず、優勝を目指して頑張ります!
お待ちいただいているお客様に、あとどれくらい時間がかかるか経過報告を行う渡辺隊員
赤間祐太(あかま・ゆうた)隊員/25歳/福島支部所属
全国大会へ向けひと言!
福島支部で勤務し今年で5年目。いつも福島の人の温かさに支えてもらっているので、今回は福島の代表としてしっかり戦いたいと思います。まずは原点に返って、マニュアルに沿った手順を体に染み込ませること。そしてお客様の心情に寄り添い、要望を汲み取る力をもっと磨いて、自信をつけていきたいです。周りはすごい方ばかりなのですが、ムードメーカーとしていい雰囲気づくりを心がけ、チームを良い方向に引っ張っていけるように頑張ります!
訓練後選手たちが協力し、使用した車両をけん引。赤間隊員が率先して指揮をとるなど、ムードメーカーとしての一面も垣間見ることができた
横山大樹(よこやま・だいき)選手/25歳/秋田支部所属
全国大会へ向けひと言!
「辛い時こそ笑顔」をモットーに日々の仕事に励んでいます。救援内容がハードであればあるほど燃えるタイプなので、今回も全国で競うからには、負けたくないですね。状況に合わせたマニュアル通りの作業に加え、お客様に合わせた対応を行う「接遇」の部分がまだまだだと思うので、訓練を通して鍛えていきたいです。お客様第一の気持ちを忘れずに、目指すところは優勝。東北本部初となる優勝旗を持って帰れるように頑張ります!
救援活動は安全とスピードが命。安全確保のため、キビキビと準備を行う横山隊員
後藤真哉(ごとう・しんや)選手/46歳/山形支部所属
全国大会へ向けひと言!
全国大会に向けた強化訓練は、独特の緊張感があるので、その中でいかに平常心でお客様に合わせたサービスを行えるかが重要になります。JAFに勤務して22年目になりますが、訓練を通じて、新しい発見をたくさん感じているところです。JAFは「人」、そして「技術」がすばらしいと思っているので、訓練を通してスキルを高めながら、どう次の世代に継承していくかというのも課題として考えていきたいです。年齢的にこれが最初で最後の挑戦。仲間からもたくさん刺激をもらいながら、優勝を目指したいと思います。
バッテリーあがりの原因究明のため、慎重に作業を行う後藤隊員
3日間に渡って開催された東北本部での第1回強化訓練では、パンクしたタイヤのスペア交換、バッテリーあがりの救援作業の実技が行われ、各自フィードバッグされたことをメモし、熱心に質疑する様子が見られた。
休憩時間には各県おすすめのラーメン屋の情報など、互いの距離が近い東北らしい会話も飛び交い、3日間苦楽をともにする中で、シャイと評されがちな東北チームも打ち解けているようだ。これからさらに厳しい訓練を重ね、全国大会に出場する代表4名が選考される。そして目指すは、全国の高み! 思いをひとつに、初優勝を賭けたチーム東北の挑戦は続く。
東北本部第1回強化訓練の様子はこちら!
JAFロードサービス競技会の詳細はこちらをチェック!
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