ごろ寝で腰をメンテナンス 腰痛予防ヨガ【2】 ももの筋肉を伸ばすベカアサナ
モデル野沢和香のワンポーズ・ヨガ
日々の安全運転には心身ともに元気な状態でハンドルを握ることが大切。しなやかで健やかな体づくりのヒントとなる、ご自宅でも簡単に実践できるヨガのワンポーズを、モデルでヨガ講師としても活躍する野沢和香さんにお伺いします。
姿勢崩れやストレスで腰痛は日々悪化する
座り姿勢の多い現代人にとって、腰痛は逃れられない不調のひとつです。姿勢崩れのほか、冷えやストレスも腰痛の原因と言われ、日常生活を送るだけで誰もが腰痛になる可能性があります。特に冬場は気温の低下で体が縮こまり、腰痛を引き起こす前傾姿勢が増えがちに。こまめに強張(こわば)った体をストレッチし、動かすだけでも血行が良くなり腰痛予防になります。
固まった腰の筋肉をほぐしてケアを
骨盤と骨盤まわりの筋肉によって腰は支えられています。腰痛解消と予防には、前もものストレッチと体幹の強化、お尻まわりの筋肉を柔らかく保つことが重要です。ごろ寝のままでできる4つのヨガとストレッチをご紹介するので、起床する前や寝る前に行い、腰のケアをしていきましょう。
「ベカ」はカエルという意味で、ベカアサナは体全体でカエルを表しているポーズです。
1年半にわたり続けてきたワンポーズ・ヨガの連載は今月が最終回です。ヨガは私にとって自分の体と向き合うための大切な時間。みなさんも自分のためにほんの5分で構わないので、ケアする時間を作っていただけたらうれしいです。難しく考えず、気楽にワンポーズ! をぜひ続けてください。ありがとうございました!
※ヨガは無理せず、痛みを感じたり気分が悪くなったら中止してください。腰痛が起きている最中は腰を固定し、安静にしましょう。
腹ばいの姿勢から上体を起こし、肩の真下に肘がくるように腕を置く。
息を吐きながら右手で右足の甲をつかみ、踵(かかと)をお尻の方へ引き寄せて5呼吸保つ。腰が反らないよう恥骨を床に押し付けるように意識して前ももをストレッチするのがポイント。
可能ならば、さらに右足を引き寄せ、足がお尻に触れるくらい前ももを十分に伸ばす。その際、右手の向きを返して右足の爪先をお尻に付けるように押すとよい。5回、深呼吸をしたら逆サイドも同様に行う。

野沢和香
のざわ・わか 1977年生まれ。ファッション誌『STORY』のレギュラーモデル。全米ヨガアライアンスの資格を取得し、ヨガ講師としても活躍する。 YouTubeチャンネルでも野沢和香さんのヨガの動画が視聴できます。 YouTubeチャンネル「WAKA NOZAWA」
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