ドライバーのお悩み解決! 菰田潔の運転レッスン

大量の案内標識に左右からの合流…都市高速が苦手です!

都市高速をスムースに走行するコツを解説

菰田 潔(モータージャーナリスト)
2023.05.11

モデル=土屋怜果

2023.05.11

モデル=土屋怜果

この記事のキーワード
この記事をシェア
1年点検を受けると、だれにでもチャンス

モータージャーナリスト菰田潔さんが提唱する「スムースドライビング」について、動画でお伝えする運転レッスン。今回は「都市高速が苦手です」というお悩みについて。東京・名古屋・大阪・福岡などの大都市圏にある都市高速道路は一般の高速道路と比較し、カーブや分岐が多い、本線に合流するまでの助走距離が短いなどの特徴があるため、苦手意識がある方も多いようです。今回の運転レッスンで、都市高速を安心して走行するためのコツを学びましょう。講師は菰田潔さん、生徒は土屋怜果さんです。

都市高速道路の走り方のコツを動画で解説

大量の案内標識に慌ててしまう方、
まずは走行前の準備から!

分岐やインターチェンジなど、案内標識が多くてとまどってしまうという土屋さんに、菰田さんからは「まず、ナビをしっかり設定しましょう」とアドバイスがありました。分岐などで迷わないよう、ナビゲーションシステムで目的地を設定して、ルートを事前に確認しておけば、落ち着いて走行することができます。また、速度と時間の感覚を把握しておくことも有効です。時速60㎞の場合、100m走るのに約6秒かかるという感覚をつかんでおけば「この先400m先を右へ」と案内があった場合は「だいたい24秒後の分岐を右に行くんだな」と備えることができます。

ナビを設定するモデル

走行前に、しっかり目的地の設定を。

本線の合流、走行時の車線…
都市高速ならではのポイントは?

都市高速の特徴として、加速車線が短いため、合流が第一の難関と感じる方も多いようです。高速合流の基本は公開中の運転レッスン「高速道路の合流は命懸け? 安心して合流できるコツを徹底解説」でも詳しく解説していますが、都市高速の場合はさらに「早めの加速、早めのウインカー」がポイント。助走距離が短いため、料金所を通過したら早めに加速を開始。早めにウインカーを点けて合流の意思を本線側の車に伝え、本線の流れの速度に合わせたらターゲットとする車両の後ろに滑らかに合流するよう心がけましょう。

本線に合流

一般の高速道路よりも早めにウインカーを。

走行中、都市高速は左右からの合流があるので、分岐や合流の標識があったら合流車両がどちらからくるか注意しましょう。走行中は「キープレフト」が基本ですが、分岐や出口などで右に行く必要がある場合は、少し早めに右車線に移っても問題ありません。目的の出口で降りられなかったり、分岐を誤って違うルートに入ってしまった場合は、ナビの指示する新しいルートに従って次の出口まで焦らず走行し、リカバリーを。無理にブレーキを踏んだり、急に車線変更をすると重大な事故につながる危険性があります。そのためにも、時間には余裕をもって出発することが大切です。

都市高速からの出口

ゲートがない出口から一般道に出るときはしっかりと速度調整を。

一般道に降りる場合も、都市高速の場合は特に注意を。都市部では料金所がない出口も多く、一般道に入ったという意識を切り替えづらい場合があります。降りる前と降りた後の平均速度の違いに留意し、信号機や歩行者にしっかりと気を付けて走行しましょう。

  • この企画で紹介しているのは、菰田潔さんの運転メソッドです。JAFの見解とは異なる場合があります。

JAFでは、交通安全とエコドライブの普及・啓発のためにさまざまな講習会を行っています。また、ウェブを活用した交通安全トレーニングや調査・実験データなど情報を提供しています。ぜひご覧ください。

菰田 潔

こもだ・きよし モータージャーナリスト、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会長、BOSCH認定CDRアナリスト、JAF交通安全・環境委員会委員など。ドライビングインストラクターとしても、理論的でわかりやすい教え方に定評がある。

この記事のキーワード
この記事をシェア

この記事はいかがでしたか?