JAF全国ロードサービス競技大会2025・関東本部の代表選手紹介
写真=乾 晋也

目指すは全国優勝の奪還! 関東本部選抜メンバー、鍛錬の日々を追う

JAF全国ロードサービス競技大会2025・関東本部の代表選手を紹介

10月11日に富士スピードウェイでJAFロードサービスの頂点を競う「JAF全国ロードサービス競技大会2025」。その関東本部代表に選ばれた4名が、7月25、26日にJAF中央研修センターで合同訓練を行った。9月16、17日開催の準決勝、10月開催の決勝戦進出を目指し、本番さながらの緊張感を高めて訓練を行う4人のメンバーへ意気込みを取材した。

目次

隊員の誇りをかけた頂上決戦! 「JAF全国ロードサービス競技大会」が初の一般公開で開催!

「JAF全国ロードサービス競技大会」って、どんな大会?

関東本部の代表選手は10支部から選抜された精鋭ぞろい

全国に拠点を置くJAFの中でも、最大の規模を誇る関東本部は、新潟・長野・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・山梨の10支部から構成されており、ここから選抜された4名はかなりの倍率を勝ち上がった精鋭ぞろい。ロードサービスの現場経験はもちろん、学科試験でも高得点を獲得した選ばれしメンバーなのだ。

関東本部代表選手に選ばれた隊員たち

全国で最も規模の大きな関東本部の選抜メンバーに選ばれた誇りと期待を胸に、チームとしてのまとまりをさらに高めるべく合同訓練をおこなった隊員たち。左から藤原隊員、中野隊員、板垣隊員、下村隊員

関東本部ロードサービス部長からの激励メッセージ

今年の代表選手は関東本部管内10支部から選抜された群馬、千葉、東京の3支部のメンバーです。個々のコミュニケーション能力が高く、まとまったチームです。在職5年未満の板垣選手は、最年少ながらチームの指揮をおこなう支援隊部門の選手で、年長者に臆せず、指示をおこない、チームの優勝を勝ち取ってくれると思います。
中野選手は板垣選手と同じ支部から選抜されました。板垣選手と他の選手のつなぎ役としての活躍を期待しています。藤原選手は本部ロードサービス部のテクニカルサポートセンターで業務をおこなっていました。その知識や技術をフルに発揮し、チームの優勝に貢献してくれるはずです。ベテランの下村選手は最年長者であり、ムードメーカーとして周囲をまとめ、チームを優勝に導いてほしいです。

準決勝、決勝で頑張ってほしいポイントとしては、個人競技は、個々のスキルを最大限発揮すること。団体競技では、訓練で培った団結力で他に負けない救援をおこなってほしいと思います。

関東本部では、競技大会へ向けた、訓練のサポートや隊員からの応援環境を整える予定で計画中です(動画やサイトを活用した応援コメント募集を予定)。

過去、関東本部が優勝した第16回大会(2019年)に負けないチームができると信じています。そのチームワークを活かし、準決勝を勝ち抜き、優勝を勝ち取り、当時優勝したメンバーと同様の喜びを味わっていただきたいです(関東本部ロードサービス部 金子部長)。

関東本部の代表選手はこの4名!

板垣拓実(いたがき・たくみ)隊員/27歳/千葉支部所属

板垣隊員の顔写真

全国大会へ向けひと言!
メンバー最年少ですが、リーダー役を担当します。関東本部は前回、前々回大会でよい成績を納めているので、今回も負けるわけにはいきません。他のメンバーに支えてもらいながら、リーダーとして指示出しなど積極的にやって活躍したいです。
自分は慎重な性格なので、注意深さを生かして些細なミスや危険予知に気を配っていきたいと思います。大会というのを意識しすぎずに、いつも通りの気持ちで挑み、チーム全体を広い視点で見られるように気を付けていきたいです。

タイヤ交換をおこなう板垣選手

パンクタイヤの交換訓練をおこなう板垣隊員。ひとつひとつの作業を丁寧に、声出し確認をしながら着実に進める

中野宏哉(なかの・ひろや)隊員/32歳/千葉支部所属

中野隊員の顔写真


全国大会へ向けひと言!
代表選手に選ばれたからには、千葉北基地や支部の方々に恩返しできるよう、やるべきことをやり、よい結果が残せるように頑張りたいです。リーダーの板垣隊員と同じ基地から選ばれたので、彼の支えとなりチームの雰囲気づくりにも力を注ぎたいです。
持ち前の明るく活発な性格を活かして、大会本番でも積極的に動き、チャレンジしていきたいと思います。競技でおこなう作業は、歴代のJAF隊員によって積み上げられた手順があるので、それを守り、安全で迅速なJAFの凄さを知っていただければ嬉しいです。

中野隊員の顔写真

レッカー車を運転する中野隊員。ロードサービスの現場作業のなかでもレッカー車の運転が好きだと語る

藤原拓也(ふじわら・たくや)隊員/41歳/東京支部所属

藤原隊員の顔写真

全国大会へ向けひと言!
いつもロードサービスの現場でやってきたことをさらに磨き、日ごろの成果を発揮したいです。関東本部はJAFの中で一番規模が大きいので、選んでくださった人々のサポートや信頼を裏切らないよう、しっかりと取り組みたいと思います。
私の強みは笑顔です! 埼玉支部からテクニカルサポート課、そして東京支部へと異動を経験し、現場でお客様と向き合い接客できることの楽しさを実感しています。競技での作業を ご覧になれば 、私たちJAF隊員がどのように安全を重視しているのかをご理解いただけると思います。

藤原隊員の写真

横転から起こした車体を押して動かす藤原隊員。クルマを押す際の力加減が難しい作業だ

下村伸治(しもむら・しんじ)隊員/52歳/群馬支部所属

下村隊員の写真

全国大会へ向けひと言!
優勝を狙って頑張ります! チーム最年長として若い隊員が動きやすい環境づくりを意識し、いつも通りに楽しく活動できるようムードメーカー的な気配りをしています。ロードサービスの現場でお客様と話をしたり、接客をするのが好きなので、自分にとって天職だと思って楽しく働いています。競技のひとつとなる横転車の引き起こしは、板垣隊員と中野隊員とのすばらしい コンビネーションが見どころです。期待してご覧ください!

下村選手と藤原選手

お客様役の藤原隊員に、にこやかに話しかける下村隊員。「ロードサービスは接客が大切」をモットーに、訓練でもお客様への心配りを忘れない姿勢が印象的だった

  • 年齢は2025年8月1日現在

関東本部合同訓練の様子はこちら!

拡声器を手に指示を出す板垣選手と中野選手

枕木を運ぶ下村選手

横転車を起こすためにレバーの調整をおこなう中野選手

消火器を手に、発火に備えて待機する藤原選手

起した車体をレッカー移動する準備をおこなう選手たち

蛭田主管から講評を聞く選手たち

7月、8月と数回の合同訓練を重ね、準決勝進出へ向けて実技を磨いていく関東本部の代表選手たち。訓練の後には、蛭田主管、西田主管からフィードバックが行われ、熱心に耳を傾け、改善点を相談する姿が見られた。20代~50代と世代の異なるメンバーで構成されているが、お互いがとてもよいバランスでサポートし合いながら向上しているように見えた。目指すは、2大会ぶりの全国優勝! 勝利を掴むため、鍛錬の日々は続く。

JAFロードサービス競技会の詳細はこちらをチェック!

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